2006年(ULTRAVIOLET) 製作国:アメリカ 監督:カート・ウィマー 製作:ジョン・バルデッチ 製作総指揮:スー・ジェット 脚本:カート・ウィマー 撮影:アーサー・ウォン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
近未来…米国兵器研究所が謎のウィルスを発見。兵士の増強剤を作ろうとして、誤って恐ろしい感染症を生み出してしまいます。その名はHGV、ヘモージ・ウィルス。
感染は広まり世界を変えてしまいました。そう、テロにおびえるのではなく、感染におびえる世界に…そして、医療機関は感染を防ぐために感染者(ファージ)を施設に収容し始めました。一度収容されると連絡は途絶えてしまいました。
生き残ったファージたちは、地下にもぐって反撃を開始しました。
医療機関TOPのフェルナンド・ダクサスは10年間ウィルス研究所と協力し、ついに地球上のファージを数日で全滅させる兵器を完成させました。
受け取りには厳重を極め、機密特使XPD154を使って運ばれるよう支持が出されましたが、彼女に成りすまし潜入したのはヴァイオレット(ミラ・ジョヴォヴィッチ)と呼ばれるファージきっての凄腕暗殺者でした。
彼女は首尾よく秘密兵器を奪取しますが、その途中、その中を見てしまいます。
そしてそれが彼女の運命を変えてしまいました。そのときからヴィオレットはファージのナーヴァ、医療機関ダクサス両方から追われる立場となってしまうのでした。
彼女が見た兵器とは、そしてその効果とはいったい!
やっぱりこれは母親の映画かな?っと思いました。
(おそらく)冷酷非情の戦闘マシーンであるヴァイオレットも女性、しかも過去に夫と引き裂かれ、子供は流産させられてしまっており、子供シックスを見たときに、彼女はあまりのことに平常心さえ失っていました。
そしてこの子供を守ることが、医療機関だけでなく、自分の所属しているファージ組織をも敵に回すことになることは後になってのつけたし、それが倍の数になろうとも彼女の行動は変わらなかったことでしょう。
このように行動の動機はいたってシンプルですが、そこが実に母親らしい…これらのことは、その後のシックスとの会話の端々にも見受けられ、とんでもないアクションシーンの影にもそれらは見られることもありました。
さてどうしても目がいってしまうアクションシーンですが、格闘、ガン、ソード、バイクなどミラのプロポーションと相まって凄いの一言です。
残念なことに序盤しか使われなかった重力レベラーによる、バイクの疾走シーン。従来のシーンを路上だけの2次元とすると、壁を縦横無尽に走れるバイクはまさに立体的な3次元チェイスと言えるでしょう。
ただ…敵、弱すぎるゾ。中ボス的な敵も欲しかったです。
ストーリー的には、いろいろとどんでん返し(っていうかラスト、ダクサスが言っていたことって全て、ってことは抗体は!これではファージを救うというより人間をってことになって)もあったのですが、いかんせん、作品中も繰り返し語られている『ここはあなたの理解を超えた世界』をほとんど地で行っているのでは…というところでしょうか。こんなこと言われるとなんだか「作品の言い訳」のような感じを受けるのは私だけ?
かなり節々で説明が入るのはどうかなと思いましたし、それでも語りきれなくって、ヴァイオレットの髪の毛や服の色が変わるのは格好いいけど、いったいどうしてなの?マスクない人もいるし、ガスマスクみたいなのもいるし、タグサスなんて鼻栓(まぁ、この人はいいんですけど)、感染程度はいったいどの程度強力なのかがさっぱりでした。特に機密特使XPD154…この人もマスク系無しなんですけど。
さらにXPD154の検査方法って…普通の人間にあの検査…腕の穴は大丈夫?(^^;
というところで、突っ込みどころはかなり多い作品でしたが、それなりにアクションもドラマも楽しめた作品でした。
でもアクションだけならいいけど、SF作品としては設定に難アリで、大マケでちょっとオススメにすることにしました。
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私はvista待ちかなと思ったんですけど、違ったのかな?
これは、アクションの動きは楽しめたんですが、刃が当たってないンとチガウ?とか、そのへんがえらく気になってしまいました。
storyのほうは、期待はしていなかったのですが、見事に置いてきぼり感を感じてしまいました。ハハハ
ミラ姐さんは、きれいでした。私は母性感、う〜ん、とってつけられたような気がしちゃった。
TB&コメントありがとうございます。
私は、アクション&CGは、一応満足できる映画でした。
が・・・内容がどうにも、全部中途半端で・・・(汗)
子供の復讐なんだか、ワクチンのシックス君なんだか
全然繋がらなくて、薄い内容になってしまってた。
何と、残念無念な映画でした・・もったないよねぇ〜。
悪役の方も、何処か良い人に見えました。
それって、ダメよね・・とことん、悪役になってもらわ
ないと迫力感じないし(^_^;)
トラバさせていただきます。
vistaは先立つものがなくって(^^;無理…それどころか、1ランク下のパソコンだったりします。
ただ、やっぱり遅いので、なんとか新しいパソコンが欲しいです。
アクションはよかったですねぇ。
刃が当たっていないのでは?というのはありましたねぇ。というか、当たってるけど切れてないっていうか。(^^)
まぁ、なんといっても説明不足で置いてきぼり感はありましたね。私は何度も観直してしまいました。
トラックバック、ありがとうございました。
たぶんヴァイオレットにとってはまだ見ぬわが子だったので、まるで羊水につかっているようなシックスが自分の子に思えたのかも。
悪人のほうは、確かにいまいち悪っぽい顔ではありませんでしたね。
しかも彼がやろうとしていたのは…これってX-MENのマグニートと同じような感じでしたが、彼は明らかに自分がよければ感が多大にありましたね。
圧倒的に強くもなかったので、ヴァイオレットが苦戦するほどだったらよかったのにー…とは思いました。(^^;
トラックバック、ありがとうございました。
白くじらさん、ご無沙汰しておりました♪
ホント、敵が弱すぎましたね・・・トホホ
ファージ組織がイマイチ理解できずに、終わってしまった感じもありますねえ^^;
一応、大雑把なストーリーを頭に入れて観にいったのにな〜
「リベリオン」の監督さんらしくて、話がよく似てるらしい・・・
白くじらさんは観てるかな?
アクションは楽しめましたけど、題材的に近未来ものは出尽くした気もしますよー。
TB、コメントありがとうございました!
ホント、私もそう思います。
もう少し敵が強ければよかったのに…と思います。
あまり無敵なのは格好はいいけど、盛り上がりにかけちゃうんですよね。
ファージ組織は全世界にあるようですが、ナーヴァは大きいことを言っていたわりには少数だったようで。精鋭という話もありましたが、やっぱりヴァイオレットと比べると弱い。
「リベオン」はまだ観ていないのです。
夫婦でシネマ(wanco&nyanco)さんとこで知っていらい観たいのですがまだその機会がおとずれないのです。
トラックバックありがとうございました。
毎日暑いが続きますがお元気ですか?
体調に気を付けてお過ごし下さいね♪
この監督の『リベリオン』が大好きなのでこちらも楽しみにしていました。
物語はちょっとヘンテコで分かり難かったですが、とにかくアクションがカッコ良かったですね〜
ミラならではのコスチュームとポーズに目がクギ付けでした〜
暑いですねぇ、この休みは外に出ず篭ってしまいました。(^^;
由香さんも「リベリオン」観ているのですねぇ。リストには入れているのですが、まだ観ていないんですよ。(T T)
物語は「こういう世界なんだぞー」的要素がてんこ盛りでしたから、もう納得するとかないのかも知れませんね。
アクションはとにかくよかったです。同じ女性でも「DOA」よりもこっちが上ですねぇ。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。