![]() | 公開年 | 2010年(The Man from) |
制作国 | 韓国 | |
監督 | イ・ジョンボム | |
原作 | ||
制作 | イ・テホン | |
制作総指揮 | ||
脚本 | イ・ジョンボム | |
撮影 | イ・テユン | |
音楽 | シム・ヒョンジョン | |
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2009年11月…質屋チャ・テシク(ウォンビン)は寡黙で孤独に生活していました。しかし隣に住む少女ソミ(キム・セロン)の物怖じしない性格は少しずつ彼の心を解きほぐしているかのように思えました。
そんなある日、ソミの母親がヤクザ者から薬を奪ったことから事件に巻き込まれ、2人を救うためにマンソク兄弟の指示に従うことに。しかしマンソク兄弟(兄:キム・ヒウォン、弟:キム・ソンオ)はオ社長(ソン・ヨンチャン)への復讐にテシクを利用したに過ぎませんでした。ソミの母親は無残にも臓器を取られた形で発見され、テシクはその犯人として警察へ連行されるのでした。
警察を脱獄したテシクはソミを探し求め、ついにマンソク兄弟の元に乗り込んでいくのでしたが…。


テシクにはある悲しい過去があり、ある程度ソミとダブらせていた感があります。彼にとって自分自身が立ち上がる戦いにもなっていたのではないかと思います。それでも赤の他人を救うために、犯罪組織をまるまる壊滅させる活躍ぶりは凄すぎます。
逆に犯罪組織の人間が、それこそ女性や子供たちをただの「品」と扱っているところが真逆で怖いところです。
ラストまで目の離せない作品でした。
なおオススメとしていますが、かなりグロいシーンもありますし、臓器問題も扱っているので正直万人向けはしないでしょう。何も知らずに殺されていく子供たちもあまりにも可哀そうでした。
【ここがいい!】
・アクションシーンがいいですねぇ。最小限の動きで、敵の行動力を奪っていくような戦い方です。ラストの大立ち回りなどは手や足の腱を切断するようなシーンが多く、無残といえば無残ですけど戦い方としてはいいですね。
・テシクとソミの触れ合いもいいですね。ネールアートがいい味を出していました。
・敵の強敵として登場するラム・ロワン(タナヨン・ウォンタラクン)が渋いですねぇ。雇われているものとしてテシクと戦わなければならなかったのでしょうけど…実は影のヒーローとして声をかけてあげたかったです。おでこにあのバンソコウでもあれば…と思ってしまいました。
【ここは問題かな?】
・テシクが寝ている間にネイルアートして置手紙をして出ていくなんて…演出的にはいいのですが、ソミなにげに気配を絶つのが凄すぎ。それともテシクがあまりにも気を許しすぎていたのでしょうか。
【一言いいたいコーナー】


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今まで特にいいとは思ってなかったのですが、これにはくらくらと惚れてしまいそうに…(笑)
カシャカシャと銃の音を確かめているシーンや、暗闇から発砲する時に一瞬姿が見えるシーン、後半の近接戦(ここのカメラワークも接写で臨場感があって良くできています)、少女との再会など、お気に入りのシーンです
また、敵側の雇われ暗殺者タナヨン・ウォンタラクンさんがほんと渋かったですよね〜
この人とはもっと違う出会い方をしていたら…とも思っちゃう
ソミの臓器売買をとめさせた独断は、ともすれば自分が組織を裏切ることになるのに…こういう「わかってる」人が敵だというのが、また切ないですねぇ
私も「レオン」より、ボーンのほうが頭に浮かびました。
ウォンビンのアクションのキレはボーンを彷彿とさせるものでしたね〜
そこまでの切れ者なのに、少女が出ていったのに気付かなかったのは、
確かに問題と言えますね(^▽^;)
ソミとの孤独な魂の共鳴、敵ラム・ロワンとの妙な共感、
アクションだけじゃなくて、そう言った内面も描かれていて、
とても引き込まれて観た作品でした。
これ、良かったですよね〜★
ウォンビンは格好いいですね。
最初は髪型がイケメンっていう感じだったのでアイドルみたいなイメージがあったのですが、髪を切ってからが格好良すぎますね。
あの銃をスライド状態を確かめる箇所なんてとてもいいです。
タナヨン・ウォンタラクンも渋くてよかったです。
もし勝ったとしても組織からあの件で殺されそうな立場でしたね。それでも戦うところが…男ですねぇ。
確かに立場が違っていればベストパートナーにもなれそうな感じです。
二人とも喋りませんけど。(^^;
トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
このトイレでのアクションシーンは撮っているときにボーンと同じだという意見もあったようです。(^^;
髪を切ってからはもうボーンでしたねぇ。
少女には自分が気が付かないうちに、心を許していたのかもしれませんね。
これだけアクションシーンがオンパレードでありながらそういう内面もきちっと描いていたのは、私もとてもよかったと思います。
トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
非常に丁寧な記事づくりをされていて、とても勉強になっています。
この作品は、非常によく出来たアクション映画だったと思います。仰る通り、ネイルアートがいい味出してますよね。殺しのプロが、寝ているとはいえ無防備にツメを細工されるのはどうかなとは思いますが(笑)あれでドラマ性が高まったんじゃないかなと感じました。
殺しのプロと少女の交流では、確かにベッソン『レオン』を想起させますよね。サボテンに水をやるシーンをわざわざ設けているのを見ると類似性というよりも、オマージュやリスペクトではないかなと感じました。描かれている関係や感情は違うと思うので、オマージュみたいなものなのかもしれませんね(笑)
もしよろしければ、拙ブログにもお越しいただけると嬉しいです。よろしくお願いします。
実は数日前に逆アクセスランキングに引っかかっていて、しかもリンクされていたので…どなただったかなってずーと考えていたところでした。(^^;
無防備にネールアートされたのは、無意識にも心を許していたのではないかと思って納得することにしました。
確かにネールアートによってドラマ性が高まったと思います。
なるほど、設定は違いますからオマージュだったのかもしれませんね。
サボテンもね。
リンクありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。