1992年(CHAMPIONS) 製作国:アメリカ 監督:スティーヴン・ヘレク 製作:ジョーダン・カーナー 脚本:スティーヴン・ブリル 撮影:トーマス・デル・ルース 音楽:デヴィッド・ニューマン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
1973年、少年アイスホッケーチーム「ホークス」に入っていたゴードンは、その年198点もあげた名プレイヤーでした。しかしピーウィリーグの決勝でミスをし、それがきっかけでホッケーをやめてしまいます。
大人になったゴードン(エミリオ・エステヴェス)は、負け知らずの弁護士となっていましたが、汚い手を使っても勝てばよし!という大人でした。
あるとき飲酒運転で捕まったゴードンは、裁判官から有罪を言い渡される代わりに、法律事務所から社会奉仕をするよう命じられます。
その社会奉仕とは、第5区画のアイスホッケーチームの監督として500時間働くことでした。
チームはまともに守ることも戦うこともできず、0勝更新を続けているとんでもないチームでした。
1戦目で困り果てたゴードンは、2戦目に接触プレイによって故意に倒れる作戦をとりますが、それはチームにとってプラスとはならず反発を受けるのでした。
真夜中、一人雪の中を歩いていたゴードンの足は、いつしか子供のころに訪れたスポーツ店へ。そこには昔と変わらない主人ハンスの姿が…ゴードンはハンスの言葉を聞いている内に、昔、ただひたすらにホッケーに打ち込んでいた、そして楽しかったころの自分を思い出します。
彼は卑怯な手を強要したチームのメンバーに謝り、それをきっかけとしてチームの特訓が始まりました。
新生チームの名前はダック…最強のダック(マイティダック)…と名付けられました。
ダックスは幾多の問題を乗り越えプレーオフに…しかし彼らを待ち構えていたのは、今なおアイスホッケーに君臨するエリートチーム「ホークス」だったのです。
勝てはよし!が信条のホークスにダックスは…!
昔アイスホッケーのミスをきっかけに挫折し、勝利こそが全てだと信じて生きてきた男が、落ちこぼれの子供たちを育てていくにしたがって自分の生き方に疑問をもち、子供たちとともに成長して行く作品です。
子供たちが成長していくものはよく見るのですが、コーチーも一心同体となったものは珍しいかもしれません。
子供たちが多いので、全員になかなかスポットがあたらないところはあって、もう少し突っ込んでほしい(バンクスやフルトンなど)のですが、彼ら1人1人が次第に成長していくシーンはやっぱり観ていて感動します。
ラストに流れるクイーンのチャンピオンの音楽もよくマッチしていていい感じ。でもやっぱり何試合もあるアイスホッケーの試合が楽しいですね。
【一言いいたいコーナー】
・バンクスが退場した後、彼の99番をつけた選手がいたようなのですが…あれれ?
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