![]() 製作国:アメリカ 監督:ティム・バートン 製作:デニーズ・ディ・ノヴィ 製作総指揮:リチャード・ハシモト 原案:ティム・バートン 脚本:キャロライン・トンプソン amazon.co.jpで詳細を見る。 |

ある雪の日、ベッドで寝付かない女の子が言います。雪はなぜ降るの?雪はどこからくるの?
年老いた老婆は彼女に一つの話をしてくれました。
何年も、何年も昔、今は幽霊屋敷になってしまった山の屋敷に、発明家が住んでいました。
発明家はいろいろなものを作っていましたが、あるときついに人間を作りました。何もかも人間と同じ、心臓から脳まで人間と同じ、ある部分を除いて…。
その発明家は年寄りで、その人間を完成する前に死に、彼は未完成のまま一人ぼっちになってしまうのでした。
ある日のこと、エイボン化粧品の訪問販売をしていたペグは、新しい顧客を開拓するために屋敷を訪れました。
朽ち果てた屋敷の庭は、外から見た光景とはうって変わってよく手入れされ、木々も動物たちを模って伐られており、幻想的な雰囲気を醸し出していました。
彼女はこの屋敷の屋根裏で、手が鋏で顔が傷だらけの男性エドワード(ジョニー・デップ)と出会い、そのまま彼を自分の家に連れ帰ってしまいます。
エドワードは常識を何も持たないまるで赤ん坊のようでした。
小さな町にニュースが伝わるのは非常に速く、瞬く間にペグが男性を連れ込んだことが知れ渡ってしまいました。
やがて彼は木の造形に才能を発揮し、次いでペット、ヘアスタイルにも独特な感性を盛り込み町で評判の人物になるのでした。
しかし彼が密かに想いを寄せていたペグの娘キム(ウィノナ・ライダー)の頼みで、彼女の恋人であるジムの家に忍び込んだときから、街の彼を見る目が一転してしまうのでした。


ハサミは設計図にも描かれていましたが、ここまで人間に似せながらどうして手だけこのようにしたのかは謎です。しかもこの発明家は最終的に人間の手を考えていたようなので、ますますその繋ぎがハサミであることが判りませんでしたが…ただ、この作品、そういう謎などどこかに飛んで行ってしまうほど引き込まれてしまいました。(^^;
人造人間であるがゆえの苦しみ、それは彼があまりにも純粋であること、彼にとってはあまりに変化する周囲の状況、人間のどす黒いものが現れるとき、彼に悲劇が襲い掛かります。さらに手がハサミであるために彼女を抱くことが出来ない悲しみ、しかしこのラブシーンは心に残る名シーンです。
逃げているときに犬と出会い、目に掛かっている毛を切ってやるところなどは、基本的にやさしい心を持っていることが判る1シーンですが、悲しいかな、彼には善悪の区別がつかないのです。というか、今の世の中自体、善悪がつきにくいという皮肉でもあるのでしょうか。
クリスマス、彼は心を込めて氷を削り彫刻をします。
これはラスト、そしてオープニングへと続く素晴らしいシーンとなっていました。(_ _) オススメです。
【一言いいたいコーナー】

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ウィノナ、この頃は良かったですよね。「ヘザース」とか好きでした。
私もジョニー・デップを観たのはこの作品が初めてかも…というより、後になって、あ、この作品もなんだー。って感じでしたが。(^^;
彼は作品によってあまりにも違ってて…。
「エルム街の悪夢」のお腹からドバ〜ン…むむむ、デビュー作なんですよね。
ちょっともう一度このシリーズも観直さなければ。
「シザーハンズ」は何年たっても
ずっと残っていく映画なんでしょうね♪
子供のころにエドワードを見て
少し怖いケド、すごく好きになったのを
思い出しました。
以来。ずっとティム・バートンに
はまりこんでいますw。
これからも宜しくです☆
これは名作なんでしょうね。
女性は、好きな人多いです。
ウィノナ・ライダーもきれいでしたよね。また、いろんな作品を観てみたい人ではありますが…、どうなのかなぁ?
できれば、冬に観たい映画の一つです(笑)クリスマスシーズンには必ず観るという方もおられるようです。
はじめまして。
あの手のハサミが恐ろしく鋭利な刃物で出来ているところが悲劇でした。彼が助けようと近づくと切れてしまうところは、怖いと同時に悲しみもありましたね。それでいて、お茶目なシーンもあり、私も彼のキャラに惹かれていきました。
私もこのころですねぇ、ティム・バートンにはまったのって。(^^)
ではでは、今後ともよろしくお願いいたします。
これは名作ですね。
フランケンシュタインの怪物系ですが、ファンタジーと言っても過言ではない作品ですね。
ウィノナ・ライダーを最初に観たのは「ビートルジュース」でした。あなり特徴ある娘役でしたが、これもよかったです。後の「エイリアン4」では、やはりシガリーにくわれていましたね。これはもう仕方がないかもしれませんが。
ちなみにジョニー・デップとは婚約暦がございます。
雪が降る季節には最適な映画ですね。(^^)/
この作品はもうティム・バートン色が強く出てきていた作品でしたね。
普段から雪は美しく感じていたんですけど、その作品はそれにさらにプラスして幻想的でもありましたし、この話は仰られているとおり、一種の童話になっていましたね。
ウィノラ・ライダーは美しかったです。それでいてしっかりと自分の意志も持っていて…ピュアなエドワードとはお似合いだったと思います。
逆にジムの性格の悪いこと悪いこと…むむ、ジム死んで良し!!
雪が降り続ける限り、エドワードはいつまでも生きているのではないでしょうか。
トム・クルーズ主演という話もあったんですね。
おお、これは実現しなくてよかっです。彼ば自分の映画にしてしまいそうですから、こんな切ない作品には仕上がらなかったんじゃないかと思います。(^^)