![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョン・G・アヴィルドセン 製作:ジェリー・ワイントローブ 製作総指揮:R・J・ルイス 脚本:ロバート・マーク・ケイメン 撮影:ジェームズ・クレイブ 音楽:ビル・コンティ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

少年カラテ選手権の会場を出たミヤギさん(ノリユキ・パット・モリタ)は、コブラ会の道場主クリーズ(マーティン・コーヴ)が弟子たちに怒りをぶつけているのを見て彼を抑えるために飛び出ます。止めをさすこともできたミヤギさんにいぶかるダニエルさん(ラルフ・マッチオ)に彼は「人を許す心を持たぬ者は、死ぬよりつらい日々を生きねばならぬ」と諭すのでした。
6ヵ月後…ダニエルさんはミヤギさんの家でくさっていました。
恋人のアリがせっかくミヤギさんがプレゼントしてくれた車をおしゃかにし、さらに大学生のフットボーラーに熱を上げてしまったのです。あの6ヵ月前の楽しかった日々はもう帰ってこないのです。
しかもママが会社の命令で2ヵ月間も転勤に、住み慣れてきたこの地ともしばらくお別れです。
そんなとき、ミヤギさんの元に『父危篤』の連絡が入ります。
帰らなればならないと言うミヤギさんは渋い顔。それもそのはず、彼は45年前に…。
当時沖縄のミヤギさんの村では、親が決めた娘と結婚しなければならないという風習があったのです。しかし18歳のミヤギさんは若さゆえか、本来サトウという男性と結婚するはずだったユキエさんと愛し合うようになり、村人の前でユキエさんが好きであることを言ったのです。当然サトウの面目は丸つぶれとなり、彼はミヤギさんと決闘によって決めようと言ったのですが、ミヤギさんは親友とは戦えず、そのまま沖縄を後にしてしまったのです。そして…45年。
ミヤギさんを心配してダニエルさんもママの転勤には付いていかず、沖縄へと行くことにしました。
沖縄の那覇空港で彼らを待っていたのはトグチ(ユージ・オクモト)という若者で、彼は二人を騙し倉庫へと連れ込んでしまいます。待ったいたのはサトウ(ダニー・カメコナ)本人でした。彼は45年前の恨みを忘れてはおらずミヤギさんに決闘をするように詰め寄るのでした。
しかし両者の師匠でもあるミヤギさんの父に挨拶をするのが先と、ミヤギさんとダニエルさんは父の元に。父を看病していたのはユキエさん(ノブ・マッカーシー)と彼女の姪であるクミコさん(タムリン・トミタ)でした。実はあの後、ユキエさんは誰とも結婚せず、ミヤギさんにもかつての恋心が。一方、ダニエルさんとクミコさんもお互い引かれ始めるのでした。
しかしサトウの執拗な決闘依頼、そして思いっきり挑戦的なトグチのダニエルさん攻撃は、2人の逃げ道を無くして行くのですが…。

1984年「ベスト・キッド」
1986年「ベスト・キッド2」
1989年「ベスト・キッド3 最後の挑戦」
1994年「ベスト・キッド4」


がこの話では前作の恋人役であるエリザベス・シューが出演することができなく、ストーリーでもお判りのようにとんでもない扱いで、話だけで恋は破局してしまっています。またママさんも出られなかったのか、声すらなくやはりダニエルさんの説明だけでした。
かくして傷心のダニエルさんは、沖縄で別の娘を恋人にしてしまうのでした。(- -;
今回はミヤギさんの話のために彼の恋話も盛り込まれて、ストーリーというか設定がなんとも面白かったです。
ここで話しておかなければならないのは、恐るべし村人たちの眼力です!
話によるとミヤギさんが村を飛び出たのは18歳のとき、そしてそれから45年が経ち、ミヤギさんは63歳なのです。
にも関わらず、父の家に戻ったときに姪(実は作中では何者か不明)のクミコは、一目見るなり「あ、ミヤギさ〜ん」と言うではありませんか!うーん、いや、しかし、ここはミヤギさんがやってくることをユキエさんから聞いていたのかも知れませんが。
しかし!!次の日、ミヤギさんとダニエルさんが村を歩いていたときに、村人が声をかけてくるのです。「ミヤギさ〜ん」と!
ひょっとして、18歳のときから同じ顔だったのでしょうか。(?_?; むむ
観ていておかしいのはトグチとサトウの言動でしょうね。サトウの方はまだましだったのですが、ことあるごとにダニエルさんに敵対するトグチはいったい何がしたかったのか、どうにも意味不明です。ユキエさんと何かあるわけでもないでしょうし、あまりにも好戦的でしたね。一作目のジョニーもかなり好戦的でしたが、まだ彼には意味があったので、行動的には否でも、設定的にはおっけーでした。
今回のダニエルさんは鶴立拳ではなく、沖縄に伝わる太鼓からヒントを得た拳で頑張っていました。
【一言いいたいコーナー】
・沖縄の人たちも日本語が下手なのはどういうことなのでしょうか。
・ちなみに45年前から村はほとんど変わっていないらしいです。


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アメリカ人が見ると多少面白いのかもしれませんが…
日本人の私が見ると違和感がありまくりでした。
どうも日本という国を誤まった知識で理解されているような気がしますが、作品によってはその理解が面白いときもあるようです。(^^;
このシリーズは2、3と下降していきましたが、かろうじて4で盛り返したような感じでしょうか。
いや〜懐かしいですね〜ベストキッド。
あのワックスがけの修行の真似してみたりしたもんです。
4もあったなんて知りませんでした。
最近は社会派ドラマ的な映画を観てたりしたもんで、このベストキッドのようなシンプルに楽しめる映画も、やっぱりいいもんだなって思い出しました。
「くやしい〜。ダニエルがんばれ!」とかミヤギさんが手をすり合わせてダニエルを回復させるシーンとか…印象に残ってます。
よろしければ相互リンクさせていただけませんでしょうか?
私のブログは
海外ドラマ・映画の感想倉庫
http://maruta.be/eidora
です。
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MOVIE-DIC様をリンクさせていただきました。
よろしくお願いします。
ワックスがけ、よかったですねぇ。
文句を言いながらも、ダニエルさん、しっかりと修行をしていましたが、4の女の子は一筋縄ではいかなかったようです。(^^)
最近は確かにこういうストレートに楽しめる作品がありませんね。今だからこそ、こういう作品で感動して欲しいです。
リンクありがとうございました。
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よろしくお願いいたします。