![]() | 公開年 | 2013年 Olympus Has Fallen |
制作国 | アメリカ | |
監督 | アントワーン・フークア | |
原案 | ||
制作 | ジェラルド・バトラー、エド・カゼル三世、アラン・シーゲル、マーク・ギル | |
制作総指揮 | ボアズ・デヴィッドソン、マーク・ギル、アヴィ・ラーナー、ハイディ・ジョー・マーケル、ピーター・シュレッセル、トレヴァー・ショート | |
脚本 | クレイトン・ローテンベルガー、カトリン・ベネディクト | |
撮影 | コンラッド・W・ホール | |
音楽 | トレヴァー・モリス | |
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シークレット・サービスのマイク・バニング(ジェラルド・バトラー)は、ある事故から大統領夫人を守れなかった責任から一線を退くこととなります。
その1年半後の独立記念日の翌日、ホワイトハウスは韓国の首相を受け入れ朝鮮に関する話し合いの場を設けますが、そんなさなか突然テロリストの襲撃を受けてしまいます。輸送機を使ったガトリング砲による無差別攻撃、そして人海戦術ともいうべき強硬手段…大統領たちはバンカーに逃げ込むものの韓国の護衛官カン(リック・ユーン)による裏切りにより「鉄壁の要塞」と言われていたホワイトハウスはあまりにも簡単に制圧されてしまうのでした。その間、わずかに13分。
しかしそんな彼らにもまだ知られていない希望がありました。それは後方から援護に駆けつけていたマイク…すでに他のシークレット・サービスは皆殺しにされたった一人となった彼は、外部と連絡を取りつつ大統領奪還に動き出すのでした。
そして、大統領たちを人質にしたカンの目的とは…。


最近ではテロリストというのはハイテクで知能犯が多いのですが、今回の犯人たちは微妙です。(^^;
序盤の輸送機からの攻撃、人海戦術による襲撃や自爆など、アクションシーンには凄いところがあるのですが、隠密裏に進める気は全くなかったようです。誘導作戦としてパンカーに潜り込むためなのでしょうね。
それにしてもシークレットサービスたちがあまりにも弱すぎで…というよりも死を恐れない部隊にはどうしようもなかったのかも。
背後から倒しまくっているマイクに対してもほとんど無視、マイクもそのまま撃っていたらもっと倒せていたような気がしますが、しっかりと前に出てしまいます。(- -;;
この辺りから、えっ…というところが結構満載で書いていたらきりがないほど。
どうもあと一歩の爪が甘すぎて、その分ある意味リアルなのかもしれませんがエイターテイメント性には欠けています。マイクが無敵すぎるのも問題なのでしょうね、必死感がないんです。
大統領の子供とのつながりや、奥さんとのつながりも希薄で、ひょっとしてダイジェスト版でも見ているのかと思ってしまうほどでした。(^^;;
逆に主人公であるマイクの過去が冒頭で描かれているのですが、なにげに大統領との信頼関係や息子とのやり取りなど丁寧ですが、その後であまり生かされていません。息子との接点も秘密の場所などを教えていたとかさらっと流す程度…しかも首脳陣に至っては昔のミスどうこうよりも選択肢は彼以外ない!とばっさり。(@@;;あああ。
この辺りは、ほぼ同時期に公開された「ホワイトハウス・ダウン」の方がはるかに上だと思います。
俳優陣が凄いし、序盤のテロ行動などを考えると残念な作品ですねぇ。
【ここがいい!】
・序盤の物量によるテロ行為。
・マイクの無敵ぶり。(^^; 安心してみることができます。
・国旗が投げ捨てられるシーン、象徴してていいですね。
・テロリストの残虐さ。
【ここは問題かな?】
・大統領の息子の脱出があまりにも簡単。ここってもっと苦労するところじゃないの?それにそんなに簡単なら援護の部隊を送り込めよー!
・カンの脅しを無視して大っぴらに奪還作戦を敢行する首脳陣の無茶ぶり。
・さらにマイクのハイドラがあるという情報を無視して作戦敢行、ほとんど壊滅状態になってから中止を出す無能ぶり。
・さらに生き残りから「新兵器の情報がない」という首脳陣へのとどめの一言。
・あっさり画像を送れなくされるテロリストの無能ぶり。
・さらにのこのこと正面に行って公開処刑…そりゃマイクに攻撃されるって!この無能ぶり。
・マイクが脅威だったら「出て来ないと人質殺すぞ!」くらい言えばいいのに!
・ケルベロス第3のキーは短時間で解ける…何それ?
・ケルベロス解除時のID入力前の脱力入力指示…なにそれ見てわからないのか!
・すぐに止まらないケルベロス!(^^;
・ほとんど言いなり、大統領代理のトランブル下院議長…まぁ、いきなり指示しろといっても無理は解りますが、せっかくモーガン・フリーマンがやっているのにこの無能ぶりはねぇ。
・何故か現場にやって来ていた奥さん…来るきっかけになったシーンあったかな。夫婦の勘みたいなものかな。
・数年前にも問題になっているようなカンをどうして大統領の護衛に?韓国の情報網はどうなっているのか?
・バンカーから逃げる時に壁を爆破して…ってバンカーがそんなに脆くていいの?
…あああ、もう、これはコメディなのか!?
【一言いいたいコーナー】


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やっぱり本作と「WHダウン」と両方ともご覧になったんですね。
上手く誘導されてしまうのか、たいてい両方観てしまうんですよね。
ダウンの方が、確かにエンタメ性があって楽しめる作りでしたね!
本作は、ジェラルド・バトラーの無敵の強さを楽しむのみかな〜(^^;
白くじらさんの、「ここは問題かな?」を読んで、
そうよね〜と苦笑してしまいました。
えっw(゚o゚)w 続編の情報は初めて知りました!意外や意外!
こちらにもコメント&トラックバックをありがとうございました。
「WHダウン」が同時期に劇場公開されていたため、結構こんがらがってしまいましたね。観に行けませんでしたけど、両方共アクションシーンが凄いので劇場向きだったと思います。
やっはり感動しやすいように作られていたのは「WHダウン」でしたね。
確かにこの作品は、ジェラルド・バトラーの無敵ぶりを楽しむ映画なのかもしれませんね。300を思い出してしまいます。(^^)
あまりリアルに作られているとやっぱり「ここは問題かな?」の部分が気になって、ついいっぱい書いてしまいました。(^^;;
リンクに加えてくださってありがとうございます♪
モーガン・フリーマン。出演してたけど、別に彼じゃなくても
よかったような役柄ではありましたね。
コードを知るために1人ずついびるなんて、敵ながら時間の無駄!
って思ってしまいました。
続編ができるってことは評判がよかったってことですね。
ジェラルド、まだまだシュンですね(*^^*)
いえいえ、こちらこそ失礼いたしました。(^^;;
モーガン・フリーマンは出ると渋いのですが、この役ではもったいなかったですね。
とりあえず、軍人バカを一喝してくれたところだけはよかったです。(^^)
私もコードのところには引っかかりが多かったです。
全員まとめてか、それとも…それにしても自分は言わないぞ!と言っていた大統領のコードがあっさり暗号解読で解かれてしまうとは…大統領の裏をかいたという意味では面白いのかも。でも拍子抜けですたねぇ…しかも解けることをバックの人たちも後出しで言うし。(@_@)
なんだかんだ言っても、ジェラルド・バトラーは好きなので続編が出たら観そうです。(^^)
トラックバックありがとうございました。
これ見たいですね〜。
「ダイハードを彷彿とさせる」に食いついてしまいました。
数日前にテレビで「ダイハード」やってましたね。
モーガンフリーマンも好きだし。
お久しぶりですね。(^^)/
お、TVで「ダイハード」やってましたか。また観たいな。
「ダイハード」と設定はよく似ていましたが、ブルース・ウィリスがボロボロになりながらも頑張るのと比べると、こちらはほぼ無敵の強さですから必死感はだいぶ違うかもしれません。(^^;
モーガンフリーマンは私も好きな役者さんです。
もっと使いどころを考えてほしかったです。(T T)
コメントありがとうございました!!
白クジラさんのレビューを読んでなるほど納得!!
ダメダメなポイントにはうなずきながら読んでしまいました(笑)
白クジラさんも書かれていますが、同系列の作品
「ホワイトハウス・ダウン」の方がはるかに良くできた作品でしたね。
ちなみに「ホワイト〜」は僕の今年ベスト級かも。
本作、続編も作られるんですか!?
初耳です。
「96時間」のリーアム・ニーソンパターンかな。
ブログ楽しく拝見させていただきました。
またお邪魔しまーす。
いらっしゃいませ。
ちょっと今回はダメダメを書きすぎるほど書いてしまいましたが、コメディとして観ればよかったと思っています。おいおい。(^^;
「ホワイトハウス・ダウン」はかなりエンターテイメント性を重視していた作りになっていたので魅せる映画としてははるかに優れていたと思います。
ただジェラルド・バトラーの無敵っぷりもよかったんですけどね。
続編は無敵っぷりを観ることにします。(^^)
トラックバックもありがとうございました。
今後ともよろしくお願いいたします。