2006年(SNAKES ON A TRAIN) 製作国:アメリカ 監督:マラッチ・ブラザーズ 製作:デヴィッド・マイケル・ラット 製作総指揮:デヴィッド・リマゥイー 脚本:エリック・フォースバーグ 撮影:マーク・アトキンス 音楽:メル・ルイス amazon.co.jpで詳細を見る。 |
メキシコ国境近く、サザンパシフィック鉄道ロサンゼルス行きの夜行列車の貨物車両に、紛れ込もうとする男女の姿がありました。
先に乗り込んでいたチコたちは、女性の様子から「葉っぱ」を持っていると勘違いし、横取りしようと思ったようですが、そのカップルにはとんでもない秘密があったのです。
男性ブルホ(アルビン・カステロ)と女性アルマ(ジュリア・ルイス)は、好きあっていましたが、アルマの両親はそれに反対。やむなく駆け落ちをした2人に怒り、家族はアルマに呪いをかけました。そのためアルマは体の中に蛇を宿し、痛みと共に吐き出さなければならなくなったのです。2人は呪いを解くことができる叔父のいるロサンゼルスへと向かったのでしたが、痛みは激しさを増すばかりだったのです。
たまたま乗り合わせていたアルマの幼馴染のミゲル(ジョバンニ・ビジャラノ)の機転で、一度はチコの追求を切り抜けたものの、再び争いが勃発したときにブルホが大暴れ…そのときの騒動で捕まえていた蛇が逃げ出してしまいました。
一方、こっそりブルホの荷物を盗んできたチコの仲間は、その中から出てきた蛇によってアルマと同じ症状に陥り始めます。
吐き出す蛇はやがて、通常の客車へとその姿を忍ばせるのでした。
何も知らない乗客たちの運命は!そしてブルホ、アルマはいったい!
この作品は「肉球シネマブログ(アニーさん)」とこで発見して観たかった作品です。
最初から「怒ほほー」レベルであることを覚悟していたせいか、ハチャメチャな設定でしたが…意外に面白かったような気がします。(^^;
まずは普通の生物が大量発生するタイプのパニックものとしては、珍しく「呪い」という要素を取り入れていました。
「人間には誰も蛇がいる」というくだりが、アルマから語られるシーンがありますが、蛇というのはもともと邪悪なものとして有名ですし、これは人間誰しもが持っている悪の部分をさしているようです。つまりこの呪いは、体というよりも人間が持つ邪悪な部分を蛇という形をなして吐き出すようにするのでしょうか。
こうして出された蛇はアルマの一部でもあり、アルマが食べなくても蛇が食事すればおっけーという一心同体状態。しかし邪悪であり、平気で人間を襲ったりしますが、ミゲルとブルホは大丈夫なようです。
襲う蛇はアルマから出たものばかりではありませんでした。
ブルホの荷物を盗んだ2人組みは、箱の中から別種の蛇を解放してしまい、それらに潜り込まれてマルマと同じような症状になりますが、それはブルホの呪いの道具の1つだったのでしょうか。どう考えてもアルマとは別の呪いのかかり方です。
彼らも蛇を吐き出しますが、このほかにも吐き出された蛇に噛まれた人もやばかったような気がします。そのまま死んだりしているので定かではありません。
また吐き出された蛇は、成長が早くどんどん大きくなってしまいます(まぁ悪というものはそのままにしておくとどんどん大きくなりますからね)。
十分パニック映画の素質は持っていたのですが、各所、元麻薬捜査官と売人のブロンド女性の不必要なまでのエロシーンや、仲間割れをして共倒れしてしまう連中、ラストの巨大化、実は強力パワーなお守りの不自然さなど、そういうところを省いてもっと蛇を突っ込んだ形にしておけばもっと評価が変わったことでしょう。
【一言いいたいコーナー】
・邦題もそうですが、原題も「SNEAKS ON THE PLANE」に対して「SNEAKS ON THE TRAIN」ですからやっぱり「スネークフライト」の便乗商品と思ったのですが、中身はあまりにも違う作りになっています。
・この列車の真っ赤な座席とか意味あるのかと思いましたが、こんな車両には座りたくないですねぇ。
・実際問題アルマは仕方がないにしても、ブルホの傍若無人ぶりに脱帽でした。めちゃくちゃでした、この人。(^^;
・蛇の種類はいろいろありましたが何か違うのかな?アルビノっぽいのまでいたけど。
・蛇が嫌いな人はやっぱり観れないですね。
・ブロンド・クリスタルがオチになっていましたが、どう考えてもこの人はろくなことをしていないので(ダメだといわれたこと全部していたんじゃないの?)蛇を吐き出しますね!特大の!
肉球シネマブログ(アニーさん)の「【 スネークトレイン 】」
DVDレンタルサービス ぽすれんの「スネークトレイン」
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私、呪いだけ・・それに、徹した方が良かったと
あの、エロと、ショボイ大蛇が、どうもいただけず
理解不能でした(= ̄∇ ̄=)にぃ~!
ブルホって、思うに、結構おとこ前だと思いませんか?
なかなか、格好良かった気するのですが(o^^o)ふふっ♪
白くじらさんも、怒りまでは感じずとも「とほっ・・」
ですね・・良かった・・普通だったらどうしよう!?
私の、モンスター映画感性は錆びてるのか・・
と心配してましたヾ(≧∇≦)ノ"キャハハ☆
ヘビ嫌いなちゃぴです。
白くじらさん、絶対観ると思ったのよ〜
(*`▽´*) ウヒョヒョ
あたしも、ヘビじゃなかったら観たかもしれません。
なんだか、覚悟して観るのってカイカンです。
(;゜0゜) ぎく
「怒ほほー」レベルだと思いながら観たからかも知れませんね。いつもと観方が逆パターンです。(^^; 期待して大はずし
まぁ、とはいうものの要らないシーンは多かったですね。
私もそういう部分がなかったらもっといいものに仕上がっていたと思います。
こういう部分では「普通」にランク付けした「フランケンフィッシュ」の方がよかったです。
ちなみに「とほっ…」だと★2つなので、結果、アニーさんと同じ評価ということですね。(^^)
アマゾンもディスクステーションも画像がないんですよー。(T T)
この作品では小さいのから大きいのまでホンモノの蛇がわらわらと出てきます。蛇嫌いな人には辛いです。
ラストのはあまりにも突拍子もないで、大丈夫かと。(^^;
でも恐らく「スネークフライト」はさらに大量の蛇が出てくるのではないでしょうか。あわわ。
でもでも…覚悟して観るんですね!(_ _)なむなむ
出演していたヘビは細くて小さいストライプのがガータースネークの子供かリボンスネーク(皮下にもぐりこんだり吐き出されたりされたヘビ)、黄色くて太いのがボールパイソン(トイレにいたりシートや床にいたりしたヘビ)でしたね。
吐き出しシーンなどでは生きたヘビの中にサンゴヘビのオモチャが紛れ込んでいましたが(笑
あとはアルビノのビルマニシキヘビ(?)くらいでしたか、期待していたよりかなりヘビの種類が少なくて逆に笑いました。(生体は多分3種)
灰色のテカテカした大蛇はアナコンダのつもりなのかな?
それと地味にアルマの爛れた皮膚にジャイアントミルワームが付いていましたねー。
ちっこいへビがいきなり人飲み込んだり、咬み痕が違うとか抜きで(ヘビの大きさに対して)あり得ないとか、イグアナ持って帰ろうと言い出したりなかなか部分部分笑わせてもらいました。
ラストはもう笑いっぱなしでした!!
はじめまして。
かなり蛇にお詳しいですね。
私は名前まではさっぱりで、結構いろいろな種類の蛇がいるなぁって思っていましたが…むむ、オモチャまで紛れ込んでいましたか。判りませんでした。(^^;
でも、最初から期待していなかったせいか、結構楽しめた作品でした。それはもうストーリーは破綻していましたけど、それはそれ、これはこれで、ラストなんて呆気にとられてみてしまいました。
力任せに終わってしまいましたねぇ。
こういうのも面白いです。
ではでは、またきてくださいねー。(^^)/