![]() 製作国:アメリカ 監督:マーク・ライデル 製作:マーク・ライデル 製作総指揮:リチャード・ドナー 原作:ウィリアム・デール・ジェニングス 脚色:アーヴィング・ラヴェッチ、ハリエット・フランク・Jr、ウィリアム・デール・ジェニングス 撮影:ロバート・サーティース 音楽:ジョン・ウィリアムス amazon.co.jpで詳細を見る。 |

牧場主であるウィル(ジョン・ウェイン)は悩んでいました。
冬までに牛と馬を1500頭も、650キロ先のベルフーシュまで運ばなければならないからです。それなのに町はゴールドラッシュのために大人がまったくいません。みんな金を探しに行ってしまっていたのです。
酒場の主人が苦肉の策で提案したのは、学校の子供たち…しかし最年長でも15歳…当然ウィルは渋い顔。とりあえず学校に参観にいきますが、まさに「子供」であることを見せつけられ途中で帰ってしまいます。
その日の明け方、牧場に10人の子供たちが集まりました。
どうやら酒場の主人が話をしたようで、やむなくウィルは暴れ馬に10秒乗っていることができると採用することに…子供たちは試験に見事合格するのですが(こういうところがさすが西部の子供ということなのでしょうか)。
こうして彼らはカウボーイの仕事を覚え、650キロの旅に出かけることに…途中、学校に来なかった子供を含め11名の子供たちとウィル、そして黒人の料理人の一行は牧場を後にするのでした。
1日中馬に乗り牛を誘導する仕事、ただでさえ大変な旅なのにさらに彼らを狙う別の一行の出現。それは出発前に嘘をついて仕事につこうとした、刑務所を出たばかりの男をリーダーとする牛泥棒たちだったのです。


料理人のおじさんがまるで人生の達人みたいで、厳しい旅の中であって子供たちにもウィルにもいい意味で影響を与え、全員の成長に一役かっているのが演出としてとてもよかったです。
ネタバレに近いですが、物語の途中で「彼」が○○する映画は初めて観ました。まさかと思いながら残りを観ましたが…これが当時の西部の掟なのかもしれません。
【一言いいたいコーナー】
・子供が出てくるジョン・ウェインの映画としてすぐに思い出すのは「勇気ある追跡」「ラスト・シューティング」などですが、いずれも子供の成長が見ることができる感動作です。銃を撃ちまくる彼もいいですが、子供に若干振り回されつつも子供の行動に目を丸くするジョン・ウェインもいいですねぇ。
・この映画には前楽、インターミッション、後音楽(EXIT MUSICというらしい)がありました。劇場でも中休みなどがあったようですね。


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