1998年(SMALL SOLDIERS) 製作国:アメリカ 監督:ジョー・ダンテ 製作:マイケル・フィネル 脚本:ギャヴィン・スコット 撮影:ジェイミー・アンダーソン 特撮:スタン・ウィンストン amazon.co.jpで詳細を見る。 |
軍事用に開発されたハイテク技術をご家庭で…を売り文句に、グロボテック社が次に目指したのはおもちゃ開発、しかも新社長の提案は自分で動き、喋り、判断するという人形でした。この難題を3ヵ月で作るように言われた技術者2名…その内の1人ラリーは、おもちゃのマイクロチップに軍事用として開発されたX1000を搭載することにします。
こうして作られた「コマンドーエリート」6種と、そのやられ役「ゴーゴナイト」6種がトイ・ワールドに搬送されました。
その搬送途中、搬送者のジョーは知り合いの小さなおもちゃ屋で、店番をしていたアランの頼みをきき、中を開封してしまいます。音声認識をもつこのおもちゃに2人はびっくり。アランはジョーに頼み込み、1種類ずつ合計12体をこの店のために買い取りました。
学校で問題ばかりを起こして、両親から信頼を得られない彼は、少しでも店の売り上げのために貢献しようとしたのです。
その夜、おもちゃ屋の中では信じられないことが…コマンドーエリートのリーダーであるチップ・ハザード少佐が、社長が言っていたとおり、自ら動き出し残る5人の仲間に召集をかけたのです。マッスルポディの仲間たちを集めたコマンドーたちの目的はただ1つ、ゴーゴナイトたちを倒すことでした。
そのころ自分の家に帰ってきたアランは、カバンの中に忍び込んでいたゴーゴナイトのアーチャーと対面していました。
翌朝おもちゃ屋が滅茶苦茶になっていることに驚いたアランに、アーチャーはコマンドーたちが自分たちを狙っていると言います。
ちょうどやってきた隣の家に住むクリスティー(キルステン・ダンスト)に片付けを手伝ってもらいながらも、そんなことを信じられないアランでしたが、実際に自分で考え喋るアーチャーが目の前に…。
やがてコマンドーたちは、隠れているアーチャーたちを発見しアランの家を襲ってきます。そして彼女と間違われたクリスティーの家にも…襲い来るコマンドーたちと改造された人形たちが、襲う、襲う、襲う!
1998年、「グレムリン」のジョー・ダンテ監督作品です。
おもちゃを作るときには背景が必要ですが、それが現実に起こってしまい、その戦いに巻き込まれてしまった子供たちの物語です。おもちゃはGIジョーのように、間接部分が動くタイプの全長20センチくらいの人形ですが、ぎくしゃくと人形っぽく動いています。それらが軍隊生活をミニミニサイズに縮小して、演じているのを観ていると吹き出してしまいます。
ある程度壊れても治るところもおもちゃらしいです。それでも「衛生兵!」って叫びまわっていますが…痛いらしいです。
ゴーゴナイトの造型は、なかなか好きなのですが、実際にはやられ役として作られたためなのか、いい奴ぞろいのために隠れてばかりであまり「活躍しません」!ちょっと残念です。がその分コマンドーたちが縦横無尽の大活躍…ってつまり人間側が大変なのですが。(^^;
そういえば人間側、いいところはもちろんアランが持って行きますが、周囲の母親のテニスや父親のスカッと一発…そしてクリスティーがホントに頑張って人形を倒しています。
特に最後の芝刈り機で一掃する辺りは、彼女もニコニコしてしていたような。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・「スパイダーマン」有名になったキルステン・ダンストが、子役として出演しています。後半は活躍していましたねぇ。「ジュマンジ」から3年後です。
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ジョー・ダンテ映画常連のディック・ミラーも
脇役で出てましたね☆
そしてコマンドの隊長・ハザード少佐の声を
確か...トミー・リー・ジョーンズがやってたような♪
久々に見たくなりましたw。
ですね。なにげにアーネスト・ボーグナインも声を当てていたりと、結構知っている人がいるのにも驚く作品でした。
オモチャだけなら「イト・ストーリー」並になりそうな予感でしたが、人間との戦いとなるとちょっとアラが見えちゃいましたね。
でも面白かったです。(^^)/