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2013年09月01日

ガッチャマン

実体を見せずに忍び寄る白い影。
映画「ガッチャマン」オフィシャルブック公開年2013年
GATCHAMAN
制作国日本
監督佐藤東弥
原作タツノコプロ
制作
制作総指揮城朋子、佐藤直樹
脚本渡辺雄介
撮影映画「ガッチャマン」製作委員会
音楽ニマ・ファクララ
BUMP OF CHICKEN「虹を待つ人」
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
2050年…謎の組織ギャラクターが全世界に宣戦布告し、わずか17日で地球の半分が支配されてしまいました。彼らはウィルスXの感染者であり強化され、さらに赤いシールドは人類の兵器を無効にしていたのです。
残された人類は残された地で生き延びていましたが、ISO(国際科学技術庁)の南部博士(岸谷五朗)が発掘された謎の結晶体「石」を利用することによってウィルスXの感染を抑え、さらに石の能力を引き出すことができるようになりました。しかしその適合者は800万人に1人という低確率。そのためISOは適合者を発見すると強制的に連行し訓練を施したのでした。そして究極の兵器となった適合者は「ガッチャマン」と呼ばれました。

今、東京ではISO首脳会談が開かれていました。
それを襲うギャラクターの巨大兵器キャタローラーとギャラクター兵!それを阻止するために立ち上がったガッチャマンたち、健(松坂桃李)、ジュン(剛力彩芽)、甚平(濱田龍臣)、竜(鈴木亮平)の4人、そしてヨーロッパから帰還していたジョー(綾野剛)でした。
彼らは見事にキャノローラ停止に成功するのでしたが、ISOのカークランド博士(光石研)は、独自に開発していたウィルスXを破壊する石を使ったG粒子ビーム砲「モスコーン」で一気にギャラクター壊滅を方法を提案。ガッチャマンは必要なしと言うのでした。
そんなとき、ギャラクターNo.2であるイリア(中村獅童)がベルクカッツェとの覇権争いに敗れ人類側に亡命してくるという連絡が…その任務に就いたガッチャマンたちでしたが、健とジョーにとっては、イリアにもう一人の適合者ナオミ(初音映莉子)を殺害されたという過去があり、イリア保護という任務はそれぞれの心のわだかまりを揺さぶる結果に…亀裂が入るガッチャマンたちにイリアが付きつける現実とは…。

映画レビュー
普通かなタツノコプロのアニメ「科学忍者隊ガッチャマン」の実写化です。
主演に「侍戦隊シンケンジャー」の殿役だった松坂桃李さんを迎え新たな構想を元に制作されました。
監督である佐藤東弥さんは「原作なんて気にしなくていい」と言っていたようですが、アニメを観たことのない松坂桃李さんと綾野剛さんに演じさせるのには無理があったのではないかと思います。これが完全オリジナルであればまだよかったのかもしれませんが、決め台詞や落下するときの舞、着地シーンなど、結局はアニメ版を意識した作り、つまりアニメファンのためのシーンが取り入れられているのです。こういうシーンがあるとやっぱり比べてしまいますからね。(^^; ちょっとは観ておいてほしかったですねぇ。

新しい特戦隊モノとして作れば文句もなかったかもしれませんが、いきなり新しいものを出しても動員は見込めずガッチャマンの名におんぶにだっこという形をとったのかもしれません。

まぁ、最近(?)では「宇宙船ヤマト」が酷い実写化でしたが、それよりはまだ普通に観れたと思います(アニメのガッチャマンはちょっと頭から追い出しておいて)。
それに世間で言われているように剛力彩芽さんがそれほど酷いとも思えませんでしたし(長髪や雰囲気の問題もありますけど)、どっちかというと濱田龍臣さんの棒読みのようなセリフにテンションが下がってました。実写でこういうふうに感じるのは珍しいんですけど。
逆に鈴木亮平さんが燃えていましたねぇ、いいキャラでした。

【ここがいい!】
・やっぱり落下するときの舞。1回だけで、4人だったのがちょっと残念。
・あまりにもベタな健とジュンの恋愛ドラマ。でも健は全てをわかっててはぐらかせているように思えましたけど。
・ヘルメット破壊シーン。やっばりコスチュームは破壊されてナンボです。
・忍法火の鳥、アニメとは違うシチュエーションですけどちょっと感動しました。
・みんな若く不器用なんですよ。そこがいい。

【ここは問題かな?】
・戦闘シーン…結構いいところも多いのですが、飛ぶんでいる時にビルや壁を使っているシーンが多く、なんだか格好いいというよりもコントロールできてないしいのでは?と感じる方が多かったです。
・コスチュームにはとんでもないお金がかけられていたようですが…せめて頭部ヘルメットはそれぞれの鳥をもっと強調してほしかったです。なんだかよく解りませんし格好良くない。もっとくちばしを出してー。ジュンにも醜いスーツって言われる始末。(- -;
・わずか17日で世界の半分を占領したギャラクターが、その後10数年経っても支配していないことに驚きです。東京は平和っぽいですしねぇ。なんだか違和感がありまくりです。イリアが亡命というのももはや頭が?を連発していました。
・南部博士…まったく役立たず。(-o-)
・ISOもいい加減犯罪組織だと思います。
・ナオミの心情がさっぱり理解できず…あの過去はいったい何だったの?
・キャタローラー登場にはおおっと思いましたが、よく見てみると画面手前(離れているところ)は人がわいわいと言っているのに、実際に破壊されているビルの近辺には誰もいません。(^^;;折角の特撮なのに凝ってください。
・みんな本当に自分勝手なんですよ。そこが問題。

【一言いいたいコーナー】
・カークランド博士やイリアとか…どうみても日本人なので違和感ありあり。
・同時上映というかなんというか、本編の始まる前に「劇場版 おはよう忍者隊ガッチャマン」というぱらぱらアニメみたいなのがあります。(^^;
Number788・エンドロール後にちょっとしたオチがありますので席を立たないようにしましょう…でも、なんだか本編を台無しにしているようなオチのような気もします。総裁Xが登場しなかったので次回作の伏線になっているのかな?

観ておいたほうがいい映画
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主演:森功至
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侍戦隊シンケンジャー VOL.1 [DVD]

監督:中澤祥次郎 , 他
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posted by 白くじら at 17:51| Comment(0) | TrackBack(0) | ヒーロー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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