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2007年01月20日

ジャガーノート

行くぞチャーリー、後につづけ。

ジャガーノート1974年(JUGGERNAUT)
製作国:イギリス
監督:リチャード・レスター
製作:デヴィッド・V・ピッカー
脚本:リチャード・デコッカー
撮影:ジェリー・フィッシャー
美術:テレンス・マーシュ

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ストーリー
大勢の人々に見送られてロンドンからニューヨークに向かう豪華客船ブリタニック号、その船を持つソブリン海運の専務ボーターの元に電話が入りました。
男の名前はジャガーノート、彼はブリタニック号にアマトール爆薬7000ポンド、7つのドラムカン型爆弾を仕掛けたと話し始めます。要求額は50万ポンド、すでに時限装置が働き夜明けには爆発、爆弾は動かそうとしても解体しようとしても爆発すると…そしてこの話が嘘ではない証拠に、デモンストレーションとして小規模な爆発を起こすのでした。

ボーターはすぐさまお金を払うことにしようとしましたが、政府はそれを拒否。過去の事件からテロリストには屈せずという信念をもって、不敗のチャンピオンの異名を持つファロン少佐(リチャード・ハリス)率いる爆弾処理班をブリタニック号に向かわせ、警察には過去の記録を調べさせ爆弾に携わった人間の洗い出しを始めます。

おりしも北太西洋航路は暴風雨の圏内に入り、連絡を受けた船長(オマー・シャリフ)は受け入れのために救命ボートを下ろしますが、隊員の1名が力つき流されてしまいます。欠員は船内乗務員が…。
まずはドラムカンに横に小さな穴を開ける作業から始まりました。
当然振動感知装置も入っていると考えられるため、船の振動よりは低く、そしてゆっくりと…しかし自動解体装置が動く中、その中に閉じ込められてしまった客とポーターがいたためにドアが開き、慌ててしまった隊員が爆発を起こさせてしまいました。

横手からは無理と考えたファロンは正攻法、正面のネジ止めされている箇所から解体を始めることに…解体手順は、リーダーのファロンが先導して解体を始め、続いて第1助手のチャーリーが、そして残りの人間が後に続きます。もしファロンが爆死するとあとをチャーリーが引き継ぐことになるのです。手順はロンドンに連絡され控えられていきます。
こうしてネジ一本の回転方向から指示を始める繊細な作業が開始されました。

やがてその爆弾の作り方からファロンは、大戦中に遭遇した爆弾のことを思い出します。
それは唯一彼が解体できなかった爆弾だったのです。そしてそのことから1人の男の存在が浮上してくるのでした。

映画レビュー
ちょっとオススメ爆弾解体班の活躍を描いた作品です。
解体に関しての描写はもちろんアクションなどはなく地味な作業ですが、それに負けない緊迫感があります。
ただ客を落ち着かせようとする太った船内乗務員の、場を盛り上げようとする行動があまりにも多く、もう少し少なくてもよかったのではないかと思います。判りますけど…もういいでしょうって感じかな。でも好きな映画の1つです。

爆弾解体にはつきもののラストの「赤」「青」のコード、どちらかが起爆で、どちらかが絶縁になっているというシーン。
私が観た作品の中では、これが一番最初なのです。たしかチラシかポスターにはそのコードを見るリチャード・ハリスのカットが写っていたように記憶しています。

【一言いいたいコーナー】
・最初の1発目が爆発した時には隊員は死んでいないので船内乗務員は必要なくなったような気がしますが…。(- -;
・当時上映された時には「サブウェイ・パニック」(ウォルター・マッソー主演)と2本立て…同じパニック映画を観せられてしまいました。(^^;
Number332・第1助手のチャーリーは「サスペリア2」の主人公ですね。

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posted by 白くじら at 13:28| Comment(4) | TrackBack(0) | サスペンス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
こんばんわ!

「リーサル・ウェポン3」や「アルマゲドン」でもあった「赤」コードか「青」コードかで迷う爆弾解体シーン。

映画でこのシーンを最初にやったのは、「ジャガーノート」らしいですね。

これも大好きな作品ですよ。ずっと緊迫です。派手なアクションなしで、地道な爆弾処理をサスペンスたっぷりに描いた傑作。

「サブウェイ・パニック」もめちゃ面白かった。結構脚本が凝っていたような。ウォルター・マッソーの軽妙さがいいですよね。これはもう記事にされたんですか?
Posted by shit_head at 2007年01月20日 19:59
こんばんは、shit_headさん。

おお、そうでしたか。
私もいろいろと観るのですが、やっぱり「ジャガーノート」が最初でしたか。
そういえば「パトレイバー」の一番最初のOVAの2話ロングショットでも使われていましたねぇ。

ホント、この地道な処理なのにサスペンスたっぷりでよかったです。
同時上映だった「サブウェイ・パニック」も好きなんです。あのラストのウォルター・マッソーの顔は今でも覚えています。
残念ながら作品が見当たらなくってレビューしていないのです。でもぽすれんで発見したので、借りたらレビューいたします。
うーん、懐かしい。
Posted by 白くじら at 2007年01月20日 23:46
あれっ今コメントしたのに消えちゃった(´д`)
気を取り直して再度チャレンヂ。

「今作が最初」ってのはツタヤのPOPにも書いてました(^^)
そこもちょっと興味をひかれた点だったんですが、う〜ん返金保証するほどの・・・?
期待値上げすぎたせいか、ちょっとビミョーでした(´д`)

ちなみに今日、ツタヤの違う店舗にいったら返金保証はついてませんでした。
お店によって違うみたいです☆
(でも今日のお店の方が全体的にレンタル料金は安い)
Posted by わさぴょん at 2010年07月24日 21:08
こんばんは、わさぴょんさん。
なんでしょう、すみません、エラーでも出たのでしょうか?

ふむふむ、やはり赤と青のコード切りはこれが最初だったのですね。確かに返金保証するほど万人に受ける作品か?と言われると微妙ですね。ミリタリー系の人には涎を垂らすほど魅力がありそうなんですけどね。(^^)

保証って全国規模かと思っていたのに、心配している店員さんもいらっしゃるのかも知れませんね。
Posted by 白くじら at 2010年07月24日 23:46
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