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2006年12月11日

戦火の勇気

勇気、それは真実から決して目をそむけてはならないこと。

戦火の勇気1996年(COURAGE UNDER FIRE)
製作国:アメリカ
監督:エドワード・ズウィック
製作:ジョセフ・M・シンガー
製作総指揮:ジョセフ・M・カラッシオロ
脚本:パトリック・シーン・ダンカン
撮影:ロジャー・ディーキンス

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ストーリー
湾岸戦争、戦車部隊を指揮していたサーリンク大佐(デンゼル・ワシントン)は、混戦の中、部下でもあり親友でもあったボイラーの戦車を誤射し死なせてしまいます。軍本部は避けられなかった事故とし、ボイラーの家族には名誉ある戦死と伝えられました。
それ以後、サーリンクはワシントンポストのガートナー記者から事件のことでつきまとわれ、夢を見てもうなされるようになってしまいました。そんな彼に上層部は今の仕事を退き、名誉勲章候補者の調査をするように命じました。

候補者に上がっていたのは湾岸戦争で戦死したウォーデン大尉(メグ・ライアン)、彼女は医療班のリーダで、撃墜されたブラックホークの乗組員を救い、さらに自らも撃墜された後でヘリの隊員を救った功績による候補でした。
上層部は初の女性候補に話題性があると、ほとんど決定していました。
サーリンクは乗組員に状況を説明された後、医療ヘリの生き残りにも状況説明を求めました。ところがM16の銃声の微妙にくい違う証言から、根気よく探っていくにつれついにまったく正反対の証言が…彼は疑問があるために上層部にまだ報告はできないと伝えます。
上層部はそんな彼を突き離し任から外してしまいます。

それでも真実をつきとめようとするサーリングは独自の調査を始めます。そしてある隊員が謎を握ったまま自殺してしまいます。いったいどうして、もうやり直しはできないと叫ぶ隊員、いったい現地で何が、はたして真実は伝えられるのでしょうか。

映画レビュー
ちょっとオススメ湾岸戦争を通じ、人が極限状態に追い込まれた時にいかに恐怖を追い払い、勇気を持った行動がとれるのか…を説いた作品です。
同じ湾岸戦争で心に傷をおったサーリングが、その事件の真実を探ろうとする姿は、自分に言動にオーバーラップしていたのでしょうか。ラストで自分に決意してボイラーの家に向かう彼の姿は涙です。

戦闘シーンはそれほどありません。
冒頭の戦車シーンを除き、あとは回想シーンでのみで語られます。しかも推理ものでよくあるのと同じで、同じ現場が語られる人によって微妙に違うので、何種類かの同じシーンを使った戦闘を観ることになります。
このようにどちらかというと推理ものになっているために、アクションものとして観ると駄目かもしれません。
Number299これは戦争を題材としたヒューマンドラマなのです。
 
ラベル:映画 DVD 戦争 ドラマ
posted by 白くじら at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | 戦争 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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