![]() | 公開年 | 2011年(Hanna) |
制作国 | アメリカ | |
監督 | ジョー・ライト | |
原作 | セス・ロックヘッド | |
制作 | ||
制作総指揮 | バーバラ・A・ホール | |
脚本 | セス・ロクヘッド、デヴィッド・ファー | |
撮影 | アルバン・A・カルチャー | |
音楽 | ケミカル・ブラザーズ | |
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フィンランド…雪深い山奥で元CIA諜報員エリック・ヘラー(エリック・バナ)は娘ハンナ(シアーシャ・ローナン)に殺しの技術を叩き込んでいました。しかしハンナはその生活よりも外の世界にあこがれていました。
そんなハンナにエリックは外に出る条件として「マリッサに発信」する許可を与えます。マリッサとは殺すか殺されるかとなると言われ、しばらく考えていたハンナはある朝、スイッチを入れてしまいます。
このCIA信号をキャッチしたCAIのマリッサ(ケイト・ブランシェット)はその信号に戸惑うものの、知りすぎた男としてエリック抹殺を指示。しかしエリックはすでに姿をくらませ、2人の部下を犠牲にしつつ小屋にいたハンナを捕えるのでした。
尋問室でマリッサと出会ったハンナはあっという間に彼女を殺害し基地から脱出。そこはモロッコの地下基地…ハンナは父と合流するためにベルリンのグリムの家を目指します。途中出会ったソフィー(ジェシカ・バーデン)一家との出会いを経て人間としての生活を初めて経験するハンナ。
一方、身代わりを立てて危機を回避していたマリッサは、殺し屋アイザックス(トム・ホランダー)たちをハンナの元に送り込むのでした。
その戦いの中、自分の出生の秘密を知るハンナは…。


ただ確かに感情の欠落はあったようで、特に殺害に関する心の揺らぎはないようです。
残念ながらアクションシーンでの盛り上がりには少々欠けており、これがハンナの成長を描いたものでありここから全てが始まるのであればいいのかも知れません。続編に期待ということになりますけど。(^^)
【ここがいい!】
・小さいころから山奥で住んでいたらしくって電気というものもあまり知りません。そのための各種電気製品に対する慌てよう、軟派男に対する行動などが面白いです。
・アクションとしては序盤の脱出のシーンでしょうか。残念ながら以後が尻すぼみになってしまいますが。
・グリム童話が演出として使われているだけあってラストのマリッサとの対比はおっと思わせてくれますが、ハンナは赤い服がよかったですね。(^^;
【ここは問題かな?】
・気になったのがマリッサ。相当に狡猾で危ない女性役としてはハマり役だと思うのですが、銃を使うときには無駄に全弾撃ちつくしますし(これは過去でも現在でも)、サイレンサーを使ったと思ったら別のシーンでは無しで平気で撃ったり(ハンナが遠くでびくっとする演出のため?)と狡猾ではあるけど実務では駄目駄目さが目立っていたのが残念です。
・アイザックスたちも一般人に対しては恐怖感があるのですが…弱すぎる。(T T)
・マリッサの過去事件とか母親殺しとか…どうやって隠したんだろう。
【一言いいたいコーナー】


子育て 時々 映画(マミイさん)の「純粋培養の箱入り娘」
miaのmovie★DIARY(mia☆miaさん)の「ハンナ」
いやいやえん(makiさん)の「ハンナ」
映画部族(Questさん)の「感情を揺さぶり鼓舞するリズム『ハンナ』」
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私はシーアシャ・ローナンが好きなので、
純粋無垢な殺し屋という設定はよかったのですが
全体としてはビミョ〜な作品になっていたような(^^;
監督もハンナ以外はどうでもよかったのかもしれません!?
ハンナと、グリムの家の雰囲気と、白い激寒の地の映像が綺麗だった映画です。
そうですね。
アクションは、シアーシャちゃん頑張ってたんだけど撮り方がイマイチだったんでしょうか。
そうそう(笑)マリッサ、意外に腕がもひとつでしたよね。
白くじらさんの【ここは問題かな?】のツッコミ面白いです^^
めっちゃ頷けます。
これは演技そのものよりも演出・撮り方でしょうね
そのぶんヒューマンドラマとしてはなかなか楽しめました
文明の利器でたじろぐハンナが可愛かったです
シアーシャちゃんの浮世離れした風貌が、
同じく浮世離れしたハンナに合ってはいたと思います
私は最初聞いたのが「ニキータ」や「アサシン」みたい…かと。
全然違いましたけど。(^^;
あおり文句はちょっと言い過ぎでしたねぇ。
純粋無垢なので、これから育って行くといった感じでしょうか。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
白い激寒の地は鹿の存在とあいまって美しかったですね。
鹿の内臓が出ている描写もその後の雰囲気を感じさせるのに一役買っていたと思います。
グリムの家もよかったです。ちょっと幻想的な雰囲気でした。
どうも私は重箱の隅を突っついてしまう性格らしくって。(^^;
だってマリッサさん…。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
そうですね。
アクション主体というよりも、ハンナという人物を掘り下げていたのかもしれませんねぇ。
確かに家電でおろおろしている様子は面白かったです。
ハンナという少女はかなり不思議な子で、次に何をするのかわからない部分も多く、そういう点では面白かったと思います。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
アクションものとしてみると、ちょっと期待はずれかもしれないですね。
人間ドラマとして見れば、まぁそこそこかなぁと。結局、脚本の迷走がそのまま作品にも表れているような気がします。
ただ、音楽や環境音などをひとつのリズムに統一するコンセプトは非常に良かったと思いました。音楽PVのような映画かもしれないですね。
確かにあの一家がどうなったのか気になります(笑)
なにげにあの施設の脱出シーンが一番盛り上がっていたのかもしれませんねぇ。(^^)
確かに人間ドラマとみるといいと思います。まだまだ世間知らずのハンナのその後が気になってしまいます。
なるほど、音楽PVですか。
面白い着眼点だと思います。
リンクありがとうございました。
こちらからもトラックバックさせていただきました。