![]() 製作国:中国、アメリカ 監督:チャウ・シンチー 製作:チャウ・シンチー 製作総指揮:ビル・ボーデン 脚本:チャウ・シンチー 撮影:プーン・ハンサン amazon.co.jpで詳細を見る。 |

社会が不安な時代は悪が横行する時代でした。
中でも斧頭会は人々をふるえあがらせていましたが、貧困地区は無視し、住民は平和を享受していました。そんな豚小屋砦に、斧頭会だという男が2人入り込みました。しかしそれは強くなるためには悪にならなければならない、と信じるシン(チャウ・シンチー)と相棒でした。
シンは子供のころ、ぼろぼろの男にカンフーの素質があると言われ、如来神拳の書を100毛で買い修行をしたのですが、いじめられている女の子を救うために飛び出した彼は、こてんぱんに負けてしまったのです。
彼らが斧頭会ではないことはすぐにバレますが、シンは仲間を呼ぶぞと花火を取り出し投げます。ところがその花火は間の悪いことに、本物の斧頭会を引き連れた頭で爆発してしまいます。
これをきっかけとして豚小屋砦に乗り込んでくる斧頭会…しかしその斧頭会から砦を守ったのは、今まで普通に暮らしていた3人の男たちでした。彼らは武闘界の世界から身を隠していたカンフーの達人で、それぞれ洪家てっ線、五郎八卦棍、十二路譚腿の使い手だったのです。
今まで目もくれなかった貧困地区で、情けない行動をとらされた斧頭会のボス、サムは、琴を使う凄腕の殺し屋を雇い、3人の暗殺をたくらむのでした。
だがそこには3人をも凌ぐ伝説の達人が…。
一方、鍵開けの技術をサムに買われたシンは、究極の殺し屋と言われる火雲邪神を解放すべく病院に向かうのでした。


故ブルース・リーにオマージュを捧げると言っていただけあって、「ドラゴンへの道」でマフィアのボスに「もうするんじゃない!」と、目の前で拳にぐっと込めるシーンがそっくり、あの鼻をちょっと親指で触るところもいいですね。
さらに火雲邪神の部屋の前で鮮血が流れ出るシーンなんて…あれ、「シャイニング」…ですね(おや?)。
カンフーに関しては、今まで見たことのないシーンの連続で驚くばかりです。特に琴を使っての攻撃にはまいりました。この辺りのシーンは圧巻です。
シンは子供のあの事件から今までは荒んでいましたが、結局根本的に人間的に大きな器を持った人のようですね。火雲邪神への最後の言葉は非常に「大きかった」と思います。
とはいうものの…チャウ・シンチーの出番が少ないー。(T T)
最後でいいところを持ってはいっているのですが、もう少し活躍して欲しかったというのが本音でしょうか。ストーリー的には仕方がないのですが、彼のファンにはちょっと物足りなかったのではないかと思います。
こういうラストシーンは好きです。
それにオチも相変わらずよかったです。私も1つ買ってみたいな。
【一言いいたいコーナー】

【関連する記事】
何もブルース・リーに似せなくてもいいのに、と思ってしまいますが。(^^;
確かに格好いいので、もっと見せ場がほしかったです。一時は、これいったい誰の映画なの?とか思ってしまいましたし。
また次回作に期待です。
といって、別にこれがダメだというわけではありません。(_ _)