![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョン・タートルトーブ 製作:ジェリー・ブラッカイマー 製作総指揮:オーレン・アヴィヴ 原案:ジム・カウフ 脚本:コーマック・ウィバーリー amazon.co.jpで詳細を見る。 |

幼きころからテンプル騎士団の宝を探し出すことを夢見ていたベン・ゲイツ(ニコラス・ケイジ)は、祖先のトーマス・ゲイツが独立宣言書に署名をした最後の生き残りチャールズ・キャロルから受け取った手がかり「秘密はシャーロットと眠る」を捜し求め、友人ライリーと資金を出してくれているイアン(ショーン・ビーン)、そしてショーと共に今、北極圏北部へと来ていました。
天才ライリーのメカの力も借り、彼らはついに埋もれていたシャーロット号を発見。その中で海泡石のパイプを手に入れるベンでしたが、それは宝への次なる『手がかり』でした。
次の手がかりが独立宣言書にあるのではと考えるベンでしたが、国立公文書館で展示されているものを薬品などを使った調査などできるはずもなく彼は落胆するのでしたが、イアンはそういうことなら俺に任せろと盗むことに決めるのでした。
そんな話には乗れないというベンに、イアンは冷たく決別の言葉を落とすのでした。
大爆発を起こすシャーロット号からなんとか脱出したベンは、イアンたちが独立宣言書を狙っていることをFBI、国立公文書館のアビゲイル・チェス(ダイアン・クルーガー)に話すのですが、当然のごとくバカにされて聞いてはもらえませんでした。
やむなくベンは、イアンに盗む前に自分が盗む…いや、守る決心をするのでした。


しかし…思い起こせば、ものすごく細かな前振りにも関わらず、北極圏であっさりシャーロット号を発見したときに『おかしい』と感じるべきだったのかも知れません。
この作品は、謎解きというよりもベンとイアンのおっかけっこを楽しむ作品なのかもしれません。と感じるほど、実はさくさくと謎解きが進んでいくのです。基本的に解くのはベン側なのですが、イアンも負けじと別の側面から謎に近づき(なんだか凄いぞイアン!)、つねに奪い合いが起こってしまいます。
イアンが冷酷なところも見せつつも完全に悪であるようには描かれておらず、ベンと仲良く教会で地図を調べている光景など、なんだかほほえましいシーンでもありました。(^^; しかしいいのかイアンー!
さて、この作品、確かに面白いのですが、あまり奥行きを感じさせてはくれませんでした。
謎で行き詰るようなところもなく、ベンも誰彼かまわず聞かれれば秘密を正直に話したりしていて、みんなすっすっと物語の核心へと近づいていくので、危機感がちょっと少なかったのかもしれません。
こういう作品はあまり深く考えないで、楽しんだほうが勝ちという、いわゆる娯楽大作ということでしょう。
【一言いいたいコーナー】
・「秘密はシャーロットと眠る」の謎解きがもう一度出てきたのは嬉しかったです。さすがに忘れかけていました。とはいうものの、あの穴跡見るとやっぱり悩むこともないような謎でしたが。
・ラストで絶対にイアンの反撃があると信じていました!
・独立宣言書のレプリカ代35ドルと消費税を申告するベン…でもホントは70ドルと消費税なのでは?それとも1つは盗んだ?(^^;


爆走特急 MovieFreak号が行く!!(さん)の「ジェリー・ブラッカイマー製作作品 大特集 その参 「ナショナル・トレジャー」」
ORGANIC STONE(pointdpoさん)の「ケイジお宝探険隊:ナショナル・トレジャー(2004)」

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これ面白かったですねー。テンプル騎士団とかフリーメイソンとかの話が出てきただけで僕は惹きつけれました。
二コケイの映画では好きなほうですよ。ジェリー・ブラッカイマーの映画は中身がないと言われてるんですが(面白くないのはホントにつまんないですけど…)、単純にワクワクさせてくれます。頭で考えるタイプの作品はわざと作んないんですね、きっと。(笑)ニコケイ、ジェリーつながりでは「コン・エアー」も好きです。
ショーン・ビーンはあんなぐらいのワルっぷりが、作品のムードに合っていてちょうどいいかもしれませんね。「パトリオット・ゲーム」みたいな風だったらヤダもん。(笑)
ダイアン・クルーガーはどの映画に出ててもあんまり印象に残らないなぁ。なんでだろう?
ワシントンの街中を駆け巡って展開するアドベンチャーは新鮮で、すごく楽しかったです。アクションと謎解きのバランスもとれていてなかなかの佳作でした。
TBしますねー。
面白かったです。
かなりさくさくと進んでいましたが、その分、気楽に観られるという点では大作でしたね。
「テンプル騎士団」に「フリーメイソン」という単語は私も大好きです。1ドルや100ドル紙幣という何気ない日常のものに隠されている謎というのもよかったですねぇ。
「コン・エアー」でもコンビでしたか。
これは好きな映画でした。同時期に「エアフォース・ワン」も観たのですが、「コン・エアー」の方が危機感があって面白かったです。
ダイアン・クルーガーはちょっと不遇な星の元にいるのでしょうか。
今回も最初は騒がしいキャラだったのですが…でもこういう映画にヒロインは欲しいので、いいのです!(^^;
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきました。
これを取り上げてくださってどうもありがとうございます〜。私が御礼を言うのもへんですが、イアンに言及してくださってうれしかったの。他の方のレビューでは、「なんか弱っちい悪役」だの、「影の薄い悪役」だのさんざんですもの(-_-;)。
スマイリング・ジェリー(いつもニコニコジェリーの意味)製作ですもんねえ…。それにディズニーだから。ショー以外誰も死なないし、娘さんのお色気も出てこないし。これなら、子豆に見せられるなあと思いますもの。
パート2ができるとかいう噂を聞きましたが、ショーンは出てきません、えぐぐ。
「なんか弱っちい悪役」に「影の薄い悪役」ですか。
うーん、ラストがちょっとあっけなかったですが、少なくとも影が薄いような人物ではなかったと思います。
しかも前半などは本来の手かかりが無くても謎に接近してくるあたり、恐るべしです。
にしても、ベンと奪い合いをしているときより、ベンと一緒にいるときの描写の方がなんだか好きでしたねぇ。特に一緒に教会で地図を見ているところが一番よかったです。
私もディズニー作品だったので、よっぽどの悪役でなければ死なないと思っていたので、あのショーのシーンでは驚きました。実は生きている?(^^;なんて
パート2はあるようですね。
楽しみですが、この作品の最初のエンディングではいろいろとほかにもあるような感じだったのを、今回のエンディングにした経緯も、これで終わりというふうにしたかったようだったのに。
ショーン、脱獄して欲しいですね!
TBさせてくださいね。
もう何も言うことありません、そのとおりです、白くじら様。深く考えるな!の娯楽作品。ショーンファンはイアンを見ていれば幸せなのだ。
>独立宣言書のレプリカ代35ドルと消費税を申告するベン
私全然気付きませんでしたよ〜
謎解きに関してはベンに任せておけばいいような感じでしたね。これは何も考えずに楽しむのが正統(?)な観方のようです。
すると娯楽大作!!
その独立宣言書は35ドル+消費税と言っていましたが、実際には本物とレプリカを持ってこなければならないので、合計で70ドル+消費税となります。
ホンモノは自腹を切ったということかも知れませんが。(^^;
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。