![]() 製作国:アメリカ 監督:クリス・ウェッジ 共同監督:カルロス・サルダーニャ 共同製作:ジェリー・デイヴィス、製作:ジョン・C・ドンキン 製作総指揮:ウィリアム・ジョイス 声:ユアン・マクレガー、ハル・ベリー、ロビン・ウィリアムズ、メル・ブルックス amazon.co.jpで詳細を見る。 |

とある田舎町で皿洗いロボットの息子として生まれたロドニーは、周りのお下がりをもらいながら成長しました。
彼はTVなどで有名なロボット・シティに住む偉大な発明家ビッグウェルドにあこがれるようになり、自分も父の手伝いが出来るロボットを発明しようとするのでした。
やがて彼はビッグウェルドの元で働こうと、シティーへと旅立ちました。
しかし肝心のビッグウェルドは不在、新しく指揮をとっているラチェットは発明家など無用とロドニーを無下に追い出し、新しい政策としてロボットは全てアップグレードに、スペアパーツや修理などは中止し、中古ロボットたちを一掃しようと動きはじめるのでした。
一方、ロドニーは中古ロボットたちと出会い、修理をしてあげていましたが、どうしてもスペアパーツが足りなく、ついにビッグウェルドに会うためにパーティに潜り込むことにするのでしたが…。


ロボットらしく体や手足が硬そうなのですが、表情が妙にフレキシブルで豊かなため…特に口が…若干の違和感があります。でも、なかなかどうして面白い作品でした。
磁力による異常やパーツがとれたりするところなど、人間ものではありえないシチュエーションもふんだんに取り入れたりして、人間の世界とはまた違った世界を作り出すことに成功しています。
惜しむらくは根底において人間の欲望と同じものが見え隠れして、人間くさいシーンも結構あったというところでしょうか。ただそれ故に話の流れが判りやすくなっているんですけどね。
ロドニーの背後で見え隠れしている両親の姿が、彼の行動に大きな影響を与えていました。
彼の周囲にいる中古ロボットたちもいい味を出していたのですが、個人的にはお父さんがよかったですね。
やっぱり家族愛というのはいいです。最後はちょっとうるっと来てしまいました。
【一言いいたいコーナー】
・スペアパーツは余裕を持ちましょう。
