2000年(REMEMBER THE TITANS) 製作国:アメリカ 監督:ボアズ・イェーキン 製作:ジェリー・ブラッカイマー 製作総指揮:マイケル・フリン 脚本:グレゴリー・アレン・ハワード 撮影:フィリップ・ルースロ amazon.co.jpで詳細を見る。 |
1971年ヴァージニア州アレクサンドリア、この年教育委員会は人種の壁を取り払い、白人の高校と黒人の高校を統合しました。そのために両校にあったフットボールチームも1つに統合、しかしまだまだ人種差別の問題はなくなってはいなかったのです。
タイタンズのヘッドコーチ、ヨーストは2回の優勝を果たし殿堂入り目前でしたが、この統合により学校は黒人のブーン(デンゼル・ワシントン)をヘッドコーチに招きいれ、その役から外されてしまいます。
ブーンが自分の下でディフェンス専門のアシスタントコーチを務めてもらえないかと頼みますが、断り一度は辞める決心をするヨースト…しかし自分を慕って一緒に辞めると言い出す選手のことを考え、コーチの任につくことに。
ブーンはすぐさまタンタンズを2週間の合宿に連れて行くことにしました。
その日から彼らはディフェンスとオフェンスには分かれたものの、いつも黒人と白人を一緒に扱い、お互いのことを知るように言います。それは親のこと、好きなこと、嫌いなこと、まずは相手を理解することからはじめるのだと。
厳しい練習の中、しだいにチームは一つにまとまっていきます。
合宿を終え両者の間にも友情が芽生えたかと思われましたが、学校やその周辺ではまだまだ人種の壁は厚く、せっかくまとまりかけていた彼らの気持ちも知らず知らずの内に…そんな中、北ヴァージニア州の地区大会が開始されます。
苦戦をしつつ戦い続ける彼らは、忘れかけていた合宿の気持ちを取り戻し始めます。しかしそんな時、思わぬ出来事が彼らの知らない場所で行われていました。そしてさらに…。
実話に基づいた人種問題を扱ったディズニー作品です。
少し重い問題ですが、彼らがしだいに理解しあっていく過程にはディズニーらしさがありますし、ヨーストの娘のシェリルが出てくるとほっとします。
まるで海兵隊並の厳しい練習を課すブーンは、人種のことなど関係なしに相手に接します。
その厳しさの中、チームワークを守るためには自分自身のためではなく、相手のことを考えること、相手を理解することが大切であることを知ります。
私たちとは育った環境も考え方もあまりにも違う彼らのことは、ホントは映画で観ただけでは判ることができません。
しかし、この映画を通して自分個人としてどう相手に接するのか、今一度考えさせられる作品です。
【一言いいたいコーナー】
・映画終了時に、その後、彼らがどうなったのかのシーンがありますのでこれは観ておきましょう。
小部屋日記(アイマックさん)の「タイタンズを忘れない」
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封切られた当時は、金髪イケメンのキップバルデューにくぎづけの私でした。
最近彼をあまり見ないのですが・・・
あと今さらながら、ブラッカイマー作品だったんですね。
にしてはシブくて社会派な作品ですよね。
あと音楽も好きで、なんていう曲だったかな・・・
eight mountains なんとかという歌がスキでしたね。
キップ・バルデューはそんなに出番がなかったのにポスターにはデカデカと載っていたようですね。(^^;
そういえばあまり見ませんが、少し前(ってもう結構経ちますが)ならスタローンの「ドリヴン」に出ていたような。
私はデンゼル・ワシントンの方に眼が…。(^^;
ブラッカイマー製作…確かに最近では「パイレーツ…」とかですから、全然雰囲気違いますねぇ。っていうか、何でも撮れる人!?
音楽もよく合っていてよかったですね。
曲名が判りませんが。(- -;はぅ
キップは確かにたいした役ではなかったですよね。
「ドリヴン」にもでていましたね。この作品では、敵役のドイツ人の役の人にはまってしまいました^^;(名前忘れちゃったんですが)
音楽はぐぐってみたら「Ain't No Mountain High Enough」でした、そうでした!
そうですね。ただ印象には残っているところが、さすがなのかも。
「ドリヴン」は観に行かなかったのでどんな感じなのかは判んないです…もういくらなんでもDVDがあるはずなので、観てみようかな。
>音楽はぐぐってみたら「Ain't No Mountain High Enough」でした、そうでした!
なるほど。「天使にラブソングを2」などでも使われているんですねぇ。思わず視聴してしまいました。(^^;
人種問題は重いですけど、ディズニー製作、スポーツものということで感動作に仕上がってましたねー。
娘のシェリル、こましゃくれてましたけど、10年後の彼女の言葉は重みがありました。
そうそうデンゼル・ワシントンの最新作、昔、暴走機関車とかいう映画があったけど、白くじらさんも見てるかも?
なんとなく似てるような・・
トニー・スコット監督で期待しちゃうかな。
トレーラーはこちら
http://www.youtube.com/watch?v=JM-0Ywc7wNY
「Ain't No Mountain High Enough」は」ダイアナ・ロスも歌ってますよ。
なんだかんだでディズニーは、こういうまとめ方はやっぱりうまいですね。
結構お気に入りの1本になってしまいました。
「暴走機関車」は観ていないような気がします。
この最新作の作品は、なかなか迫力がありますね。列車、ぶつかりまわっていますけど。(^^;
子供たちが遠足か何かですかね。これほど多くの子供が乗った列車が暴走とは!…これは劇場観賞用ですね。
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