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2006年12月21日

MUSA -武士-

故郷に続く果てしない道…。

MUSA-武士-2001年(MUSA)
製作国:韓国、中国
監督:キム・ソンス
製作:チャ・スンジェ
脚本:キム・ソンス
撮影:キム・ヒョング
美術:フォ・ティンシャオ

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ストーリー
1375年、明との関係を修復するために、高麗から出立した使節団は南京城へと向かいました。
しかし何の取調べもないまま彼らは投獄され、しかも広大な砂漠へ流刑されることに…そこへ襲いかかってきた蒙古(元)軍。
かれらは民の兵士と使節団に大量の矢をいかけ、襲いかかってきました。明人を皆殺しにした蒙古軍でしたが「高麗人には何の恨みはない」と生き残ったわずかばかりの使節団を解放します。
助かったものの、飲み水もわずかな状態で、チェ将軍の指揮のもと高麗へ戻ることに…しかし明と蒙古を避けつつ帰るためには、灼熱の砂漠を強行突破するしか方法がありませんでした。
難航のすえたどり着いたキャラバン(?)で、同じ高麗へ向かう僧の親切によって一息入れることができた一行…そこに蒙古軍も姿を現しました。

蒙古軍には明のブヨン姫(チャンツィイー)が囚われていました。
キャラバンを後にした一行でしたが、救いの手を求められたチェ将軍はブヨン姫救出を決断。キャラバンを後にした蒙古軍に、奇襲をかけるのでした。
無事助けた一行は目的地を高麗ではなく、明へと変更(姫を救出したとなると使節を話を聞いてくれるかと判断したためです)…しかし、たった1人生き残ったランブルファ将軍は軍を立て直し、再び追撃に移ったのです。

将軍の先発隊に苦戦しつつも、姫の言葉になんとか砦にたどり着いた一行でしたが、そこには頼みの明の兵士もおらず、船もありませんでした。やむなく移動しようとした一行でしたが、時すでに遅くランブルファ将軍の軍が包囲してしまうのでした。孤立無援となった砦で生き延びるための戦いが始まったのです。
城は立てこもると数倍の敵に耐えるともいいますが、この砦はすでに放棄され、壁もあちこち壊れかかっているという、悲惨なありさまでした。
数で押してくる蒙古軍に対し、使節の生き残りはあまりにも…。

映画レビュー
ちょっとオススメ凄まじいリアルな戦闘の連続で、驚嘆してしまいました。
そしてまさに男の生き様を見たような気がします。あくまでも自分の義務を遂行しようとするチェ将軍の(自分の隠された性格のための)苦悩、それを知っていながらも補佐する男たち…ランブルファ将軍の各所で、相手の男を男らしく扱う行動、隊正たちわきを守る男たち…みんないいですねぇ。
特に隊正は弓使いながら前線に出て戦ったりもしますが、あの至近距離の矢はちょっと…ああいう刺され方は見ていて怖いです。
でも一番見ていてほっとする、実は頼れる男でした。

チャン・ツィイーは役柄上仕方がありませんが、かなり命令口調でした。
自分の存在で、また自分の行動で人が次々と傷つけられていくにしたがって微妙に変化が…戦いの最後での一言は、もう彼らの仲間でありただの女性になっていたと思います。
この点において、姫とチェ将軍とヨソルとの恋が描かれています。自分の義務が優先されるこの旅においては、激しく燃え上ることもありませんでしたが、奥底にはやはりあったのですねぇ。これは他の人たちもそうだったのですが、奥底には「人を守る」という人間が眠っているのでしょう。
悲惨ではありましたがいい映画だったと思います。
ただこういう映画は、各登場人物の場に立って自分で消化できないと、もやもや感が残りそうです。
賛否両論かもしれません。

【一言いいたいコーナー】
・武士というのは日本の元とは全く違うので、誤解されませんように…とはいえ実際問題、私もこれが向こうで言う武士だ!とは断言できません。この映画でもいろいろな人がいますからねぇ。
Number308・戦闘はかなりリアルなのでご注意ください。

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いやいやえん(ヨヨさん)の「MUSA -武士-
 


posted by 白くじら at 22:03| Comment(6) | TrackBack(1) | アクション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
リアルな戦闘…((((*^o^*)
是非、観なくてはっ!
内容がもう一つかもしれないと後回しにしてた映画です。
Posted by ちゃぴちゃぴ at 2006年12月22日 00:23
こんばんは、ちゃぴちゃぴさん。

リアルっていうか、かなり「痛い」描写が続きます。
そこまで見せなくてもいいやん!と思ったりも…また、武器がさび付いていたり、土くれがついていたりするので、それが返ってギラギラと光る刃よりも、痛そうなのです。(- -;; いたた

ストーリーに関しては、男が一度決めたことを守り抜くことに、共感を得なければもやもやしそうです。(^^;
Posted by 白くじら at 2006年12月25日 00:15
白くじらさん、こんにちは。
先日、『デンジャラス・ビューティー』を借りてきて見ていたのですが、その時に新作情報として入っていたのを少し見ました。

かなり「痛い」描写が続くんですか・・・
リアルすぎる戦闘シーンは凄く苦手で、いつも目をそむけているので、私にはちょっと無理かも。(>_<)
「ちょっとお薦め」マークが付いているので、気になるのですが・・・(^^;A
Posted by あいあい at 2007年01月14日 15:47
こんばんは、あいあいさん。
たくさんのコメント、ありがとうございます。うれしいです。

これは…正直戦闘シーンは痛いです。
刺されたり斬られたりしますし、血もいっぱい吹き出ています。
話は好きなのですが、こればっかりは引く人が多いのではないかと思ってしまいます。(_ _)
Posted by 白くじら at 2007年01月14日 21:56
こんにちは^^

CGなどを遣わない体当たりな戦闘シーンは
なかなか迫力があってよかったですね^^
なにせウソンさん演じるヨソルは強すぎました…

向こうでいう「MUSA」とこちらでの「武士」とは、やはり
意味するところは多少は違っているんでしょうが、でも
その気概というか気持ちのようなものは同じなのかもしれませんね
Posted by ヨヨ at 2009年03月21日 22:26
こんばんは、ヨヨさん。

この戦闘はリアルでしたねぇ。
特撮には違いないのですが、リアルでとても「痛い」と感じさせてくれる戦いでした。
ヨソルは強すぎましたね。それでも多勢に無勢なところもあって、無敵ではなかったところもよかったです。

おっしゃられているとおり「MUSA」と「武士」は違う部分もあるかもしれませんが、気概、根底にある「男として生きるべきか」という部分には同じものが流れているのでしょう。たからこそ、感動するのかもしれませんね。

トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2009年03月22日 20:57
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MUSA -武士-
Excerpt: そりゃツッコミどころはたくさんあるんですが、でももっとひどいかと思ってたので、そういう意味ではそこそこ面白かったです。とはいえラストは納得できないですけどね〜。 寡黙な槍遣いの奴隷ヨソルが強すぎ..
Weblog: いやいやえん
Tracked: 2009-03-21 22:22
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