公開年 | 1973年 Death Race | |
制作国 | アメリカ | |
監督 | デヴィッド・ローウェル・リッチ | |
原案 | ||
制作 | ハーヴ・ベネット、テリー・K・ミード | |
制作総指揮 | ||
脚本 | チャールズ・クエンストル | |
撮影 | テリー・K・ミード | |
音楽 | ハル・ムーニー、ミルトン・ローゼン | |
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1942年11月、北アフリカ、エルアラメインの戦いが終わりドイツ軍は敗走しました。
アメリカ軍デル・カルペッパー中尉(ダグ・マクルーア)コードネーム「ホークシュガートム」の乗るP-40は、カイロに帰還する途中、燃料を求めてイギリスの補給基地へ着陸しました。ところがそこでドイツ軍の地雷原を爆破するように依頼されます。
機体に爆弾を付けるには彼のP-40が撃ってつけだったのです。
やむなくお付のアーノルド・マクミラン少佐(ロイ・シネス)と飛び立つのでした。
一方戦場では…第6師団の生き残りであるバイムラー将軍(ロイド・ブリッジス)が、彷徨っていた1台の戦車と合流していました。その戦車の中にはかつてバイムラーと戦ったシュテッファー軍曹(エリック・ブレーデン)もいました。
カルペッパーはこんなうっとうしい作戦に協力する気はとんとなく、間違えたふりをして爆弾を落としてしまいますが、そんなとき2機の前にドイツ軍のトラック隊が姿を現します。制止するカルペッパーを無視し少佐はトラックを攻撃しますが、そこに現れたバイムラーの戦車が少佐の機体を撃墜してしまいます。なんとかパラシュートで脱出したものの、足首を骨折してしまいます。
やむなく着陸したカルペッパーでしたが、なんということか2人を追って戦車が近づいてくるではありませんか。
慌てて脱出するものの、砲撃によって翼をやられてしまいます。その場は逃げ切ったものの、その後冷却水が漏れていることを発見。これでは長時間のエンジンを使用ができません。
そんな彼らを執拗に追いかけてくるパイムラー将軍。そしてそんな将軍に戦車の乗組員の不信感も次第に高まってきます。
異常とも思える戦車から逃げ、カルペッパーたちはカッシン峠に向かって機を走らせるのでしたが…。
昔昔、TVで放送されていたのを観てびっくりでした。
本来飛行機と戦車というのは正面切って戦うことがないものですが(空から銃撃、爆撃、陸からは銃撃というのはありますけど)、この作品では翼にダメージがあるために飛行が難しく、さらに冷却水の漏れによって長時間の動きも無理となっているため、ジャンプのような感じで段差を飛んだり、車輪で走ったりと大変です。
登場人物は少ないですが、飛行機側の2人のパイロットの友情、そして戦車側の将軍と乗組員とのやり取りなど飽きることもなく楽しめます。
当時は日本語吹き替えで録画したものを何度も鑑賞しているのでほとんど言い回しを覚えています。
今回のDVD発売で観てみましたが、嬉しいことに当時のものが収録されていました。おかげで違和感なく観ることができました。もちろん、TV放送でカットされていたところは訳がないので字幕になりますけど。
【ここがいい!】
・まずアイデアに拍手です。(^^)
・将軍の敵兵に対しての異常なまでの敵意は恐ろしいですね。作中では地雷原に行くのを阻止するとの説明もありますが、ラストでのあの叫びはとてもそうとは思えず、敵兵を殺したくて仕方がなかったようです。
・戦車の砲弾の詰め換えなど、結構珍しいと思えるシーンがあります。
・黙って水筒を差し出すシュテッファー軍曹がとてもいい。
【ここは問題かな?】
・戦車の砲撃ミスがちょっと多いような気がします。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・追いかけてくるところやラストのシーンなどは「激突!」を思い出してしまいました。
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