公開年 | 2013年 | |
制作国 | 日本 | |
監督 | 水田伸生 | |
原案 | ||
制作 | 門屋大輔、市川南、藤門浩之、伊藤和明、寺田篤、松田陽三、長坂まき子 | |
制作総指揮 | 城朋子 | |
脚本 | 宮藤官九郎 | |
撮影 | 中山光一 | |
音楽 | 三宅一徳、主題歌:E-girls「ごめんなさいのKissing You」 | |
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司法書士を目指している倉持典子(井上真央)は、ある常識のなさからヤクザさんの車と接触事故を起こしてしまいました。うまく謝ることができない彼女は、気が付くと示談金数百万の上、デリヘル嬢にまでならなくてはならない契約書を交わしているのでした。
困り果てた典子は、謝罪師と呼ばれる東京謝罪センター所長、黒島譲(阿部サダヲ)に助けを求めます。
黒島は典子が驚く謝罪のテクニックを駆使して、もめ事を解決し、典子はそんな黒島の元で働くことになります。
やがて様々な事件を解決していくうちに土下座では済まない相手が出てくるのでしたが…。
謝るとき、人は誰でも主人公!
といううたい文句に、阿部サダヲ演じる東京謝罪センター所長、黒島譲があらゆるもめ事を解決していきます。
基本謝罪することによってですが、それまでの過程が面白いですね。ただゲラゲラ笑うというよりも「へーそんな解釈が…」とかいろいろと納得できる解説があるのが楽しめるところでした。
物語はケース単位でまとめられており、あたかもオムニバス形式とも思えたのですが、絶妙に登場人物たちが絡んでいるので、どこから先に観てもいいというものではありませんでした。次第に登場人物たちの過去が分ってくるところは面白いですね。
ただ残念なことに(そこまでもあり得ないような事件はありましたが)、後半のマンタン王国はやりすぎ感、ありえない感が炸裂でした。フィクションとはいえこういう明らかな創作世界で土下座を超える謝罪と言われてもねぇ…それに自分で作ったものではなく…あの言葉でしたしねぇ…かなりの脱力感が襲いました。
それにしても謝るタイミングの難しい事…今自分を取り巻く小さな世界でも、ちょっとしたすれ違いで謝ることができず、もしくはタイミングは悪かったりして、どうしようもなく修復できない場合も多々あり、そういう事柄が思い出されてしまいました。
もっと気を付けるようにしたいと思いました。(_ _)
【ここがいい!】
・いろいろな謝罪が解説付きであること。
・あ、ここでつながっているとか、観ていてニヤリとできるところ。
・マンタン王国の通訳の口癖が「大体」であるところ。(^^;
・ラストでE-girlsが歌っているシーンが良かったです。
・基本悪い人がいなかったかな。
【ここは問題かな?】
・マンタン王国という訳のわからない王国を出してしまったこと。
【一言いいたいコーナー】
・上映当時はイオンシネマのCMにも登場。新しくできたホットドッグについてですが面白かったです。(^^)
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