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2014年07月24日

素晴らしきヒコーキ野郎

集まれ世界のヒコーキ野郎ども!
素晴らしきヒコーキ野郎 [DVD]公開年1965年
Those Magnificent Men in Their Flying Machines or How I Flew from London to Paris in 25 Hours and 11 Minutes
制作国イギリス
監督ケン・アナキン
原案
制作スタン・マーガリーズ
制作総指揮
脚本ケン・アナキン、ジャック・デイヴィス
撮影クリストファー・チャリス
音楽ロン・グッドウィン
amazon.co.jpでの評価を見る。

ストーリー
太古の昔から空を飛ぶことは人間の夢でした。
そして1903年、ついにライト兄弟が有人動力の飛行に成功しました。これを皮切りに飛行機熱は加速、各国で飛行機が続々と作られるようになってきました。

1910年…アメリカなどの大国に一歩遅れをとっているイギリスは、レースを行うことによって大空の覇者にならんとしていました。
レースはロンドン、パリ間という長距離、そして大手新聞社のローンズレー卿(ロバート・モーレイ)主催により賞金も1万ポンドが出されることになりました。さっそく新聞記事の載せるとともに、主要な飛行家にも連絡が届けられるのでした。

こうして地元イギリス海軍のリチャード(ジェームズ・フォックス)を始めとして、フランスからは女性には目のないデュボア(ジャン・ピエール・カッセル)、ドイツからはランブルストロス大尉(カール・ミカエル・フォーグラー)とホルステイン大佐(ゲルト・フレーベ)、アメリカは借金だらけのオービル(スチュアート・ホイットマン)、日本からはヤマモト(石原裕次郎)、イタリアからは飛行機愛好家ポンティチェリ伯爵(アルベルト・ソルディ)、そしてイギリスからもう1機、パーシー卿(テリー・トーマス)らが参加しました。

ローンズレー卿の娘パトリシア(サラ・マイルズ)は、自分を飛行機に乗せてもいいというオービルに好意を寄せ、彼女と結婚する予定だったリチャードは気が気ではなく、ついに敵対する関係に…ほかにも各国の騒動が絶えないまま、スタートの日はやってきました。
果たして優勝し賞金を勝ち取るのは誰なのでしょうか!

映画レビュー
オススメ1910年時代のヒコーキレースです。
原題でもOPの歌詞でもエアプレインではなく、フライングマシーンとなっています。つまり飛行機ではなく飛行機械(ヒコーキ)なのかもしれません。(^^;
オープニングで原始時代から飛行機の歴史が面白おかしく語られるのですが、やっぱり空に飛びあがった時には「おおっ!」と感動してしまいますね。
やはり空を飛ぶのは男の…いや、人間のロマンなのかもしれませんね。
ちなみにこのオープニングで登場している原始人(ネアンデルタール人)やラストで登場する乗客はレッド・スケルトンです。

全編を通して様々なヒコーキが飛び回っているさまはとても楽しい。
登場人物たちもいかにもその国の人柄を現していて、各国との絡み合いも面白いですね。消防自動車が走り回っているシーンなんて動きがコミカル過ぎて、チャップリン映画を思い出してしまいそう。
こんなドタバタの中でもイギリスとアメリカの三角関係のラブロマンスの行方も見逃せない。

まぁ、のんびりと楽しめる作品だと思います。

【ここがいい!】
・なんだか大らかでのんびりした気持ちにさせてくれます。
・ラストのオチも面白いですね。人間なにも急ぐことはありません。(^^;
・各国の特徴もよく出てましたが、やっぱり日本の解釈は何処かおかしいのでしょうねぇ…最初の日本のシーンで凧に乗った石原裕次郎には吹き出してしまいました。
・実際にレプリカを作って飛ばしているようですね。いい感じです(丸わかりの合成シーンもありますけどね)。

【ここは問題かな?】
石原裕次郎のお師匠さん…日本語ヘタですけどいいの?(@@)
・実は日本の機体はなく、とんでもない機体を持っての参戦なのです。これで日本の!というのはいいのかな。ちなみにその機体は参加者の脅威になってしまうのですが噂って怖いですねぇというオチ。さらにドイツもかなりおバカなところが目立ちますがやはり戦争の問題なのかなって邪推してしまいます。

【一言いいたいコーナー】
・結構長くって、前半が紹介と練習飛行、後半がレース開始って感じで、中間にはインターミッションが入ってます。まさしく昔良き時代。(^^)
・原題が凄く長いですが、なんだかちょっとネタバレしているんじゃ。(^^;
・フランス人のデュボアがいろいろなシーンで女性に声をかけるのですが、実は同じ役者さんが演じてました。ブリジット、イングリッド、マレーネ、フランソワ、イヴェット、ベティ(イリナ・デミック)です。
石原裕次郎のハリウッド映画初出演作品です!
・ドイツのホルステイン中佐(ゲルト・フレーベ)は、1年前の「007-3 ゴールドフィンガー」でゴールドフィンガー役をされた人ですが…完全にコメディ役者と化しています。(^^;
・セリアも1回くらいで名前も判らないのですが、スコットランド衣装のような服を着ていた人がリチャード・ハリスのように見えたのですが気のせいかな?クレジットにも載っていないんですよね。
・ジャケ写…なぜこの男が!?

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ラベル:コメディ 飛行機
posted by 白くじら at 18:22| Comment(0) | TrackBack(0) | コメディ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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