2003年(TIMELINE) 製作国:アメリカ 監督:リチャード・ドナー 製作:リチャード・ドナー 製作総指揮:ゲイリー・レヴィンソン 原作:マイケル・クライトン 脚本:ジェフ・マグワイア amazon.co.jpで詳細を見る。 |
40度近い砂漠のハイウェイ、突然姿を現した男タウブは、通りかかった車で病院に運ばれますが、不思議なことに全てがズレ、血管すらズレてしまっていました。
彼の遺骸を取りに来たのは、肉親たちなどではなく巨大企業ITCのゴードンという男性でした。
フランス、カステルガール。
ジョンストン教授率いる発掘隊は、1357年の歴史を調査しつつ、修道院跡を発掘していました。
ところが教授が大口支援者のITCに出向いて留守の間に、修道院で崩落が発生。調べていたマレクとケイトはその場にメガネのレンズと、1357/4/2の日付の入った「助けてくれ、E・A・ジョンストン」という手紙を発見します。
これはいったいどういうことなのか…教授の息子であるクリスを始めとする発掘メンバー5人は、ニューメキシコ州シルバーシティーにあるITCで社長から、教授が転送機の実験中に行方不明になったことを知らされます。
転送機は、なんということかゲートポイントをカステルガールに固定化され、時代も1357年に限定してしまうという誤動作をしてしまっていたのです。
スターンを除くクリス、マレク、ケイト、フランソワ、そしてITCからはゴードン、ゴメス、バレットの7名は、教授を探しに行くべく14世紀は中世のフランスへと向かうのでしたが、そこは彼らが思っていたほど安穏とした時代ではなく、付いた早々、英国軍のド・ケア部隊と遭遇、ゴメスとバレットは死に、しかも死の瞬間手榴弾を握ったまま現代に戻ったために、装置も半壊してしまいました。
残された一行は、英国軍から逃げ出すことができず教授のいる場所と同じところに幽閉されてしまいます。その最中、フランス人であったという理由だけでフランソワは無残にも殺されてしまいます。
一行は現代の知恵を使い(?)脱出を慣行するのでしたが、との途中でアレクは逃げるときに知り合っていた女性が英国人に囚われていることを知り助けに向かい、残ったクリスと教授たちも別ルートで逃げ出します。
マレクは自分が救った女性に一目ぼれをしてしまいますが、彼女こそ、フランスのアルノーの妹で、英国のラロック城陥落のキーとなっているレディ・クレアであることを知ります。
劣勢だったフランス軍は、クレアの死によって怒った兵たちの活躍によって起死回生の逆転劇を…その彼女を助けてしまったマレクは…。
タイムスリップものですが、この装置は物質転送機の誤動作によって、時空間にも影響を与えたという変り種です。
話自体は面白いですし、少々場面がすっ飛んでいる部分(逃げ出すときにあれだけの囲みをどうやって突破したのか判らなかったりして)もあるのですが、結構シビアな演出が多いところもOKです。
ただシリアスをしつつもマーカーで戻れないことを故障といいつつもほかにも複数あるので、別のものを試そうとします。タイミング的にそれが盗られていたりしたので、現代での事故という危機感が過去には全然伝わらないところでしょうか。
ほかのマーカーさえあれば戻れるという安心感が、緊迫感のないような演出にすりかわっていたような気がしました。
ほかにも何か変…と思ったら、タイムスリップものに特有のキャラたちによる、時代錯誤の部分がほとんどないのです。
旅立つ時からして、「現代のものは持って行ってはいかん」という指示があり、現地の格好でしたし(手榴弾持って行った者もいましたが、そういうものがほかには無いのです)、マーカーであるネックレスがほかの人に見つかってというものもありません。
ギリシア爆弾というものはあり、効果的にはよかったのですが、ギャップ的には弱かったですね。
やっぱりタイムスリップものは、そういうものが中世に登場するのが面白くわくわくとするところだと思います。
もちろんそれが未来を変える要素となるために、危険なことは判ってはいるのですが。(^^;
お約束の現代に戻って…というものはあってOKでした。
【一言いいたいコーナー】
・結局、何だかんだ言っても、未来のことより今が大事ということ…でしょうか。(^^;
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ポールだぁ〜、彼、好きなんですよ私(-^□^-)
やはり、私はポール好きの、ひいき目か、これはなかなか
オモシロかった記憶があります←えこひいき?(笑)
ラストの片耳の無い、2人の像遺跡?・・グッ!と来ちゃいました(*^_^*)
おや、お知り合いが?って。(^^;
この作品は各場面、場面はよかったのですが、ちょっと不可思議なところと、意外と普通にファンタジー…みたいなところがありましたね。
でも私もラストシーンは気にいっています。
タイムスリップものの王道です!
知らん俳優ばっかしだっ!と当時思った。
今、有名になった人ばっかしなんすよね。
おいしい役は、オペラ座のジェラルド・バトラーでしたねぇ。
イケメンのポール・ウォーカーよりも。
そのせいか、記憶に残らなかったわぁ。
B級扱いされたりもしてるけど、
戦闘シーンはなかなかよかったと思いましたよぉ。
最後は、期待通りで嬉しかったわん。
これって、新作扱いのときには、こちらでもかなりの本数が並んでいて、超大作扱いでした。
実際特撮や、あの戦いのシーンなどはよかったです。
結構各人の動きや場面は私も好きなんですよ。
全体を通すと、なんだかどこを主題に置いているのか判りにくかったということでしょうか。
惜しい一品でした。(_ _)
遅くなりましたが、白くじらさん、今年もよろしくお願いいたします♪
アニーさん、ちゃぴちゃぴさんと同じく、ポール目当てで観たのですが、ジェラルド・バトラーにいい役をもっていかれましたねえ。
タイムスリップもの独特の違和感があまり感じられなかったよね。変といえば変。
思ったより普通の出来だったのが残念かな^^;
こちらこそよろしくお願いいたします。
ポール目当ての方、多いようですね。
この作品では主人公っぽい人が何人かいましたからねぇ。なむなむ。
そう、微妙に向こうに行ってからはあまり違和感ありませんでした。これがタイムスリップものにとっては逆に面白くなくって…やっぱり向こうで未来的なことをするのがいいんですけどねぇ。
ただいつもいつもそれだと飽きるかもしれないですが、でも無いとやっぱり変です。(^^;
今日、これ見ましたよ〜
私は俳優さんのことよく知らないのですが、役柄のせいかマレクがよかったですねぇ。
冒頭の遺跡発掘シーンで出てきた石棺の人は・・・
いや、もう、ハッピーエンドでよかったです。^^
時代を超えた(?)愛・・・素敵ですよね。
最初、どっちがどっちの軍なのかよく分からず見ていました。(^^;;
戦闘シーンも凄く迫力があってよかったと思います。
通訳として過去に行ったフランソワが早々に殺されてしまったのですが、通訳がいなくてもなんとかなっていたので、フランソワが付いていった意味ってないんじゃあ・・・なんて思ってしまいました。(^^;A
でも、まぁ、ハッピーエンドなので、よしということで・・・
おお、そうでしたか。DVDレンタルでしょうか。
結構ヒットした作品のようで、今でもレンタル屋さんには数多く並んでいるかも知れませんね。
石棺のシーンはタイムトラベルものでは定番な部分ですが、やっぱりそこがあっての作品ですし、おっしゃるとおりハッピーエンドにきちんとまとまっているところは好感が持てますね。
うーん、通訳のフランソワさん。
悲劇的な死に方でしたが、確かに通訳がいなくても何とかなっているあたり…ああ、なんということ。(- -;
あいあいさん、目の付けどころがいいですね!
まさに「一言いいたいコーナー」向けのネタです。(^^;