公開年 | 1993年 IRON WILL | |
制作国 | アメリカ | |
監督 | チャールズ・ヘイド | |
原案 | ||
制作 | パトリック・パーマー、ロバート・シュワルツ | |
制作総指揮 | ||
脚本 | ジョン・マイケル・ヘイズ、ジョルジェ・ミリチェヴィク、ジェフ・アーチ | |
撮影 | ウィリアム・ウェイジズ | |
音楽 | ジョエル・マクニーリイ | |
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1917年サウスダコタ…郵便配達をする17歳のウィル・ストーンマン(マッケンジー・アスティン)は、大学試験に受かるものの学費がなく断念しようとしていました。家の暮らしが言いというウィルでしたが、父(ジョン・テリー)はJ・W・ハーパーが開催する犬ぞりレーズに出場しようと考えていました。優勝金額は1万ドル、それだけあれば家の借金、ウィルの学費も払えると思ったのです。しかし木材を運んでいた時の事故で父は帰らぬ人となり、母(ペネロープ・ウィンダスト)とウィルだけでは借金が払えなくなるのでした。
犬や牧場を売らなければならなくなった時、ウィルは初めて父が犬ぞりレースに出るつもりだったことを知り、自分もレースに参加することにするのでした。
レースはカナダのウィニペグを出発して、ミネソタのセントポール、コモ・パーク駅まで全長840キロにも及ぶもっとも過酷なレースでした。
ウィルは父と一緒に牧場を切り盛りしていたネッド(オーガスト・シェレンバーグ)に1ヵ月の特訓をしてもらい、ついにカナダへと旅立ちました。
登録遅れのため主催者J・W・ハーバ(デヴィッド・オグデン・スタイアーズ)から罰金10ドルを言い渡され、払えない8ドルはあめりかのケーン新聞のハリー・キングスレイ(ケヴィン・スペイシー)が出すことに。キングスレイはこの事をニュースにして自分の株を上げようとしていたのです。
参加者は極寒のレースのベテランぞろいでウィルを笑って迎い入れましたが、北欧のチャンピオンであるボルグ(ジョージ・ガーデス)は自分に勝つというウィルに敵意丸出しでした。
こうして始まったレースでしたが、ウィルはたちまちレースの過酷さを思い知るのでした。
不屈の闘志で突き進むウィルを新聞は煽り、彼を『鋼鉄のような不屈の意志(アイアン・ウィル)』と呼び、新たなヒーローとして祭り上げるのでした。しかしそれはウィルが願ったものではなかったのです…そしてレースは続き次々と落伍者が出る中、彼は…。
実際の出来事を元に作られたディズニー作品でした。ディズニーらしく、風景や動物の描き方はうまく、無難にまとめられていました。このレースの結果が実際にどうであったかどうかは分りませんが、やはりラストのデッドヒートは手に汗握りました。
少し子供向けに作られているのか、悪人は悪人、善人は善人ととてもわかりやすい。それだけに、ウィルを心配する人たちが脱落していく姿は悲しいし、彼らの言動には感動も多いです。こういった作り方は十八番なのかな?
ただ実際に1ヵ月の訓練、雪原の怖さなどはまだまだ描き切れていないとは思います。また逆に戦争という嫌な空気を払拭するために、ウィルをヒーローに祭り上げようとする人たちの方が正直怖かったかも。
それにしても結構前の作品で、レースもので、しかも動物も出てくるというのに、いままで知らなかったとは…見るきっかけも、たまたまレンタル屋さんで手に取った事だけでした。(^^;
【ここがいい!】
・父親の飼い犬のガスとの交流。途中、ボルグの犬に襲われた時にはどうなってしまうのかと思いました。
・雪原は怖いですね。参加者が場面ごとにどんどん変貌していくのか怖い(ただし中継地点ではピンピン)。
・売上と地位だけを考えていたギングスレイの変化は良かったですね。
【泣きポイント(T T)】
・57:05 1:03:54 1:42:30 なところ。ちょっとうるっと。
【ここは問題かな?】
・もともとウィルがリーダー犬として飼っていた犬の立場は?ちょっと悲しすぎやしない?
・ガス、不死身か!!
・崖から宙ぶらりんの人はいったい?あの後の報告でリタイアになっていたのかな?
・ボルグ、最後は少し改心したかと思いましたが…自業自得ですね。しかし、いっさい助けようとしないウィル…本当にそこはいいのか!?トラウマを乗り越える方が先か!
【一言いいたいコーナー】
・私は動物ものには甘い!とだけ言っておこう。(^^;
#817
忘却エンドロール(宵乃さん)の「映画「アイアン・ウィル 白銀に燃えて」観ました」
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同じく動物ものにめっちゃ甘い私です(笑)
この作品、ディズニー映画らしく見やすい作品ですよね。
雪原の厳しさは「八甲田山」とかに比べたら軽すぎますけど、子供向けなら十分だったかなぁと思います。
ホント、ウィルの顔がどんどん変わり果てていくのが怖かったです。
今年の夏に再見して、どれくらい実話に忠実なのか調べてみたら、意外と忠実だったので驚きました。
まあ、二人の人間を一人にまとめちゃってるんですけどね…(片方は先住民の血を引くカナダ人)
さすがアメリカ人、図太い!(笑)
動物ものと言えば、以前、宵乃さんがオススメしてくれた「フルーク」もよかったですね。あれはマスターがあるので久しぶりに観たいな。(^^)
「八甲田山」と比べると流石に軽すぎますが、それでも動けなくなったりした人はいましたね。
鼻が擦りむけていったり血がにじんでくるのは怖かったですね。
ボルグは全然平気だったみたい。(@@;
なんと、2人の人間をまとめていたんですね!
トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせて頂きます。
面白そうですね〜。
やはりシベリアンハスキーじゃなくて、アラスカンマラミュートが多いのかな?
犬ぞりって結構過酷なんですよね。
ドキドキand涙ポロロンなのは想像できます。
北海道でも犬ぞりレースありますが、840キロってどんだけなんですか!
何日もかかりますよね?どれくらいかかるのかな?
流石、北海道のかえるさんですね!
犬ぞりに詳しいとは…私には犬の種別がすぐには分からないです。(^^;
この作品では、犬が過酷というよりも人間にとって過酷でした。
もっもとガスは怪我してからが…でも不死身さがちょっとね。
映画では中継点で何泊かしてましたから、大変なレースでした。(_ _)
昔のディズニー作品は好きだったのですが、最近はちょっとねというのが多くて・・・。でもこれは好きになれそう!
教えてもらってラッキーでした。
早起きはでなく、早パソコンは三文の徳だったのでしょうか(笑)
今日は夫の仕事が休みで朝食準備までに余裕がありました。
夜勤明けでずーと寝てました。(_ _)
私は動物ものには評価が甘いですけど、結構好きな映画の一つになりました。機会があればぜひどうぞ。(^^)
>早起きはでなく、早パソコンは三文の徳だったのでしょうか(笑)
新しい名言が!(@@;
土曜日お休みだと旦那様と二人で出かけられますね。(^^)/