2006年(THE LAKE HOUSE) 製作国:アメリカ 監督:アレハンドロ・アグレスティ 製作:ダグ・デイビソン、ロイ・リー 製作総指揮:メアリー・マクラグレン、アーウィン・ストフ 原作:韓国映画『イルマーレ』(サイダス製作)に基づく 脚本:デイビッド・オーバーン 撮影:アラー・キビロ 音楽:レイチェル・モールハイ amazon.co.jpで詳細を見る。 |
ケイト・フォスター(サンドラ・ブロック)は、愛犬ジャックと共にお気に入りの湖畔の家から引越すことに…最後に次の住人のために1通の手紙をポストに残し…。
その手紙は、湖畔の家を買い、ボロ家を修理するためにやってきた若き建築家アレックス(キアヌ・リーヴス)の手に渡ることになりました。
その手紙の追伸の内容「入り口の犬の足跡は前からありました。屋根裏の箱も…」にアレックスは怪訝顔。しかし修理中にどこからともなくやってきた犬に足跡を付けられます。
彼はケイト宛の手紙をポストに入れました。それにはこの家は長い間空き家であったこと、そして犬の足跡はいまついたと…。
やがてそのポストが、時間を越えて手紙を運んでいることを知り、2006年に住むケイトと2004年に住むアレックスとの文通が始まります。
想いを伝えることができても決して会うことができない二人は、同じ町を歩き、同じ景色を感じていましたが、実は過去に接点があったことを知る2人。
気持ちが抑えられなくなったアレックスは、2年後の君に必ず会いに行くと連絡します。待合場所は予約も取れないことで有名なシカゴ1のレストラン『イルマーレ』。彼は2年後の予約を取り付け、ケイトは『イルマーレ』でアレックスを待つことにするのでしたが…。
2000年「イルマーレ」
時を超えたラブストーリーですが、普通に自分がタイムスリップものではなく、自分たちの気持ちだけがタイムスリップする、観ていてもどかしい、それでいてどこか面白い話でした。
序盤は2人のシーンがめまぐるしく交代で見せられるので、同時代である錯覚を受けてしまいますが、基本的にケイトが出ているときが2006年、アレックスが出ているときが2004年ということになります。ただこれも時間の経過と共にアレックス側にもケイトが登場するので、実はDVD巻き戻しをしながら観てしまいました。(- -;;
若干カットしたらいいんじゃないのっていうところもあったのですが、全体を通して暖かなラブストーリーを展開してよかったと思います。
わずか2年とはいえ、そこには接点が無く出会うことができないというもどかしさがよく現されていましたが、実際問題として、ここに電話をする、イルマーレで出会うといった選択肢がなかなか出てこないのには参ってしまいます。(^^;
さて、観ていると気づくと思いますが、途中で木を植えるシーンがあってその後忽然とケイトの世界に大木が生えていることに。これはつまり「この作品世界」では未来を変えられることを暗示しています。とはいえ、ここでアレックスが過去をバシバシと変えると、せっかくのケイトとの接点も無くなり、微妙な心情の変化が台無しになっちゃうのでしょうね。
でも…このラストシーンは実はおかしいことになっちゃうんですけどね。そこでそのシーンは本来ありえなく『イルマーレ』での出来事もまた…でも感動したのでよしとしましょう。
【一言いいたいコーナー】
・『イルマーレ』とはイタリア語で『海』を意味するそうです。2000年の韓国映画「イルマーレ」が元々の題材なのですが、そのときには湖ではなく海辺の家で、その家の名前が『イルマーレ』でした。
リメイクされた今作は海から湖畔に移動、『イルマーレ』は2人が会う約束をしたシカゴのレストランの名前で、これでも意味は判らないではありませんが、1作目との題名の意味合いとは大きく変わってしまっています。
ちなみに原題では「THE LAKE HOUSE」となってはいるものの邦題は「イルマーレ」のままという…うーん。相変わらず邦題名の付け方には謎が多いですねぇ。
・最初のほうでケイトがこちらは2006年と書いた理由はいったい何?
・キヌア・リーブスとサンドラ・ブロックの共演は「スピード」以来実に12年ぶりでした。
小部屋日記(アイマックさん)の「イルマーレ」
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「イルマーレ The Lake House (06’アメリカ)」
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「イルマーレ」
DVDレンタルサービス ぽすれんの「イルマーレ」
Yasutaka's GROOVEさんの「イルマーレ」
これよかったですよー。
特にキアヌが・・・笑
オリジナル版を観てる人は、やっぱりイマイチの人もいたようですね。
つじつまのあわない部分もあったと思うけど、雰囲気はいい。
もどかしい想いが、最後に見事につながりましたね。
原題のままでもよかったですよね。
ポール・マッカートニーの曲がロマンチックでした☆
TBさせていただきました!
はい、なかなかの秀作でした。
キヌア・リーブスの繊細なところがよく出ていて、とても「マトリクス」の救世主みたいなところはありませんでしたね。
私もオリジナルは観ていないのですが、っていうか、リメイクというのも知りませんでした。(^^;
つじつまは最後以外はなんとかなりそうな感じでしたが、確かにおっしゃるとおり雰囲気はいい感じで、最初から最後までよかったです。
あの2/14の事故には嫌な予感がしていたのですが、いい意味で裏切られてほっとしました。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
おひさしぶりです(_ _)
この映画、もうDVDになっているんですか!
ついこの前やってたような気がするんですが…。
観に行きたかった映画なんですよ。
DVDになるのって早いですね。
韓国映画のリメイクなんですね。
そちらも観てみます。
お久しぶりです。エラゴン以来記事がUPされないので、どうしたのかと思っておりました。
元気そうで何よりです。
「イルマーレ」はつい最近DVD化されたところで、運よくぽすれんでGETすることが出来て、観たばっかりのほやほやです。
最近はDVD化が速くなってきましたねぇ、うれしいことはうれしいですが、劇場で観たのが早々とDVD化されると微妙な思いです。って結局わがまま?(^^;
私も韓国版が気になってて、探してみたいと思っております。
ラブ・ストーリーだしなぁ…と思ったのですが、
ゆったりしていたし、ほんわかするもんがあったし。
キアヌとサンドラ姐さんは、合うんでしょうねぇ。
キアヌのせつない表情がよかったです。
突っ込みどころもありますが、SF臭もう〜んと少なくって好感が持てました。
TBさせていただきましたぁ。
かなり一途なところもありましたが、ゆったりとしたラブ・ストーリーでしたね。
私はもっとSFぽい作品かと思っていたのですが、SFが前面に現れるようなことはほとんどありませんでしたね。
でもそこがこの作品のよかったところではなかったかと思っています。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
ありえない設定ですがロマンチックな気分にさせられました。
観る前は、「たった2年くらいの事なんてどうって事ないじゃん」って思いましたが、演じた俳優が良かったのか、スッカリもどかしさに胸がキュンキュン致しました(笑)
最後の展開には少々強引さを感じましたが、悲劇じゃなくてホッとしたのでOKで〜す♪
こういうちょっとしたファンタジー的要素も、なかなかよかったです。ロマンチックな要素でしたね。
私も2年くらいのずれがどうなるのかなと思っていたのですが、しだいに実際の時間と交わるようになって(こういう演出が必要だから2年という短いずれなんですね)見たことのない出会いが生まれたのでしょう。
確かにラストはちょっと強引過ぎるというか、おかしいのですが、ハッピーエンドになってよかったと思います。(^^)/