1992年(UNDER SIEGE) 製作国:アメリカ 監督:アンドリュー・デイヴィス 製作:アーノン・ミルチャン 製作総指揮:J・F・ロートン 脚本:J・F・ロートン 撮影:フランク・タイディ amazon.co.jpで詳細を見る。 |
日本の真珠湾攻撃以後、あらゆる場所で活躍をしていた米国海軍最強を誇るミズーリ号も、今回の航海を最後にその長い歴史を閉じようとしていました。
サンフランシスコに向かい出港したミズーリ号では、艦長の誕生日を祝うビックリパーティがクリス中佐(ゲイリー・ビジー)の指示の元企画されていました。ホノルルから物資を調達し、ベーツ提督からヘリで送られてくるというバンドでパーティをするというものでした。しかしクリスとは気の合わないコックチーフのライバック(スティーヴン・セガール)は、キッチンで仲間と共に指示を無視、艦長のために料理を作っていました。
怒ったクリスは、ライバックを冷蔵庫に閉じ込め、受け入れ態勢を準備するのでした。
や
ってきたバンドによって艦内は一大パーティ会場と化しましたが、なんとそれはクリスが手引きした革命グループのメンバーだったのです。
リーダーのストラニクス(トミー・リー・ジョーンズ)は正体を明らかにし、艦長をはじめとして抵抗する者は射殺され、全員艦前部の一画に閉じ込められてしまうのでした。ストラニクスはこの艦に積まれているトマホーク32発、内8発の核ミサイルを武器に革命を起こしたのです。
30人もの敵に敢然と戦うことになったライバック、しかし彼はただのコックではなかったのです。
今ここに、1対30の戦いの火蓋が切って落とされたのでした。
スティーヴン・セガールの出世作ともなった沈黙シリーズの始まりでした。
舞台設定はビルと戦艦との違いはあるものの、やっぱり思い起こしてしまうのは「ダイ・ハード」でしょうか。孤立無援となった男が、敢然とテロリストに立ち向かう姿は、やっぱり観ていて面白い…ただ違っているのはマクレーンが死にそうになりながら戦っているのに比べて、ライバックが恐ろしく強かったことでしょう。
もと特殊部隊所属で勲章もいくつも授与している彼は、ほとんど無敵な強さです。
ほかのシリーズの作品もそうなのですが、スーパーマン並に強いのが観ていてちょっとどうかなって感じですが、スカッとしたいときにはいいでしょうね。どうせなら最後まで1人で頑張って欲しかったです。ジョーダンはいいですけどね。(^^; 敵も精鋭部隊って感じの問答無用的なところもいいです。
【一言いいたいコーナー】
・マシンガンをクロス撃ちするのは、やっぱりそっちの方が安定するのと、両方に撃つにはあまり場所をとらないからでしょうかねぇ、ポーズがなっとか思っていましたが、この狭い艦内では合理的なのではと思ってしまいました。
・ケーキから登場するジョーダン・デート…ちょっと寝すぎでしょう。(^^)
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一番凄いのは、今でも「沈黙シリーズ」が続いていることではないでしょうか。
ナイトメアがしだいに凶悪に…。(- -;
これは…劇場では観なかったです。
「最強のコックさん」「戦うコックさん」という言葉が有名になってしまいましたね。
確かにめちゃくちゃ強い人で、これはその後のシリーズでもほぼ踏襲されているようですが、同じ『沈黙の』が冠されていても最近の出来はちょっと。(^^;でしたね。