![]() | 公開年 | 2012年 LOOPER |
制作国 | アメリカ、中国 | |
監督 | ライアン・ジョンソン | |
原案 | ||
制作 | ラム・バーグマン、ジェームズ・D・スターン | |
制作総指揮 | ジュリー・ゴールドスタイン、ジョゼフ・ゴードン=レヴィット、ダグラス・ハンセン、ダン・ミンツ、ピーター・シュレッセル | |
脚本 | ライアン・ジョンソン | |
撮影 | スティーヴ・イェドリン | |
音楽 | ネイサン・ジョンソン | |
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2044年カンザス州…さらに30年後にはタイムマシンが開発されていました。しかし使用には法律で規制がかけられ、それは犯罪組織が秘密裏に悪用するようになったのも無理のない事でした。死体から身元を洗い出すことも容易な未来では、過去へ殺害相手を送り込み処理する方法を取ったのです。
過去で処理する者はルーパーと呼ばれ、殺害相手の体に縛り付けられている銀の延べ棒が報酬となりました。
ルーパーの一人ジョー(ジョゼフ・ゴードン=レヴィット)はその銀を蓄えてはいましたが、そのストレスから薬にも手を出していました。
そんなとき、未来から自分自身が送られてくる事が多くなりました。契約で自分自身が送られた時には金の延べ棒が報酬であり、その時点でルーパーとしての仕事は終了、以後の30年の保証が約束されていました。このことは「ループが閉じる」と呼ばれていました。
噂では未来の犯罪王レイン・メーカーがその事件の黒幕であるとのことでしたが…。
そして…ジョーの前に転送されてきた男(ブルース・ウィリス)が…彼は縛られてもなく袋を被されてもいませんでした。一瞬の躊躇!男はジョーに延べ棒を投げつけ彼を昏倒させてしまうのでした。
未来の自分を逃してしまったジョーは、仲間から追われることになるのですが、やがて未来の自分が、若き日のレイン・メーカーを殺しに来たことを知ります。ジョーは自分自身が狙うであろうポイントに住む女性サラ(エミリー・ブラント)、そしてその息子シド(ピアース・ガニォン)の元に向かうのでしたが…。


舞台が2044年ですが、どちらかというと荒廃している世界ばかり出てきて、メカも進化はしているんですが、表立って動いていたのはホバリング(?)しているバイクくらいでしょうか。ちょっと残念でしたねぇ。さらに30年後の世界は回想シーンのような感じで語られるくらいです。
タイムトラベルも殺害者を転送するだけに使われていて、転送されては速攻ドン!で終わりですから…今までのタイムスリップモノを観ているとちょっとなんだかなぁって感じですが、タイムマシンを新発明というよりも、すでに一般的(あくまでも犯罪組織がですけど)に使われ単なる道具として描かれるとそんなものなのかもしれません。(^^)
ブルース・ウィリスの考えも分かりますけど、やっぱり作品上は悪役かなぁ、この人は悪側に立つと怖いですね。
ただ根底に対象がダレであれ「人を救いたい」という事が流れているのは同じです。ブルースは彼女の事が前面に出すぎでしたが、殺害することによって未来のレインメーカーが起こす犯罪を全て阻止しようとしていた。対してジョーは要因を取り除こうとした。同じ人間なのにこの差は30年の経験と彼女への想いでしょうか。単純に言うとジョーはすれてなくって純粋だったのかもしれません。(^^)
【ここがいい!】
・無駄にアクションシーンがえぐくていいです。(^^;
・現代の自分が傷付けば未来の自分も傷付きます。目に見えるほど変わるのはとんでもない傷ということなのですが、最初の未来から来た自分を逃してしまったセスへの組織の拷問は、未来の自分がどんどん変わっていく過程で本当に恐ろしい事です(姿が消えないということは生きたままということですしね)。
【ここは問題かな?】
・超能力はいらないかも。
・未来の自分がブルース・ウィリスに対して、現代がジョゼフ・ゴードン=レヴィットという配役はちょっとパワー不足なように思えました。ブルース・ウィリスはもう中年役なのにとにかくパワフルですからねぇ。(^^)
【一言いいたいコーナー】
・こういうタイムスリップの解釈は、実はその後の変化も考えられるので本当に解決したのかどうかはわからないので、いろいろと見た後で話し合えるのは面白いところですね。


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【関連する記事】
これ、ゲオで新作でしたね。
かえるままも、かりようかどうしようか悩んだ作品です。
新作なので、すぐ返さなくちゃならないので、もう少し待とうって思ったんですよ〜。
SFの世界では、自分に触れると宇宙が崩壊する、という常識?みたいのがありますよね。
自分をこ◯すというのが今までと違ったパターンで楽しみでもあります。
本当に、これは楽しみですね〜。
復活されて、良かったです☆
私もちょうど本作を観た所でした。
舞台が2044年と2074年の割には、
未来らしい映像がほとんど無かったですね。
負のループを断ち切るために葛藤するドラマが中心でしたね。
その辺が予想と違って、物足りなくもあり、意外性で良かったり。
セスの拷問のシーン、あれは恐しかったです!(><)
直接の映像はないのに、しっかり想像できちゃう痛さ。
上手い表現方法でしたね。
まだ新作だったのですが、上映当時観たかったので借りてしまいました。
なんだかすぐに上映が終わっていたので、不吉な予感はしていたんですけどね。(^^;
自分に触れると…というのはアトムの頃からあったような気がしますね。
同時代の自分だとドッペルゲンガーとなって死んじゃいますけど。これはまた違いますね。
自分自身は同じ考えのはずと言う常識(?)を覆すような作品でした。
まあ30も経つとその経験が考え方を変えるんでしょうねぇ。
お久しぶりです、やっと少しずつ時間がとれるようになってきました。
またよろしくお願いいたします。
おお、やっぱり新作を観ると同時期になる確率が高くて、いろいろとお話ができるのがいいですね。
そう、ほとんど未来感がなかったのがちょっと残念でしたねぇ。
結構予想外の内容ではありましたが、もう少しタイムスリップ特有の演出も欲しかったですね。(^^)
セスの拷問は本当、怖かったですよねぇ。
その映像がないのにわかってしまう演出は斬新でした。
トラックバックさせて頂きますね。(^^)/