1993年(Mrs. DOUBTFIRE) 製作国:アメリカ 監督:クリス・コロンバス 製作:マーシャ・ガーセス・ウィリアムス、ロビン・ウィリアムズ、マーク・ラドクリフ 原作:アン・ファイン 脚本:ランディ・メイエム・シンガー、レスリー・ディクソン 撮影:ドナルド・M・マッカルパイン 音楽:ハワード・ショア amazon.co.jpで詳細を見る。 |
声優として働いているダニエル(ロビン・ウィリアムズ)は、アニメのセリフが子供のためにならないと上司と衝突。またもや仕事を無くしてしまいます。それでも子供たちを溺愛するダニエルは帰りに子供たちと出会い、今日はパーティだと言います。
長男クリフの12才の誕生日なのです。
移動動物園を家に呼び、近所の子供たちと大騒ぎ。そんな中、近所の人に苦情を受けた妻のミランダ(サリー・フィールド)が帰って来ます。
この騒動に呆れ返った彼女はついにダニエルに「もう耐えられない、別れて欲しい」と伝えてしまいます。
14年間の家族は…家庭裁判所の裁定で子供たちの養育権はミランダに…仕事もなく住むところさえままならないダニエルにはどうしようもありませんでした。
ただ3ヵ月間様子を見て子供たちを受け入れられる環境ができれば、再度考えられるということ…しかしそれまでは土曜日だけしか子供に会えなくなってしまったのです。
すっかり落ち込んでしまったダニエルでしたが、ミランダが仕事の間ホームヘルパーを雇うことに気付き、あの手この手を使って邪魔、そしてついに自分がヘルパーとして雇われるのでした。
もちろん女装し、なおかつベテランのヘルパーとして…。
こうしてTV局の雑用をしながら、午後はヘルパー、ダウトファイアとしての仕事が始まりました。
ミランダに近寄ってくる昔の「友達」大金持ちのスチュアート(ピアース・ブロスナン)を牽制しつつも、よく気のつくヘルパーを演じるダニエル。しかし家族にとけこむにつれ、ミランダが自分をどのように思っていたのかを知ります。
後悔すれどもう返ってこない14年。
あるときTV局で社長の目に止まったダニエルは、その特技を買われて、今後のことを話そうと高級レストラン「ブリッジス」で食事をすることに…そして同じ日、ミランダの誕生日に家族たちと邪魔者スチュアートと一緒に「ブリッジス」で食事をすることに…どちらも断れないダニエルは…。
ロビン・ウィリアムズ主演のホーム・コメディです。
なんといっても面白いのはダウトファイアとしてのロビンの言動。ばれないように1人2役で入れ代わり立ち代わり、着替えるところはもう爆笑、特にマスクを窓から落としてしまったときには、ロビンと同じように悲鳴を上げてしまいました。
ただこの作品は笑うだけのコメディ映画ではありません。
これだけのことをしたダニエルは、やはり問題になってしまいますが、家族の絆というものは何なのかを教えてくれます。
ミランダが扉を開けたときは、感動してしまいました。
それでも家族は元には戻れない、でもそれも家族なのです。
ラストでミセスダウトが、別の離婚した夫婦の子供に語りかける言葉が印象的です。
【一言いいたいコーナー】
・ダウトファイアの名はたまたま新聞にあった「放火の疑い」からでした。
・ロビンはやっぱりこういうお父さん役が一番似合うような気がします。
この映画は、好きです〜。ロビンの魅力が充分発揮されてた! 彼だから、出来たような映画で(^o^)
しかし、本当のオバサンに見える所が凄いですよね(笑)
言われなければ、女性だと勘違いしてしまう。
私もこの作品は気に入っているんです。
ロビンはホントにこういう役を演じるといいですねぇ。
確かに、ホントのオバサンに見えてしまいましたが。(^^;
で、同じテイストらしい「RV」もアニーさんのレビューを読んでから、観たくて、観たくて。
人気が高いらしく、なかなか借りることが出来ません。(T T)