公開年 | 1967年() | |
制作国 | 日本 | |
監督 | 野口晴康 | |
原作 | ||
制作 | 日活 | |
制作総指揮 | ||
脚本 | 山崎巌、中西隆三 | |
撮影 | 渡辺明 | |
音楽 | 大森盛太郎 | |
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日本のプレイメイト社は創刊5周年記念として南海の楽園プレイメイト・ランドを建設し、南海の生物、食事などを堪能できるようにと一大プロジェクトを開始しました。社の記者である黒崎浩(川地民夫)、カメラマンの小柳糸子(山本陽子)、そして東都大学生物研究所の殿岡教授(小高雄二)たちは動植物を集めにキャサリン諸島のオベリスク島へと向かいました。
島民たちは以前に日本人にあったらしく彼らを歓迎します。そんな中、黒崎と小柳は来る途中にあった石像が気になり向かいます。少年サキ(町田政則)の忠告もありましたが、突然の地震に石像は壊れ、洞窟が姿を現します。
その中で発見した巨大な骨、そして巨大卵…孵化して姿を現した生物に黒崎たちは大発見とばかりに、島の守り神ガッパの怒りを買うという島民たちの声を無視して帰国の途につくのでした。
「こいつはもともとワシのものだ、何をしようがほっておいてくれー」という社長の指示のもと、子ガッパは東都大学で研究が続けられるとともに成長し、プレイメイト・ランドでの公開を待つばかり。
しかしオベリクス島では親ガッパが姿を現し集落を襲撃、東京へと向かうのでした。
子供のころよくTVで放送されていた、日活初の怪獣映画です。
怪獣側が親子であることといい、社長の家族(娘)を顧みない行動など家族愛に溢れており、ゴジラやガメラシリーズとも一線を画した作品だと思います。
島から守り神のような存在を持ち帰るのは、モンスターモノとしては定番ですが、年代も古いですし、まぁ、基本となった作品なのかもしれません。とにかく島民のいうことなど何一つ聞きはしません。自分たちの文明が上だと信じている人間の身勝手さが言わす言葉ですねぇ。最後にガッパは我々に大事なことを教えてくれた…その〆の言葉もあるんですけど、その代償はかなり大きかったですね。
評価は普通にしていますが…個人的には大好きな映画です。
【ここがいい!】
・羽田空港で出会う親子のシーンは、怪獣映画屈指の名場面かも知れません!
・人間の愚かさを罰しているかのような、ガッパの無敵的暴れっぷり。
・やっぱり子供がんばれ!ですねぇ。特に社長の娘、偉いぞ。
・怪獣ガッパという音楽がオープニングとエピローグで流れますが、これがなんとも大好きで、特に最後の「ガッパァァァア、ガッパァァァア、ガッパァァァ♪」というところが頭にこびりついて離れません。
【ここは問題かな?】
・レーダーにキャッチされているガッパ2匹…あれ、飛行機も映っているはずでは?
・ガッパが上昇しているのに、上昇して回避しようとする飛行機。慌てていたんだな。
・熱海に姿を現した母ガッパ…何か口元が変だなと思ったらタコ咥えてました。どうやらこれは子ガッパに食べさせようと持ってきたようですが、思いっきりそってますしゆでダコじゃない?(^^;
・てっきり翼で羽ばたいて飛んでいたと思っていたんですけど…まるで重力を遮断して飛んでいるかのような…どうなっているんだろう。
・朝日に向かって飛んでいくのはいいけど…そっち南海なのかな。(@@)
【一言いいたいコーナー】
・怪獣「ゴルゴ」が基盤にあるらしいです。
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