![]() 製作国:アメリカ 監督:ヘンリー・セリック 製作:マイケル・バーナサン 製作総指揮:ヘンリー・セリック 脚本:サム・ハム 撮影:アンドリュー・ダン amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ステュ(ブレンダン・フレイザー)の前には栄光が待っていました。
彼が作ったアニメ「モンキーボーン」が認められ、コミックチャンネルで6話分放送することが決定したのです。しかし当の本人はそういうわずらわしいものはどうでもいいらしく、完成披露パーティなどよそに、恋人のジュリー(ブリジット・フォンダ)と家に帰ることにするのでした。
ところが車の中でキスをしているときに、モンキーボーンのグッズの1つである気球が膨らみはじめ、彼らは交通事故を起こしてしまいます。
スチュは昏睡状態になりました…が、その精神は悪夢の世界ダークタウンへと移動していました。そこは昏睡状態になっている人間と悪夢たちが住む世界、彼が昔描いた悪夢もいました。
そしてあのモンキーボーンまでもが。
通常世界で3ヵ月が過ぎました。
ジュリーの悪夢を通じて、自分の体の命ともいえる生命維持装置のケーブルが抜かれることを知ったステュは、ここを司るデス(ウーピー・ゴールドバーグ)から地上復帰パスをもらうために、いや奪うために、死神たちの世界へと行きます。そして…モンキーボーンとステュは1枚のパスを奪うことができたのですが、それは悪夢の神ヒプノスの計画だったのです。
モンキーボーンは彼の命令どおり地上復帰し、ステュはこの地に残されてしまいました。
ケーブルが抜かれる寸前蘇ったステュ(モンキーボーン)はうききっと好き勝手なことを始めました。そしてそれは、人間たちに悪夢を見せさせる序章となったのです。
一方なんとか地上に戻りたいステュでしたが、すでにモンキーボーンが入っているために同じ身体は無理、用意された身体は陸上選手…しかし事故で首を折り、臓器を提供している真っ最中だったのです!


ヘンリー・セリック監督といえば「ナイトメア・ビフォア、クリスマス」「ジャイアント・ピーチ」などのアニメでも有名、この作品でも悪夢の中はアニメとの融合、ただそこらかしこにコメディとはいえブラックなシーンがあります…がこれがまたたまらなく面白いです。
最初はどうなるのかと思っていましたが、途中から爆笑モノでした。
臓器提供者とステュ(モンキーボーン)が空中で戦うところなど、空中から肝臓やら胃が落ちて、医師団が回収するところなど…むむむ。
ちなみに血がどばーとかいうシーンはないのでぽーんと落ちます。バーベキューしているところに落ちて焼かれた臓器も、医師団は素早く取ってまだ大丈夫だ氷につけておけ…となかなか冷静です。恐るべし登場人物でした。
地上復帰するときの出口が、自由をイメージする巨大なリンカーンというのもしゃれてますね。
まだ未見の方はぜひご覧ください。
【一言いいたいコーナー】


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