![]() 製作国:アメリカ 監督:スティーヴン・スピルバーグ 製作:ウォルター・F・パークス、ローリー・マクドナルド、スティーヴン・スピルバーグ 製作総指揮:パトリシア・ウィッチャー、ジェイソン・ホッフス、アンドリュー・ニコル 原案:アンドリュー・ニコル、サーシャ・カヴァシ 脚本:サーシャ・ガヴァシ、ジェフ・ナサンソン 撮影:ヤヌス・カミンスキー amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ここはJFK国際空港。今ここに東ヨーロッパにあるクラコウジアからやってきた、1人の男が降り立ちました。
彼の名前はビクター・ナボルスキー(トム・ハンクス)。しかし彼はアメリカの地を踏むことなく、入国審査に引っかかってしまいます。
なんと祖国であるクラコウジアで戦争が起こり、彼は無国籍になってしまったのです。入国も出国もできず…警備局のフランク・ディクソン(スタンリー・トゥッチ)はビクターにそのことを説明しますが、片言の英語しか喋れない彼に困り「明日には処理できるでしょう。それまではターミナルから出ないように」と告げます。
数枚の食券と呼び出し用ポケベルを手渡されたビクターはターミナルに戻り、そこにあったTVを見てようやく故郷に起こった悲劇を知ります。
泣き叫ぶビクターに救いの手は差し伸べられません。
ふとしたことから食券を無くし、祖国の通貨紙幣も使えず、ビクターはあてもなくさまよい、ようやく改装工事中の67番ゲートに安住の場を見つけます。
椅子を集め、バッグから取り出したピーナッツ缶を抱きながら、1日目の夜がふけました。
パジャマ姿でターネナルをうろつくビクターを、監視カメラで見たディクソンはびっくり。彼はビクターが彼の言ったことなど無視して、とっくにニューヨークへ行ったと思っていたのです。
ディクソンには近々昇進が予定されていて、今は無用のトラブルを避けなければならないときなのです。しかしビザを持っていないビクターに出ろとは言えず、彼はビクターに出口の説明をして警備員がいなくなる5分の間なら、そこを通ることができると遠まわしに説明をします。とにかくそこから出れば自分の管轄ではない!ということでしたが、ビクターはここから出ることを拒否し「待つ」ことにするのでした。
こうしてビクターのターミナルでの生活が始まりました。
洗面所で髭をそったり、カートを片付けることで25セントを稼いだり…ディクソンに妨害をされながらも、彼を取り巻く従業員との出会いや、つるつるの床で転んだ女性アメリア(キャサリン・ゼタ・ジョーンズ)との出会いがおとずれるのでした。
次第にひかれ合うビクターとアメリア…やがてビクターがニューヨークにいきたい理由が明らかになります。
そして彼が大事に持つピーナッツ缶の中身には…。


2人のコンビとしては「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」がありましたね。これもよかったです。
実際悲惨な発端だったのですが、ビクターの空港での暮らしぶりには驚きと共にやっぱり面白いですし、しだいに打ち解けあう空港の人たちとの出会いもぷち感動をよんでくれました。
それはターミナルという小さな町での人生だったのかもしれません。
ディクソン…最初はいい人かと思ったのですが、そういう考えの人だったとは…それにしても何をされても耐えているビクター、そしてあのピーナッツ缶といい、彼と彼の家族は非常に純粋な人間でしたね。
この映画ではジャズの話が出て、これが重要な役目を担っています。
写真1枚にどれほどの価値があるのか!この凄さを知っていればもっと感動があったと思います。あいにく私はジャズには疎くって…そこだけが私自身残念でした。
ちなみに最後の1人は本物が登場していたそうです。
【一言いいたいコーナー】
・エンディングで流れたのは、キャストそれぞれのサインだったのでしょうか、トム・ハンクスのもちゃんとありましたね。
・ふと思ったのですがクラコウジアから来た人ってビクターだけだったのでしょうか。一応クラコウジア行きっていうのもあるようなのでもっと大勢いそう…ひょっとして来た時は経由だったかもしれませんが…ちょっと疑問。
・ビクターがよく食べていたカラシたっぷり(好きなんだカラシ)のクラッカー、あれは無料だったようですが、どこで手に入れたのかな。バーガーキング?

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私も、これは白くじらさんと同感「ちょっとオススメ」
ですね〜。トム・ハンクス物では、イマイチ印象に残らなかったのが正直な気持ちなんですが・・・しかし、何故かラストまでシッカと覚えてる・・どおゆう事でしょうか(汗)
空港内で、カート集めて生活費稼ぐ・・あの辺のシーンは
よーく覚えてます〜。
そうなんですよね。結構微妙なんです。
確かに面白いですし、そこらかしこでぷち感動の嵐なのですが、大きい感動が…あれれ。
たぶんジャズの中に詰まっていたのですが、ジャズに詳しくないためか、イマイチ感動が薄いのではないかと思っているのです。
あのカートを集めるとことか、生活ぶりはよかったですねぇ。(^^)