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2007年03月04日

デイジー

心配ない。雨はいつかやむ。その後の日差しは美しい。

デイジー2006年(DAISY)
製作国:韓国
監督:アンドリュー・ラウ
脚本:クァク・ジェヨン
撮影:ン・マンチン
美術:ビル・ルイ
音楽:梅林茂

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ストーリー
オランダ、アムステルダムに住むヘヨン(チョン・ジヒョン)は、平日はおじいちゃんの骨董品店を手伝い、夜は初の個展に向けての絵を描く、25歳の画家の卵でした。
彼女はデイジーの花畑を書くために丸木を渡ってお気に入りの場所に行っていましたが、あるとき足を滑らせ河に落ちてしまいます。怪我はなかったものの、画材一式を流され、落ちたことがトラウマとなって向こうへ渡ることができなくなりました。
ところがしばらく経つとそこに無骨ながらも橋がかけられ、さらに橋になくしたはずの画材道具が…彼女は誰とも知れぬ人物にお礼を叫び、デイジーの絵をその場に残すのでした。絵は何者かに渡り、一ヵ月後、骨董品店の前にデイジーの花が送り届けられるようになるのでした。

ヘヨンは週末、4時15分にデイジーを持ち自画像を描いて欲しいとやってきた男性ジョンウ(イ・ソンジェ)がその人ではないかと心を引かれ始めますが、彼はアジア犯罪組織を追跡中のインターポールだったのです。
運の悪いことに二人が会っていた広場で銃撃戦が始まり、ヘヨンは負傷し病院へ、ジョンウもまた大怪我をして帰国することに。
しかし、それでも送られてくるデイジーの花。
そう、人知れず彼女に花を送る男性、ジョンウとは正反対の立場の人間、暗殺のプロ、パクウィ(チョン・ウソン)がそのホントの送り主だったのです。

関連リンク
2006年「デイジー
2006年「デイジー(アナザーバージョン)

映画レビュー
オススメもう少し軽いものを想像して観ていたのですが、かなり悲劇的なラブストーリーでした。とくにヘヨンにとっては。
デイジーの花言葉は『無邪気』『平和』ですが、この映画では『心に秘めた愛』と説明されていました。
まさしく彼女を死の世界へ連れて行くことができず、名乗ることもできないパクウィの心情を表す言葉ですね。彼にとってヘヨンは暗殺を行った後の平和のよりどころとなったわけです。
彼女のために橋を作ったとき、ありがとうと言われ、自分だけのために絵をプレゼントされたとき、パクウィは言葉には言い表せないほど救われたのでしょう。
しかし面と向かって出合うことのできない彼は、離れたところから彼女を見守り、同じ絵画の知識、飲み物を飲むことによって同じ時間を共有しようとします。同じものを見、コーヒーを飲むところなど「イルマーレ」にもちょっぴり似た心理描写ですね。

と、書きつつも後半姿を現したのには驚きましたが。(^^; ジョンウの登場によって一度は去ろうとしていたパクウィだったようですが、銃撃戦を境にやっぱり嫉妬感も…もっともこれはジョンウと付き合い始めたころにもありましたけど。
このあたりはやはり止められない男性の性なのでしょうか。

それにつけても…一応、余韻と想像はあるものの…ちゃんとしたハッピーエンドが観たい。と思ってしまう、今日このごろです。

デイジー アナザーバージョン公開時にもあったそうですが、この作品には「デイジー(アナザーバージョン)」というものがあり、パクウィ側の視点で語られているそうです。もっとも今回もある程度は彼からの視点もあったのですが、もっと暗殺者的要素でもあるのでしょうか。あとはラストシーン、あの後がどうなったのかというところがあるようです。
すでに今回のものを観て、ラストが自分なりに構成された後でこれを観ると、どう思うのかは微妙になるかもしれませんが、機会があればこちらも観ておきたいですね。

【一言いいたいコーナー】
・黒いチューリップとデイジーの花が実に対比的でした。
・オランダが舞台ですが偶然にも3人が出会い、全員韓国人となりました。でも同国だからここまで進んでしまったというのもあったのかも。
・やっぱりキムチ、私も韓国で食べたことがありますが、日本でよく食べるものとは辛さが違って美味しいんですよね。丸い辛さっていうのでしょうか。
Number363・ラストシーンを観てから、最初の雨のシーンをもう一度観直してしまいました。たしかに、いるー!!
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ジョニーからの伝言(hiroさん)の「(感想・レビュー)デイジー(2007年59発目)
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posted by 白くじら at 22:20| Comment(2) | TrackBack(1) | ラブストーリー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
この映画は,良かったですね〜
今年観た映画のTOP5に入りますね
古いですけど(笑)
とにかく暗殺者が好きだったりします。
パクウィが良かったです!
ラストは,アナザーでは続きそうな感じ
ですがアナザーのレビューは,読まずに帰ります。リンクありがとうございました
<(_ _)>
Posted by hiro at 2007年07月15日 23:37
こんにちは、hiroさん。

私もこの作品は久しぶりのオススメ作品となりました。
そうですね、やっぱり影を含みつつも、どこかお茶目なパクウィが好きでした。
ラストも余韻を持たせており、おそらく…なのでしょうが、終わった後考える余地も残されているのがよかったですね。

トラックバックありがとうございました。
こちらこらもさせていただきます。
Posted by 白くじら at 2007年07月16日 09:06
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(感想・レビュー)デイジー(2007年59発目)
Excerpt: デイジー Review 韓国映画ながら、舞台は,オランダ・アムステルダムと異色でしたし何よりも脚本が良かった泣けますよ!『デイジー』は,感涙保証です。名作『猟奇的な彼女』『イルマーレ』の..
Weblog: ジョニーからの伝言
Tracked: 2007-07-15 23:39
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