![]() 製作国:アメリカ 監督:ドン・コスカレリ 製作:ドン・コスカレリ 製作総指揮:ドン・コスカレリ 原作:ジョー・R・ランズデール 脚本:ドン・コスカレリ amazon.co.jpで詳細を見る。 |

エジプト王アメンホテプの墓から、新たにミイラが発掘されました。4000年ぶりに日の光をあびたミイラは、各地の美術館で公開されることになるのでしたが、テキサス州へ入ったときに強奪にあい、ミイラはバスと共に川に突っ込んでしまうのでした。
テキサス州マッド・クリーク…老人ホーム・シェイディで次々と老人が亡くなる事件が発生していました。
ホームで暮らすセバスチャン・ハフ(ブルース・キャンペル)は、自分の部屋に忍び込んできた巨大なゴキブリ(実はスカラベらしい)と戦っているうちに、体に活力が戻ってくることに気づきました。それまでの自分は人生に疲れ、ベッドの上から部屋で起こることをただ眺めていただけなのです。
実は、ハフは有名なロッカーである、エルヴィス・プレスリーその人だったのです。
自分の人生に疑問を持っていたプレスリーは、プレスリーそっくりなセバスチャン・ハフと入れ替わり、ハフのそっくりさんを演じていたのですが、そのことを信じてくれる人物はただ1人だけ。看護婦をはじめとしてほかの人たちは、ただの老人のたわ言だと思っていました。
その唯一の人こそが、実は生きていたジョン・F・ケネディことジャック(オシー・デイヴィス)だったのです。
ホームに巣くい、老人たちの魂を吸おうとしているミイラ男を突き止めた2人は、老いた腰に鞭打って敢然と戦うことを決心しました。
そう、仕事の時間がやってきたのです。


まずはこのとんでもない発想に脱帽ですね。(^^;
どうしてプレスリーは生きていたのか?
どうしてミイラ男がテキサスの老人ホームに?
自分の生存のために魂を欲しがるミイラ男が、どうして老人の魂を狙うのか?
JFKは白人なのに、どうしてジャックは黒人なのか?
どうしてミイラ男がトイレに入るのか?
どうしてトイレで落書きをしてしまうのか?
などなど、それらが面白いノリの解釈で作られた設定。
足腰が不自由になってしまっているプレスリーが主人公のために、物語は結構淡々と進んでいきますが、なぜか目を放すことができないという、不思議な魅力、予想外の面白さを持った作品でした。しかしその奥底には、人間の老後の悲しみが見え隠れしているように思えます。
音楽もそうですが、悲哀に満ちた作品でした。
ちなみに原題は「BUBBA HO-TEP」。
ババとは、アメリカ南部出身の男性、付き合いのいい男、南部の貧しい白人、トレーラー居住者。
ホテプーは、BC100〜1550年、エジプト第17王朝の親族、または子孫、エジプトのファラオ(王)の名前。をそれぞれ意味しています。
【一言いいたいコーナー】
・あそこが腫れていたプレスリー…あまり意味はなかったのかな。(^^;


ホラー映画って呪怨が怖いの?(すけきよさん)の「プレスリーVSミイラ男って怖いの?」

DVDレンタルサービス ぽすれんの「プレスリーVSミイラ男」
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コメントするのは久しぶりですが、毎日楽しみにしてます。
これ・・・そ、そそられます!
題名だけお店で見たら、絶対借りない見ないと断言できますが^^;、
白くじらさんのレビューを読むと見たい見たい!
原題洒落かましてくれてますね〜♪
こういう気持ちになるから、レビューを読むのが止められない、止まらない♪
これからもよろしくお願いします<(_ _)>
お久しぶりです。(^^)/
これは以前知り合いがチラシを手に入れてきてくれた作品で、DVD化されるのをずっと待っていたのです。
タイトルだけでもぶっとんでいますが、中身の設定も笑えるものでしたよ。
原題は最初に説明があったので、ちょっと付けておきました。こちらも面白いタイトルですね。
ではでは、また。
な〜んとなく、誰か借りてレビューあげてくれそうだなぁと思い、それからにしようと思ってやめました。
当たりましたね〜
キャハハ
私は間違いなく、みんなが観るものと思っていましたが…意外と観ていない。(- -;; がーん
でした。
でも、結構楽しめましたよ。(^^)
この映画はかる〜いノリで作られていて面白かったですよね。
最後は当然軽いノリで終わると思っていたんですが、男の美学のような最後でちょっと感動しました(笑)
あと勝手ながらリンクさせてもらいました。なにか問題があったら言ってくださいね。
ノリはかる〜かったですが、実際には人間の生きている意味など、根底にあるものが大きかったようですね。
ちょっと観る人を選びそうですが、意外に掘り出し物だったかもしれません。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
リンクも問題はありませんのでどうぞ。