2004年(AROUND THE WORLD IN 80 DAYS) 製作国:アメリカ 監督:フランク・コラチ 製作:ビル・バダラート 製作総指揮:ジャッキー・チェン 原作:ジュール・ヴェルヌ 脚本:デヴィッド・ティッチャー amazon.co.jpで詳細を見る。 |
19〜20世紀の曲がり角のころ、英国ロンドン、イングランド銀行に泥棒が入りました。持ち出されたのはお金ではなく翡翠の仏像でした。
泥棒はロンドン市内を逃げ回っているうちに、発明家フォッグ(スティーヴ・クーガン)の屋敷に「落ちて」しまいます。ちょうど実験台の嫌さから助手に逃げられたフォッグにはまたとない人材補給でした。泥棒の名はパスパルトゥー[ラウ・シン](ジャッキー・チェン)、彼は警察から逃れるためにやむなく危険な助手を買って出、助手として屋敷に身を寄せることにするのでした。
フォッグが所属する王立科学アカデミーでは、彼のことを夢想家と馬鹿にしていましたが、例の銀行強盗が何処まで逃げたという議論がきっかけで、フォッグは80日あれば世界一周ができると口走ってしまいました。しかしそんなことになるきっかけを与えた本当の主は…。
科学大臣のケルヴィンはそんなことができるのであれば1万ポンドやると言いますが、お金には興味の無いフォッグは勝ったときには科学大臣の座を、もし負ければ一生発明は行わないという賭けにするのでした。
言ってしまってから屋敷で激しく後悔するフォッグ。パスパルトゥーはそんな彼を励まし、いよいよ出発です。
パリで画家のモニク(セシル・ドゥ・フランス)と知り合い無理やり同行されたり、翡翠を銀行に預けていた黒サソリの女将軍ファンの手による襲撃、ケルヴィンが派遣した警察官フィックスの妨害、イスタンブールのパピ王子(アーノルド・シュワルツェネッガー)の「あれ」などが混じりあい、モニクを含めた3人はミュンヘン、イスタンブール、インド、中国と旅を続けるのでした。
果たして80日間以内に王立科学アカデミーに戻ってくることはできるのでしょうか。
ジュール・ヴェルヌの「80日間世界一周」を元にジャッキーが大活躍の冒険コメディに仕上がっています。
最初は当然ジャッキーが冒険家として、世界一周するのかと思ったのですが、なんと彼の役はその世界一周をする発明家フォッグの助手でした。しかしそのおかげでフォッグを守ったり助けたりともう獅子奮迅の活躍で、アクションシーンも微妙に満載でした。
微妙にというのは、時々全然役に立たないで倒れているときもあったりして。(^^;そういう意味ではいい役どころだったのですね。
ちょっと嬉しかったのが、インタンブールで登場するアーノルドさん、その国だけの出演でしたが、凄い役どころで爆笑モノでした。
もう一つはサモハン・キンポーがいい役で出てきていたことです。彼のカンフーは久しぶりに観ました。
なかなか波乱万丈で、楽しむことができた一品でした。
【一言いいたいコーナー】
・パスパルトゥーの名ですが、ホントはパスポー・トゥと言ったのですが、間違ってこう伝わったようです。ほかにもフォッグの名前はもう何度間違えられたことやら。発音が難しいのか、はたまたわざと(^^;なのか。
・アニメ版でしたらペロが主人公の「長靴をはいた猫 80日間世界一周」があるので、ちっちゃなお子様にはこちらを。
・地図などを使った移動がちょっと幻想的なところがあってよかったですねぇ。
子育て 時々 映画(マミイさん)の「ドタバタ世界旅行」
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あの次の場所へ移動するときのCGはけっこう面白かったっす。
おお、出ていましたね。
サモハン・キンポーもそうでしたけど、何かとあちこちに知っている人がいるのも驚きの作品でしたね。
俳優さんはちょっと苦手なので、ひょっとしたらもっといろいろと出ているかも!
地図の移動はよかったですねぇ。
古いものでは「レイダース」も地図を効果的に使っていましたね。
あ行から順番に読ませていただいてます。
私もサモ・ハンが出てきた時
ビックリ&嬉しい悲鳴をあげてしまいました。
『タキシード』でもジャッキーの発音が悪くて
間違えられる場面があり、同じアジア人として
なんだかバカにされたようで複雑でしたが
『80デイズ』ではあまり感じませんでした。
ジャッキーが製作に携わっていたからでしょうか。
たくさん記事があって1度では読みきれないので
リンクさせていただいてもよろしいでしょうか?
時々古い記事にコメントいれると思いますが
よろしくお願いします。
順番に読まれているとはうれしい限りです。450本近くあるので昔の記事など恥ずかしい限り…ですねぇ。(^^;
リンクありがとうございます。
こちらからも次の休みにはリンクを行うことにします(再構築が遅いので休みのお昼にすることにいたします)。(_ _)
サモハン・キンポーにはほかの作品でも、ちょろっと出てきたりとびっくりすることが多いですね。
「タキシード」でもそういう発音の問題がありましたか。
ブログ付け出す前に観たようでレビューが…ない…また借りてレビュー書かねば。
確かに発音の問題は難しいですね。逆に日本語を覚えたてでも同じような問題が起こっていますし…。
久しぶりに観なおしてみたら、
かなり豪華キャストでした。
(オーウェン&ルーク・ウィルソン兄弟が嬉しかったです。)
冒険が本格化するまでは結構ダラダラしてたのですが、
ジャッキーのアクションが始まると
眠気もふっとんでしまいました。
TBも後ほど送りますね。
レビュー書きましたか!(^^)
私ももう一度おさらいしてみたい作品ですね。
この作品ではジャッキーがメインの人ではないところがミソですね。とはいうものの、彼がいなければアクションシーンにはならないという変り種で、先が読みにくいところもよかったと思います。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきますね。