![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョン・G・アヴィルドセン 製作:ジェリー・ワイントローブ 製作総指揮:R・J・ルイス 脚本:ロバート・マーク・ケイメン 撮影:ジェームズ・クレイブ 音楽:ビル・コンティ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

9月、ニュージャージ、ニューアークからカリフォルニアへ、母の仕事のために引越ししてきたダニエル(ラルフ・マッチオ)は、最初聞かされていた話とあまりにも落差のある場所に意気消沈。それでも引越しのときに近所の若者フレディと知り合い、カラテを習っていると言ったのが始まりで、ビーチパーティに誘われます。
そこで出会ったアリ(エリザベス・シュー)に一目ぼれをするダニエルでしたが、ちょうど現れた元彼ジョニーと争い、同じカラテで手も足も出ず負けてしまうのでした。ジョニーは札付きの不良で、街にあるカラテ道場コブラ会の師範おも務めるほどの腕前だったのです。
フレディやその友達たちもダニエルに呆れて離れていってしまいました。
自分を助けてくれたダニエルにアリは引かれていきますが、それが面白くないジョニーは学校でもことあるごとにダニエルを目の敵にし始めます。
そんなとき、家の管理人ミヤギさん(ノリユキ・パット・モリタ)と知り合います。ミヤギさんは沖縄出身でダニエルのことを「ダニエルさん」と呼び、彼の考え方に触れ次第に二人は仲良くなっていきます。が、いじめはますます酷くなっていきます。見るに見かねたミヤギさんは、ダニエルさんを連れてコブラ会へ乗り込みます。
そこで待っていたのはコブラ会の道場主クリーズ(マーティン・コーヴ)、1970〜1972年のカラテチャンピオンでした。
クリーズはミヤギさんの話など一笑にするのでしたが、数ヵ月後にある少年カラテ選手権でダニエルさんとジョニーの決着を付けさせようという話には乗りました。
とんでもないと食って掛かるダニエルさんに、少なくとも後数ヵ月はいじめられないだろう。その間に修行をすればいいと…。
その日からダニエルさんはミヤギさんの家でカラテの修行を…と思いきや、彼に命じられたのは車のワックスがけや塀のペンキ塗りでした。いったいどうなるのか少年カラテ選手権!

1984年「ベスト・キッド」
1986年「ベスト・キッド2」
1989年「ベスト・キッド3 最後の挑戦」
1994年「ベスト・キッド4」


実際にはそう簡単に強くなるのであれば苦労はしないのですが、監督が「ロッキー」のジョン・G・アヴィルドセンだけあって、盛り上げ方がいいのと、やっぱりミヤギさん役のノリユキ・パット・モリタがいい味を出していますね。
単に少年の成長を描いているだけでなく、ミヤギさんの過去から悲しい戦争の思い出などもあり、カラテが復讐のためにあるのではないという教えも、当時よかったと思います。
修行が一風変わっていて、車のワックスかけ、そしてワックス取り、塀のペンキの塗り、床のヤスリかけなどの日常的な仕事をカラテの基礎として、ミヤギさんがダニエルさんに教える方法がまた面白いですね。心情を盆栽に見立てるところも日本(沖縄)ならではの演出でした。
ダニエルさんは理解するまで本気で仕事していましたが。(^^;
なお、相手のコブラ会(もう名前からして悪そのものです)も強敵が多く、しかもとことん邪悪に染まっているのも、珍しいですねぇ。教えも困ったものでした。実際に完全に悪いのは道場主のクリーズだけみたいですが(そこまでやるか!というくらい卑怯なこと言っています)、それが判るのはもう最後の最後、しかもホントだと確信するのは2、3に至ってでした。
さて、なんだかんだで青春の1ページとしてはよくまとまっている作品で、カラテのシーンも最近の妙にキレイなフォームでポーズをつけるものよりも好感が持てましたし、やっぱり奥底に眠る大事なことは、基本こそがなによりも大事ということですね。
カラテの修行は単純な反復練習です。おっけー。
【一言いいたいコーナー】


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ええっ!
凄すぎます。TVチャンピオンの箸使い名人に出場できそうですね。
でも、その箸は二度と使い物にならないでしょう。(^^;
柄の先でゴキブリというのも凄いですが…ひょっとしてダーツも得意ですか。
カラテを習わなくても問題ないと思います。(^^)/