![]() 製作国:アメリカ 監督:ゴア・ヴァービンスキー 製作:ジェリー・ブラッカイマー 製作総指揮:マイク・ステンソン・チャド・オーマン、ブルース・ヘンドリクス、エリック・マクレオド 脚本:テッド・エリオット&テリー・ロッシオ 撮影:ダリウス・ウォルスキー、ASC 音楽:ハンス・ジマー amazon.co.jpで詳細を見る。 |

デイビー・ジョーンズの心臓を手に入れたベケット卿は、彼を操り次々と海賊たちを捕らえていました。問答無用で縛り首にされる海賊たち。その中、一人の少年が歌が残された海賊たちの大合唱を促します。それは海賊たちの決起を奮起させる歌でした。
ジョーンズに幽閉されてしまったキャプテン・ジョック・スパロウ(ジョニー・デップ)を救うため、海賊バルボッサ(ジェフリー・ラッシュ)、エリザベス(キーラ・ナイトレイ)は、シンガポールの海賊サオ・フェン(チョウ・ユンファ)の元へとやってきました。『世界の果て』への海図と船、乗員を集めるためでした。
すでに捕まっていたウィル(オーランド・ブルーム)との再開もつかの間、突然乱入してきたベケット卿の軍勢!
混乱に乗じて目的を達したエリザベスたちは、ジャックを求めて航海に出るのでした。その争いの中でウィルがサオ・フェンと取引をしたことにも気づかず…。
それを追いかけるベケット卿は、彼ら海賊が『難破船入江』という場所で、評議会を行うことを知ります。
一方『世界の果て』に閉じ込められていたジャックには、自分自身の幻覚が見え始めていました。
果たしてジャックに、エリザベスに、ウィルに、バルボッサに、海賊たちの未来を救う手立てがあるのでしょうか!

2003年「パイレーツ・オブ・カリビアン 呪われた海賊たち」
2006年「パイレーツ・オブ・カリビアン2 デッドマンズ・チェスト」
2007年「パイレーツ・オブ・カリビアン3 ワールド・エンド」


序盤からシンガポールだったので、ちょっと面食らいましたが、さらに驚いたのがジョーンズがすでに東インド貿易会社に下っていたことでしょうか。確かに前作で心臓を奪われていたので、そういう含みもあったのでしょうが…むむむ。
さらにあのクラーケンまで撃破されていたようで、作中では死体しか登場しません。ちょっとやそっとじゃ倒されないようなモンスターだったのに、やはり心臓を盾に、ほぼ無抵抗の上で殺されたのでしょうか。もー、なんとも残念な話でした。
このショックは後半に入るまで直らず、ぼーと観ておりました。なんて、ようするに、前半は話がちょっとぐだぐだで(^^;面白みにかけており(- -; 大丈夫なのかコレ、と本気で心配しながら観ていました。
ギャグもそこそこ入っていたのですが、前作のようなアクションとマッチしているようなこともなく、苦笑するレベルでしたねぇ。
それらを払拭しそうな後半のブラック・パール号とフライング・ダッチマン号との死闘は圧巻!ここの戦いは結婚シーンを除いてよかったですねー。いい戦いぶりでした。
しかし、実はホントは海賊たちとベケットの船軍との戦いが繰り広げられるかと思っていたのですが、実際は2船、そして最後のエンデバー号…ほかの船はいったい何をしていたのでしようか!これで決起したといえるのでしょうか。
牢屋の扉の開け方、パーレイ、海軍2人組ネタ、海亀ネタ、ジャックのビンタ、エリザベスのキスを拒否する理由など、あいかわらずの前作ニヤリなシーンもあったのがうれしかったです。
今回の問題点:
1、シンガポールの海賊サオ・フェンが序盤あれほどの特異パワーで登場したにもかかわらず、結局のところエリザベスを船長に据える役目でしかなかったこと。海図や船を含めてもほかにも演出方法があったのでは、と思います。さらにエリザベスに言い寄った理由も空振りでしたし、うーん、こういう役柄も必要だったのでしょうか。でも順主役級だとだれもが思っていたと思うんですけどね。
2、9人の海賊を集める理由がアレで、しかも巨大化とカニ…風と雨、渦(?)もありましたが微妙で意味不明でした。結局のところウィルくんの一言が効いていたのでしょうか。なにかと今回ウィルくん、やってくれています。あの渦もダルマのものだとするとジョーンズが消えていったのも理解できそう。尻に敷かれていると思いますけど。
3、6人の伝説の海賊たちの出番のなさが…。(^^; あんたら戦えよー。
でもってラスト…こういう終わり方になってしまいましたか。
ジャックが決心を変えたのも無理はありませんでしたが、私はてっきりビルが…と思っていました。これは今回のウィルを含めて海賊たち全てに当てはまるのかもしれませんが、やはり海賊は自分本位!ということですね。
ああ、これこそが副題「デッドマンズ・チェスト」ではないのか!
【一言いいたいコーナー】
・今回は1/4ほどの観客がエンド・クレジットになると出て行ってしまいましたが、1作目、2作目とオチがあったのに、よく出て行けるなって思います。しかも今回はストーリーにも重要なシーンが納められていますので、今から劇場へ向かう方は絶対にお見逃しなきよう。ああ、もったいないです。
・巨大ダルマ…あのロープが絶対におかしいと思いますけど。めちゃくちゃ多くなっているって。
・ラスト…ジャックはやっぱり宝よりもお酒なんですね。(^^;
・意味ありげな銀貨…あちこちに出ていたのに「あれ自体には」意味がなかったとは!
・評議会の面々…まるで「スターウォーズ」を思い出します。


肉球シネマブログ(アニーさん)の「【パイレーツ・オブ・カリビアン / ワールド・エンド】」
★YUKAの気ままな有閑日記★(由香さん)の「パイレーツ・オブ・カリビアン〜ワールド・エンド〜」
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いいなっ!
また観に行ってから、ゆっくりまったり参ります。
ふふ
チケットさえ取れたら!今日かも…
まだ「ワールド・エンド」見ていませんが
「デッドマンズ・チェスト」を見て、かなり心配しましたが
やはりその心配は粗方当たっていたようです。
期待の予想先行型映画になってしまったー!と、
それは自分が悪いのは良く解ってはいるがー!と、
色々と複雑な想いですがw
「ワールド・エンド」を見て決着を付けたいと思います。
変なコメントですみません!
やっぱり、前半はイマイチでしたよね(汗)
ギャグも、デッドマンズの方が冴えてたし。
猿のジャックが居たおかげで、笑いの部分は助けら
れたって感じでした。
私も、サオ・フェン・・何?・・ほとんど印象に残って
ません・・エリザベスも出ずっぱりだったのに薄かったし・・・ん〜1度、パイレーツはリセットした方が
良い・・丁度良い、エンドかも
それで、新スタートを切って欲しいです。
干からびママと、ジョーンズが樽の水に足つけて
陸地に上がってた姿、笑えました。
トラバさせてくださいね(∩.∩)
トラバさせてくださいね(-^□^-)
ちょっと遅れましたが、ようやく観に行くことができました。すっごく混んでいましたよ。
今日は実家?でしょうか、観たらまた来てくださいねー。(^^)/
むむ、私は「デッドマンズ・チェスト」は結構気に入っていたのですが、今回は騙し間が主でちょっといままでのステイタスとは違っていたような気がします。
でもいろいろな問題はきちっと決着を付けてくれているので、その点はよかったですね。
ただ、ちょっと詰め込みすぎかな。(^^;
あうっ、記事だけ上げて遊びに行っている間にトラックバックをありがとうございました。(_ _)
こちらからもさせていただきます。
そうですねぇ、前半部分はああでもない、こうでもないというぐだぐだ感を感じてしまい、ギャグも大笑いするところもなく、このままでいいのか!と真剣に思ってしまいましたよ。
続きってどうなるのでしょうねぇ。ジャックは出ないとねぇ。(^^;
お母さんには驚きましたが、ジョーンズが樽の水に足つけていたところは私も笑いました。
こういうちょっとしたところがいいのは相変わらずでしたね。
TB&コメントありがとうございました。
物凄〜く期待して鑑賞したので、この作品で受けたショックは大きかったです。しばらく立ち直れそうにありません(号泣)
ウィルの運命が悲しかったのも好みではありませんでしたが、何よりもストーリーが荒削り過ぎた気がします。
今回の主要ストーリーから外れる人物や怪物(ノリントン、エリザベスのパパ、クラーケン君等)をサッサと亡き者にしたあたりもガッカリです。
大事だと思える所(カリプソ、デイヴィの悲恋等)を端折ってグダグダな展開になっていましたし・・・
最後の闘いは迫力がありましたが、、、派手だっただけで何だか筋が通ってなかったような気もしました。
うわ〜鑑賞後から丸3日経ったのに、まだブチブチ言ってるわ、私(笑)
Storyは、ずいぶん違う方向にいっちゃった気もします。
でも、みんなの決着がついてスッキリはしました。
反面、主要キャラの薄味は否めないですね。
海賊がたくさん出て来たのに、活躍なしも淋しいね。
まっ渦巻きのせいで、近寄れなかった事にしときました(笑)
クラーケンの末路は、こんだけかいっ☆彡は同感です。(T-T)
あんだけあったら、タコ焼きがぁ〜(関西人だな)タコわさも好きですが…。
ブツブツ言いたい事もあるけど、やはりファンとしては、
楽しみました!
\(o^▽^o)/
期待が大きすぎたのでしょうかねぇ、もっとわくわく、ときどきするものを期待していたのですが、どうも空振りしてしまったようですね。
確かに主要人物があっけなく倒れてしまったことも残念なことでした。特にクラーケン。あのシーンで前作が終わっているのに、この扱いっていったい…がっくり。
カリプソ関係もなんだかなーって感じでした。あれでは出てくる意味があまりなかったような…といえば、なんだかみんなそんな感じでしたけど。(- -;;
私も日が経つにつれ、さらに怒りに変わりそうだったりして。(^^;
トラックバックありがとうございました。
おお、実家に戻っていたと書かれていたので、てっきりまた後かと思ったら、しっかり観にいかれたのですね。
今回はまぁいろいろと問題点も多かったですが、あれだけのストーリーの各所のオチをちゃんとつけてくれたところは、評価すべき点でしょうね。
たこ焼き、いいですねぇ。
あの死体をバックに話しているところでは、巨大な吸盤が見えていましたね。あれ1つでもお腹いっぱいになるかも知れません!
はい、でも楽しんだのも確かです。(^^;
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
今回のがっかり大賞は個人的にはダルマですかねぇ。
「海を追われた囚われの女神に助力を頼む」という展開で脳裏に浮かんだストーリーは、
「力を取り戻した女神は、あらゆる海の恐ろしいものたちを率いて襲いかかる。神のように海に君臨しようとするベケットの思い上がりに鉄槌をくだすために」
とまぁ、いってみれば「王の帰還」でアラゴルンが幽霊の軍団を率いて戦ったように「海賊・化け物連合軍vs東インド会社」という線を大いに期待したのですが、何もありませんでしたね。
カニが出たときは「このあとカニの大群がベケットの艦隊に襲いかかるかも」と思ったのですが。
終わり方も、機転を利かせてウィルを助けたようにも思えますが、結局彼は呪われて生きる屍になってしまったわけで、見かけの感動的な雰囲気とは裏腹に、主役に対してなんともひどい仕打ちじゃありませんか。
もっとスカッと爽やかに終わってほしかったですね、「1」みたいに。
確かに…いったいどうなるのかと思ったのですが、まず巨大化したときにのけぞり、バラバラとカニになったときには「おっ」とか思ったのですが、結局は天候と渦で、どう役に立ったのか不明でしたねぇ。
前作では妖艶な感じもあり謎の女性としての魅力があったのですが、今回巨大化以外でもその魅力があったのかどうか微妙でした。あの地でカニを捕まえていたときに、若干の伏線があったんだろうな、と思いますが、だから何というのも同時にありますね。(^^;
海賊+ダルマVS東インド会社の一戦は私も期待したのですが…うーん。そのときクラーケンも生きていて欲しかったです。
ウィルくん、私はどうせ死ぬし、とジャックが…だったような気がしました。しかし、おっしゃるとおり、あのように生ける屍となった彼が幸せかどうかといえば…。
感動的にはまとめていましたが、爽やかな終わり方ではありませんでしたね。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
>前作のようなアクションとマッチしているようなこともなく
前作のような映像的な面白いアイデアもあまり
なかったですね。
終盤の戦闘シーンは確かに圧巻でしたが、
他の評議会に出席してた海賊たちは、見てないような?
最後は、出てきましたけど。
作品に重みを与える為、複雑な展開にしたように思います。
パート1が一番単純で楽しかった。。。
はじめまして。
今回は駆け引きが多かったからかもしれませんね。
終盤の戦闘シーン、なかなかハデでったのですが、私も残りの海賊たち、東インド会社がまったく戦闘に参加しなかったことが残念至極でした。
あれだけ盛り上げてて、そりゃないよー、って感じでした。
ホント、こうしてみると1作目がいかにうまくまとめられていたかがわかりますね。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
お久しぶりです。
バトンの記事、ずいぶん遅くなってしまってごめんなさいね。。
レビューが沢山たまっていたので、そちらの方をかたづけてからと思い、本当に遅くなってしまいました〜。。
今やっと作成しているところなので、もう少しだけ待っていてくださいね。。
今回のパート3は、突っ込みどころ満載で正直、物足りなさを感じましたね。。
クライマックスの海賊達の闘いに、他の船たちや、9人の海賊たちはどうしたのか?とか、チョウ・ユンファがあれだけ華々しく登場したのに、物語の中盤であっけなく死んでしまうし。。
9枚の硬貨の役割や女神カリプソなど、すべて尻切れとんぼで終わってしまったような印象を受けました。。^^;
期待して観に行ったのに、、なんだか寂しかったなー。。
TBさせていただきました♪
またバトンできましたら、ご連絡しますね!(^-^)/
ps ロングヘアー・カンフーマン、ベタなんだけど私もこういうCM面白くて、とっても好きです。
お邪魔はしているのですが、観ていない映画が多くってなかなかコメントが出来ないところでした。(^^;
今回の3は期待が大きかったというばかりでなく、演出もイマイチ間があったようですね。お金がかかっていたのは十分に伝わったのですが、なんとも残念でした。
そう、おっしゃるとおり9人の海賊(厳密には9人じゃないですけど)、チョウ・ユンファはいったいなんだったんだろうと思ってしまうくらい『変な』扱いでした。どうせ当たるからなんでも出せー…感がものすごく強かったです。
うーん、うーんです。
トラックバックありがとうございました。
こちらからもさせていただきます。
追伸:ロングヘアは面白いノリでよかったです。もっと続編を作ってもらいたいものですね。
バトンもがんばってくださいねー。(^^)/