2003年(KILL BILL:VOL.1) 製作国:アメリカ 監督:クエンティン・タランティーノ アニメーション監督:中澤一登 製作:ローレンス・ベンダー 製作総指揮:E・ベネット・ウォルシュ 脚本:クエンティン・タランティーノ amazon.co.jpで詳細を見る。 |
4年と6ヵ月前…テキサス州エルパソの小さな協会を襲った暗殺団。
参加者は全て殺害され花嫁もお腹の赤ちゃんもろとも…しかし頭を撃たれながらも彼女は驚くべき生命力でまだ生きていました。
4年後、奇跡的に復活した彼女は、赤ちゃんを殺されたこと、愛すべき隣人たちが死んだこと、4年も経っていたことを知り暗殺団への復讐を誓うのでした。
その毒蛇暗殺団のメンバーは、
1、コッパー・ヘッドのヴァニタ・グリーン
2、コットン・マウスのオーレン・イシイ
3、サイドワインダーのバド
4、カリフォルニア・マウンテン・スネークのエル・ドライバー
そしてボスであるビル!!
すでに4歳になる娘を持ち、平和な暮らしをしていたヴァニタの家に乗り込み、第一の復讐を果たした彼女の名はブラック・マンバのザ・ブライド(ユマ・サーマン)。
ブライドは次なる標的オーレン(ルーシー・リュー)を倒すために日本へ向かいました。オーレンはいまや日本のヤクザの頂点に立つ存在だったのです。
途中、沖縄で寿司屋を営んでいた服部半蔵(千葉真一)に最後の一振りを作ってもらい、舞台は料亭青葉屋。しかしブライドの前に立ちはだかるのはオーレン配下のボディガードであるゴーゴー夕張(栗山千明)、ジョニー・モー(ゴードン・リュー)…そしてクレイジー88と呼ばれるヤクザ集団でした!
みよ、この壮絶なる戦いを!
2003年「キル・ビル Vol.1」
2004年「キル・ビル Vol.2」
超絶なる戦闘シーンはかなり過激で、足、手が飛ぶなど当たり前といった感じですが、それ以前に作品の奥底にある悲しみと、それを復讐に変えた力は観ていて悲しくもあります。
悲惨なシーンが続く中、沖縄での服部半蔵とのやりとりだけは明るくしばし癒されますが、物語は最高の山場である青葉屋へ…。
さて、この作品の突っ込みたいところは!
病院で4年後に目覚めた彼女は、手のひらを見て「4年…」とつぶやきますが、な、なぜ?
沖縄で刀を手に入れたブライド…飛行機の座席にちゃっかり立てかけてますけど…(もしもし?)空港でも堂々と持っていますし…さらにはテキサス(かな)への飛行機の中でも…(もしもし?)。しかし実はこういうところに突っ込みはご法度で、あくまでも監督が考えた世界なので、「OK」なのです。
【一言いいたいコーナー】
・オーレンの過去がアニメで語られる箇所があります。彼女は彼女でかなり悲惨な過去でした。それにしてもこのアニメ…怖いんですけど。
・日本が舞台ということで日本語がよくでてきます。昔から苦手なのですが英語ばかりで急に日本語になると聞き取れないことが多いです。それになんだか声が低くって…日本語も字幕が欲しいなぁ。
・この作品、急遽Vol.1になったそうです。そして物語はVol.2へと進みます。ラストでのビルの一言も気になりますねぇ。
・ブライドってコードネームもあるし、これってやっぱり内輪揉め?
・青葉屋でゴーゴー夕張が使った鉄球の元ネタは「片腕カンフー対空とぶギロチン」のギロチンだそうです。
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今まで、コレが結構気に入ってるとは言えなかったです。変な目で見られるもん。(~ ~;)
もうツッコミどころも、好きですねぇ。
気持ちいいくらい、血しぶきでぇ〜
o(>▽<)o ウキャキャウキャキャ
飛行機のシーンでね、各座席に刀を入れるところ付いてませんでしたっけ?もってる人も多かったし。
クレイジー88のメンバーに、最近人気の出てきた北村一樹さん(だよね)いたような。
昨日から実家に帰っていたので、お返事が遅くなりました。
結構殺伐としているところばかりが持ち上げられていて非難されている場合が多いようですが、それだけというわけでもありませんし、私もこの作品にはハマってしまいました。
飛行機の各人の座席には気づきませんでした。
ということはやっぱりこの世界では刀の所持はおっけーということですね。
う、それは北村一輝ですね。
出ていたようですが、どこにいたのやら。(- -;;
ストーリーとかリアリティとかドーでも良くて、とにかくユマ・サーマンをかっこよく見せる映画。後は血みどろバイオレンス絵巻で圧倒する。ノリと監督の勝手な映画愛だけで作った映画。
タラちゃんは天才的アホだと思う。アホを極めている。アホを悟り、アホを徹底させることでアホを超越した究極のアホさ具合を表現!だから天才!(つーかアホ!)
すみません、意味分からなかったでしょ?(爆)
あはは、なんだかアホ連発ですが、ここまで徹底して作られると何でもおっけーみたいな感じがありますね。
たどたどしい日本語で斬りまくる、ユマ・サーマンは確かに格好いい。こんな斬り方も、あ、これも、なんてまるで試しているかのようなバリエーションも凄いのですが、死闘の現場の死屍累々も怖いところでした。