![]() 製作国:アメリカ 監督:ピーター・ハイアムズ(アクション監督:熊欣欣) 製作:ルディ・コーエン 製作総指揮:マーク・ダモン 原作:アレクサンドル・デュマ 脚本:ジーン・クインターノ 撮影:ピーター・ハイアムズ 音楽:デイヴィッド・アーノルド amazon.co.jpで詳細を見る。 |

フランス17世紀、強国イギリスとスペインとの間で、軟弱なルイ13世は枢機卿リシュリューに操られるがままでした。
自ら軍隊を持つリシュリュー、唯一彼の権力拡大を阻むのは、国王に忠誠を誓う勇敢な銃士隊のみでした。
フランスの田舎村ガスコーニュに住むダルタニアンは、子供のころ黒衣の軍人フェブルに両親を殺害され、ただ独りプランシェというもと銃士に育てられました。
14年後、たくましく成長したダルタニアン(ジャスティン・チャンバース)は、国王の護衛を務める近衛銃士隊に入隊するために隊長トレヴィルに会いにパリへ向かいます。
ところがちょうどそのころ、リヨンでスペイン王の特使が殺害され、現場に銃士の服が落ちていたことからトレヴィルは拘束され、銃士隊は謹慎処分、三銃士として名高いアラミス、ポルトス、アトスも酒をあびる日々をおくっているのでした。
ダルタニアンは、アラミスたちを説得しトレヴィル奪回を図りますが、その背後でリシュリューはフェブルを使い、王の権威を落とすための策略をめぐらせます。
そんなときダルタニアンは、王妃が密かにバッキンガム公と和平をもとうとしていることを知ります。
元王妃に使えていた酒場の娘フランチェスカの進言で、王妃はダルタニアンを護衛とし、ブリオンヌまで旅することに。間の悪いことにアラミスたちの銃士たちを助ける作戦から逃げるようなかたちとなり、彼らはお互い袂をわかつことに…。
そんなダルタニアン一行に、フェブルたちが襲い掛かってくるのでしたが。


もともと確か我流の剣術を使っていたと思いますが、ここで使うのは、ただの剣術ではなく、体術に近いモノで、まるでジャッキー・チェンかジェット・リーかと思わせるアクションで、敵を倒してくれます(こんな作品だとは!)。
特にパッケージにもなっている塔の壁面での戦いや、ラストのフェブルとの長い梯子を使った戦いは、もはやカンフーものなのかも。(^^;
この作品でなかなかいい味を出していたのが、冷酷無比なフェブル。
リシュリューの命令を自分勝手に解釈して、暴走しまくるところは敵役としてピッタリでした。
この人の部下はちょっとしたミスをしたら、もう逃げて二度と目の前に出ない方がいいでしょう。ただこの時代女性を手にかけるのは確かとんでもないことでしたか?この冷酷無比な男でも、女性だけには手を上げないようでした(って…序盤で?)。
個人的にはもう少し三銃士に活躍して欲しかったですね。
なんだか彼らがギャグしているところばかり頭に残っています。パンを作ったり、ガチョウを逃がすところなど笑ってしまいました。

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