![]() 製作国:アメリカ 監督:バリー・レヴィンソン 製作:マーク・ジョンソン 製作総指揮:スティーヴン・スピルバーグ 脚本:クリス・コロンバス 撮影:スティーヴン・ゴールドブラット amazon.co.jpで詳細を見る。 |

1870年、ロンドン。
町の名士であるボブスター(パトリック・ニューエル)が、レストランで生きた鶏肉に襲われました。周囲の人からはただ彼が意味不明の言葉を叫んだだけにしか映りませんでした。
我に返ったボブスターは慌てて家に帰りますが、そこでも鳥のデザインの帽子かけに襲われ部屋は大火事に…部屋から窓を破った彼はそのまま2階から落ち死んでしまいました。
こんな事件が起こっているロンドンに、1人の少年が学校に転向してきました。
彼の名はジョージ・ワトソン(アラン・コックス)。同室の推理マニアのホームズ(ニコラス・ロウ)とは気が合い、友人となっていきます。
ホームズには美しいガールフレンドのエリザベス(ソフィー・ウォード)と、彼女の叔父であるワックスフラッター教授(ナイジェル・ストック)とも知り合い…教授はもう学校は辞めていましたが、飛行機の研究をしていて、今日も校舎の屋根から飛行実験をしていました。
教授が引退後もこのような実験を行えていたのは、体育教師レイス(アンソニー・ヒギンズ)の後押しがあったからといいます。レイスは体育教師以上に人間としてもホームズが尊敬している人物でした。
街ではさらに牧師が死ぬ事件が起こり、ホームズはロンドン市警のレストレードに話を聞きに行きますが、一向に相手にしてもらえません。
そんな時エリザベスのことが好きで、ホームズを厄介払いしたかったダドリー(アール.ローデス)が試験中彼を罠にかけてしまいます。レイスの努力もむなしくホームズは放校処分に…学校を去ろうとしていたホームズは近くで叫び声を耳にします。
ホームズとワトソンが現場に行くと黒マントの男が足早に逃げて行き、ワトソンとぶつかった拍子に笛のようなものを落としてしまいます。倒れていたのは教授でした…息を引き取る教授の残した言葉は「エタール」、それはいったい。
教授の葬儀を近くから見守っていたホームズは、このまま校舎に隠れることにし、ワトソン、エリザベスとともに犯人を探し出す決心をするのでした。


推理ものですが、暗殺者の使う毒が見せる幻覚が特撮で、ありえない世界を表現しています。この好きなものが襲ってくる幻覚のシーンに、心を奪われた人たちは多かったのではないでしょうか(ワトソンの幻覚だけが笑ってしまいます)。
しかし暗殺用としては必ず殺せるわけでもなく、かなり不確定要素の多い武器だったと思います。
ホームズといえばトレードマークがパイプ、帽子、コートなどですが、それぞれどうして手に入れたのかというくだりもあって楽しめます。ラストではあのお決まりのマークになったシーンもあります。おまけとしてレイトレードの昇進の話も。(^^;
少し物悲しいシーンもありますが、落ち着いて観られる作品でした。
【一言いいたいコーナー】
・観ているとなんだかハリーポッターを観ているような錯覚も少しありました。学園もので謎解きもあるし、魔法の代わりに幻覚や飛行機など…特に配役がよく似ていましたね。
