2005年(THE CAVE) 製作国:アメリカ 監督:ブルース・ハント 製作:トム・ローゼンバーグ、ゲイリー・ルチェッシ、アンドリュー・メイソン 脚本:マイケル・スタインバーグ、ティーガン・ウェスト 音楽:ジョニー・クリメック、ラインホルト・ハイル クリーチャーデザイナー:パトリック・タトポロス amazon.co.jpで詳細を見る。 |
30前、冷戦時代のルーマニア、立ち入り禁止区域の山の中に建つ古びた教会にやってきた男たちは、爆発の振動で陥没した地下に落ち、さらに崩れ落ちた岩山と教会の中に埋もれていくのでした。
そして現代。カルパチア山脈で調査をしていたニコライ博士(マーセル・ユーレス)は、川が流れる巨大な洞穴を発見しました。
洞窟ダイバーが必要だと思った博士は、メキシコはユタカン沖にいたジャック(コール・ハウザー)をリーダーとする、弟タイラー、ストロード、ブリッグス、トップ、チャーリーらダイバー6人を呼び寄せました。
ニコライ博士が名づけた『タイタン・ホール』と呼ばれる洞穴は、地下90メートルに川があり、少なくとも45キロはあろうかという巨大なものでした。
ジャックはまずブリッグスを先行させ、3.8キロ地点にキャンプ地を設置。ニコライ博士、キャスリン博士、そして撮影員のアレックスを含み、調査を開始しました。しかしストロードが謎の生物に襲われ、そのときのトラブルで帰り道への洞窟を失ってしまいます。
一方、チャスリンはモグラの中に寄生生物を発見。環境に応じた変異をしているのではないかと推測していたのですが、その言葉どおり、この地底には恐るべき生物が生息していたのです。
相変わらず邦題名が凄いです。原題はTHE CAVEだけで直訳しても問題なさそうなタイトルなのに…作中でもたびたび言われていた寄生生物による変異のみならず「地獄の」とつけるあたりのセンスが凄いです。この「地獄の」だけでも観る前からB級に成り下がっています。
さらに作品のCMが、どこかの探検隊のノリでもう…いや、そのノリは大好きです。(^^;
さて、醜悪なモンスターのデザイナーは「サイレント・ヒル」でも活躍したパトリック・タトポロスです。なるほど、普通のB級では観られない完成度の高いクリーチャーです。ショット、ショットが短いのが残念です。そしてどきっとすることはあっても、なぜかあまり怖くない!←ここ大問題!
最近観た同じ洞窟モノに「ディセント」がありましたが、グロ度と恐怖感は「ディセント」の方が上かな。しかしスピーディーなモンスターものとしてはこちらの方が上かもしれません。またアクション性もよかったですね。
にしても、両作品ともに結局あれはなんだったの?とかいう説明はトンとありません。
30年前の男たちの刺青があったところをみると、やはり人間から寄生生物により変異してしまった成れの果てなのかもしれません。さらに負傷した傷から進入されたジャックの行動からも眼を放せませんでしたが、なかなかの速度の変異のようです。しかし変異したおかげで脱出路を察知できるところは、なんとも皮肉な話です。
オチもややっと思ってしまうくらい、私自身安心しきっていました。でも…環境が違うし、何に変異するのか楽しみですね。(^^;
結局原因不明なところはありますが、モンスターパニック映画としてはなかなか面白い作品でした。
【一言いいたいコーナー】
・洞窟でダイバーというのはいい設定ですね。
・結局30年前は何を探してたの?テンプル騎士団の宝?
・それにしても女性が2人いたのに、ロマンスがほとんどないってどういうこと?
・ジャケ写、まるで「トレマーズ」です。が、実際にはこんな巨大なのは出てきません。(- -)
晴れたらいいね〜(ちゃぴちゃぴさん)の「地獄の変異 CAVE」
年がら年中爆走するブログ!!(shit_headさん)の「海底洞窟で地底人が羽ばたく!!「地獄の変異」」
DVDレンタルサービス ぽすれんの「地獄の変異」
ハサウェイのシネマ!シネマ!シネマ!さんの「【洋画】地獄の変異」
怖くなかったですね〜。もっと変な地底動物がうじゃうじゃと、かつ、ゆっくりみたかったですねぇ。
極限でうまれるロマンスも、なかったし…。
予告の割には、まともだったように思えてしまいました。
あれは、インパクトありましたわ。
早く、私もディセント観なくっちゃ!
TB、ありがとうございま〜す。私も、させていただきま〜す。
感じ取る事が、なかなか難儀で(汗)
凄いのに、なると笑ってしまうんですよ(^◇^)
笑顔で、恐怖物を見る自分も恐いのですが・・・。
地底物ではディセントの方が上だったのですねぇ〜。
うぅ〜ん、キカイが有ったらチャレンジしてみます。
そうなんですよねぇ、どきっとするところはあっても精神的に怖いというところがなくって、なんだか珍しいと思ってしまいました。
少しアクション性もあるからかも知れません。
あの予告が凄かっただけに、あのノリでやってくれてもよかったのにー、などと思ったりもしました。(^^)
トラックバックありがとうございました。
そういえばモンスターものはダメでしたね。
でもこれも「ディセント」と同じ元は人間のようですから…ってそういう問題じゃないですか。(^^;
緊迫感は「ディセント」の方が上でしたし、絶望感も…でも、何も残らない「ディセント」よりは、こちらの方がまだ観ていて安心もできますし、なにより、終わってからの気持ちの持ちようが全然違います。そういうところだけみるとこっちが好きだったりして。
機会があったらまたぜひ!!
この手のモンスター映画は、クリーチャーのビジュアルの面白さを堪能すればそれで満足です。
僕は白くじらさんが仰るようなパニックありのモンスターアクションとして鑑賞に臨みました。そのおかげでかなり楽しめましたです。
コール・ハウザーの変異演技に感激!最期は涙でした。
ラストは笑いました。あのまま外界の環境に適応すると、人間のままで問題ないと思います。モンスターに変化する必要ないもんなぁ。
今週中に「ディセント」観ます。
なるほど、確かに生半可なモンスター映画って出尽くしているだけに難しそうですね。
今回は、モンスターの造形もよかったですし、モンスターアクションとしては楽しめるものでした。「エイリアン」と「エイリアン2」くらいの差はありましたねぇ。
ジャックは仲間にもいろいろといわれてしまい、もうそのまま変異してしまうのかと思っていましたが、最期まで仲間のことを心配しながら、それでも変異能力を使ってがんばっていましたね。もう、涙、涙です。なむなむ。
ラスト…ですねぇ。
どんな変異…というよりしなくてもおっけーみたいな感じでした。(^^;
ディセント、観たあかつきにはまたおいでください。