![]() 製作国:アメリカ 監督:ジョン・アミエル 製作:ショーン・ベイリー 脚本:クーパー・レイン 撮影:ジョン・リンドレー 編集:テリー・ローリングス amazon.co.jpで詳細を見る。 |

午前10時30分、突然10ブロックの範囲で32人の市民が死亡する事件が起こりました。共通点はペースメーカ。シカゴ大学の地球物理学のキーズ博士(アーロン・エッカート)と高エネルギー武器が専門のサージは、ワシントンD.C.に呼ばれ原因を尋ねられます。電磁パルス兵器も考えられましたが、これほど強力な武器は未だ開発不可能でした。
さらにロンドンのトラフルガー広場でハトの大群が暴れ始め、続いてスペースシャトル、エンデバー号が電磁波の影響で着陸コースを外れてしまいます。あわや大惨事と思われた事故は、乗り込んでいたベック少佐(ヒラリー・スワンク)の冷静な判断力によって回避されます。
一方ハトの耳の中には磁気を感じるセンサーがあることに気付いたキーズは、過去2年にさかのぼって動物の異常現象を調べるのでした。そしてその資料を地球物理学の第一人者であるジムスキー博士に見せ、自分の結論が正しいかどうか確認するのでした。
国防総省でキーズは、地球の中心にあるコアが何らかの影響で動きを止めてしまったことを告げます。そしてそれは同時に、地球を致死性の放射線から守っている電磁場が崩れているいることを意味していました。
このままでは1年で人類は滅亡してしまう…地球を救うためにはコアを再び動かす必要が、しかし方法があっても地殻50キロ、マントル3200キロもの地中に潜る方法など…。
ジムスキー博士は、かつての親友であるブラズ博士を頼って、ユタ州「塩の平原」に飛びました。
ブラズは自分の特許をジムスキーに取られて今も恨みに思っていましたが、地球の危機に開発した高周波パルスレーザーと超音波共鳴チューブを組み合わせた装置で瞬時に岩盤を溶かす装置を見せます。さらにタングステンとチタンの結晶を結合させた、アンオンブタニウムで構成された掘削機の設計図も…掘削機につけて完成させるには10年はかかるよというブラズに、500億の資金と3ヵ月の期間が区切られるのでした。
やがて完成したバージル号に乗り込むのは、エンデバー号のパイロットだったアイバーソン船長とベック少佐、ジムスキー博士、キーズ博士、サージ、ブラズの6名。地上には彼らを援護するスーパーハッカーのフィンチことラット。
南太平洋、マリアナ海洋から発進したバージル号は、超音波に共鳴し歌を唄うクジラたちに見送られながら、地中を激走していくのでした。キーズの発明した磁気共鳴映像カメラによって、まるでそこは神秘の別世界のように見えました。そして同時に未知の恐怖の世界でもあったのです。
広大な空間への突入、ダイヤモンド鉱石の衝突、さらに大きな犠牲を払いながらやっとの思いでたどり着いたものの、コアの外殻の密度計算のミスによって、1000メガトンの核爆発ではコアは到底動かないことが判明。バージルには200メガトンの核爆弾が5つしか搭載していなかったのです。
進退きわまったバージルの中で、ジムスキーは「デスティニー」を発動させると言います。誰もが知らなかった超極秘に開発されていた「デスティニー」とは?しかしそれを使えば…キーズたちの絶望にも似た作戦が開始する中、非情にも「デスティニー」の実施命令は発動、それを阻止すべく動くラットの頭脳は!!


土ばかりでどうなるのかなと思いましたが、大空洞の水晶の地とか襲ってくるマグマ、接触事故など見せ場は非常に多く、波乱万丈で楽しめました。
最初、自己顕示欲が強いジムスキー博士にはハラハラさせられましたが、次第に一緒になって状況を打破するようになってきますし、極限の状態では彼らは心の奥から繋がっていたのでしょう。この作戦では大きな犠牲が付きまといましたが、彼らは自分たちのできることをやり遂げることによって、残った人々に次をたくします。だからこそ感動が生まれるのだと思います。
あと忘れてならないのはハッカーであるラットの存在、キーズへの連絡にもとっさに暗号化して送るシーンや、ラストはニヤリとさせるいい演出でした。まだ観ていない人はオススメですよ。
【一言いいたいコーナー】

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結構、楽しんだのをおぼえてます。
そうそう、コアの特撮がイマイチだったように思った!
この映画テレビで見ました。特撮も普通でしたねえ。アイデアは良かったですね。「うーん、良くも悪くもハリウッド的・・・」って思いました。面白くないわけじゃないけど、ストーリーが予想できちゃう(ハッピーエンド)。
予測されてなかった地球の空洞部分や、ラット役の人が面白かったです。
たまんないですよ。いきなりムチャクチャな始まりでさ。科学的な説明も全部放り投げてテキトーな台詞と展開で一気に見せる。
傑作ですよね。
話はデッカイんだけど、見せ方がちゃちいのがこれまたいいですよね。
この地味だけどやけにウマイ俳優が揃ってるのも好みです。
あー、また観たくなって来た。
これは、SF地底物の大作です。見応え充分楽しめ
ます!←偉そうに言い切る私( ̄ー+ ̄)ニッ!
一番、心引かれたのは、あのダイヤモンド地層!
くれぇ〜、チョットで良いから、持って帰らせてくれ〜。私が、行ってたらダイヤ堀忙しくて、人類は
滅亡でしょうねヾ(≧∇≦)ノ"キャハハ☆
なかなかぶっ飛んでいて面白かったですよ。
コア自体の特撮ですか、いろいろのシーンがあって楽しんでいたので、あまり苦(?)にはなりませんでした。(^^;
こういう別世界モノが好きだからかも知れません。
もちろん、しおことパパさんも知っているというところで、もう有名でございますよ。
きっぱり。
すっかり省略系になっちゃいましたね。
少しずつ死んでいくのでどうなることかと思ったのですが、ちゃんとハッピーエンドで終わってくれてよかったです。
どうも最近、殺伐としているので、こういうパターンの方が余韻も楽しめるので好きです。(^^;
ラット役の人はよかったですねぇ。
こういう脇役が頑張る作品っていいですねぇ。しみじみ。
おお、やっぱりこういう展開は好きでしたか。
実はこの映画はかなり前に一度観ていたのですが、最近TVでも放送していたので、懐かしくなってもう一度観てしまいました。(^^;
そう、結構俳優さんもよかったです。
話も派手でしたね。
アニーさんもお好きでしたか!
今まで地底というとやっぱり掘っていくか洞窟というパターンが定番でしたが、これは半端じゃない速度で溶かして進んでいたのも驚きですした。
確かにダイヤモンド地層、私も行っていたら迷わずポッケですね。(^^;
いっぱい持ち込んで重量の計算ミスで、やっぱり地球滅亡。(- -;;