公開年 | 1976年 風雨雙流星 THE KILLER METEORS | |
制作国 | 香港 | |
監督 | 羅維(ロー・ウェイ) | |
原案 | ||
制作 | スー・リーホワ | |
制作総指揮 | 羅維(ロー・ウェイ) | |
脚本 | 古龍(クー・ルン) | |
撮影 | ||
音楽 | 周福良(チョウ・フーリャン) | |
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放浪していた武術の世界で名高い奪命流星の梅星河(ジミー・ウォング)は元に、同じく名高い天魔星の花無病(ジャッキー・チェン)の使いである青い衣の刺客、柳青衣(マー・ケイ)が現れました。
屋敷に訪れた梅星河を待っていたのは、床に臥せっていた花無病でした。病は妻である花雨が作った人参スープに毒を盛られたからだと言い、その原因は妻の男好きにあるという…しかもその解毒薬を年に一回(7/15かな?)くれるという。
花無病の頼みは、妻を倒し解毒薬を奪ってほしいというものでした。しかし妻の住む花雨洞には恐るべき四天王がいると言うのです。
引き受けようとした梅星河でしたが、突然襲い掛かってきた花無病によって捕えられ手下の4人にぼこぼこに…さらに挙動不審者として捕えられた梅星河の元に現れた七太爺(トン・リン)から5年前の七宝窃盗事件について花無病が容疑者である事を知ります。実は朝廷の密使であった梅星河は、七太爺の娘である月児(ジュエ・リンロン)と牢の中で一晩明かした後、花雨洞を目指すのでしたが、その前に鳳凰(ラン・イーリー)が現れます。梅星河は彼女の下僕として花雨洞へ潜り込もうとするのでしたが…。
かつてビデオ版で「キラードラゴン流星拳」の名であったものです。
DVDパッケージの画面はジャッキー・チェンが大々的に出ていますが、実際の主人公はジミー・ウォングです。
評価は「とほっ」に位置づけしていますが、実は割と好きです。でも万人受けはしないでしょうね。
「片腕ドラゴン」「片腕カンフー対空とぶギロチン」でもハチャメチャな内容でしたが、これはさらにどんでん返しが何度も入っているので、実は、実は、実は!!というのが多いです。(^^;
一風変わった人物ももちろん登場。序盤で登場している大力神(力持ち)、飛飛児(ジャンプ力)、石猿(鉄の手…鉄猿にしたら?)、鬼影子(鞭使い)もそうですが、なんと言っても四天王ですね。百発百中で何羽もの鳥の眼を一度に射抜く満天星、物を引き寄せることができる勾魂手、妖術を使い鳥を焼く黒ラマ、悪巧みに長けて焼き鳥を食べる鬼道士、この四人にどう立ち向かうのか興味がそそられました。そそられたのですが、そそられたのですが…まぁ、なんというか。(T T)
とにかく先が読めない作品としては、かなり上の順位かも知れませんね。
昔はこういう訳のわからない展開の作品が多かったですけど、今でもあるのでしょうか。最近はあまり観てないのでまた発掘しなければ。
なお、ジャッキー・チェンは、自伝で『永遠に公開されなければよかったのに』と言っているとか。(_ _)南無
【ここがいい!】
・最後までもったいぶって見れなかった「奪命流星」という武器。「なんだこれは!!」と叫んでしまうこと請け合い。よくも悪くも凄い衝撃でした。しかし…これ、どっちかというと悪人が使うような武器では?…あ、だからいいのか!!(^o^)
・病で臥せっているというのに抜群の動きを見せる花無病…元気いっぱいじゃん!でもジミー・ウォングとジャッキー・チェンの手合せはうれしい。
・数字に変なこだわりがあるようで、「貴方の敵は800人(変に中途半端)」「いや、491人だ(リアルだけどどうやって数えた?)」「異動した囚人は63人です(数はどうでもいい)」「7/15までに(解毒薬が間に合わなくなる日?)」など…なんだか気になります。
【泣きポイント(T T)】
・ありません。(^^;
【ここは問題かな?】
・こういう作品に問題点はありませんが、四天王瞬殺が…しかし、ここは笑うところかな。
【一言いいたいコーナー】
・月児どうなったの?
・あまりのことに「片腕ドラゴン」を観直しました。(^^)
#818
功夫電影専科(龍争こ門さん)の「『キラー・ドラゴン流星拳』」
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