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2015年12月23日

ターミネーター2

未来は自分で切り開くのだ。
ターミネーター2 特別編(日本語吹替完全版) [Blu-ray]
1991年(TERMINATOR2 JUDGMENT DAY)製作国:アメリカ
監督:ジェームズ・キャメロン原作:
製作:ジェームズ・キャメロン製作総指揮:ゲイル・アン・ハード、マリオ・カサール
脚本:ジェームズ・キャメロン、ウィリアム・ウィッシャー撮影:アダム・グリーンバーグ
音楽:ブラッド・フィーデルamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
1995年ロサンゼルス…あの事件から10年の年月が過ぎていました。
サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)は、グリーンベレーの兵士として活躍し、銃密売の男たちと暮らすことによって息子ジョン(エドワード・ファーロング)を育てていましたが、コンピュータ工場の爆破未遂犯として今は警察の精神病院へ幽閉されており、ジョンは養父母の元で暮らしていました。

そんなある日、再び2体のターミネーターが現代に送り込まれました。
1体は最新型T-1000(ロバート・パトリック)、疑似多合金、つまり液体金属製であり手でさわれるものであれば何にでも(部品や薬品が必要となるような複雑なものは無理)変形することができる恐るべきターミネーター。もう1体は前回送られてきたT-800と同形体(アーノルド・シュワルツェネッガー)でしたが、35年後のジョンが自分自身を守るために送り込んだターミネーターでした。
2体は同じようにジョンとの接触を試み相対しました。なんとかT-1000の猛追から逃げ出したジョンとT-800は、母親であるサラを救出するべく動き出すのでしたが…。

映画レビュー
オススメ前作「ターミネーター」から10年後の世界です。おびえて逃げていたサラはグリーンベレーに入隊してバリバリと戦闘を行う女兵士に育っていました。但し、精神病院行き。ジョンも生まれ今や10歳の少々不良少年に育っています。
そしてこの時代に送り込まれるターミネーター達。
前作では悪そのもの、恐怖の対象であったT-800が正反対にジョンを守るために戦う。まさに機械というものは使う側によって善にも悪にもなるという事ですね。同じロボットを使って善悪の対比をしたことはとてもよかったと思います。もっともアーノルドさんの人気から悪ではなく、善にするしかなかったのかもしれませんが。(^^;
また敵側のターミネーターT-1000が液体金属という、これまた当時は度肝を抜かれた設定となっており、善悪に代表されるターミネーター同士の戦いは手に汗を握りました。善側の性能が劣っているのもツボでした。

これらアクジョンシーンだけでなく、T-800、ジョン、サラの交流もよく描かれていると思います。ラストシーンでサラの言った言葉は、敵となるべき機械の中にも希望が見えており感動します。

チェックポイント
【ここがいい!】
・とにかくいろいろと変形してくれるT-1000を見るだけでもうれしい。
・格子を抜ける時に、拳銃だけが引っ掛かる演出もいい。
・T-800とジョンとの交流を通じてジョンだけでなく、T-800も成長していくのもいい。
・そしてそれを見ているサラが次第にT-800に信頼を寄せていく過程も。しかし、人間ではなくターミネーターこそが…というのも皮肉なものです。
・ボブおじさん!(^o^)

【 I'll be back ポイント 】
・1:58:33 サイバーダイン社から脱出する際。

【ここは問題かな?】
・序盤で骨格むき出しのターミネーターが登場していましたが、あれって足以外は別にいいと思いますが、足先は肉がないととてもまともに歩けない形になっていると思うのですが。(^^;
・問題というか、サイバーダイン社のプログラマーであるマイルズ・ダイソン(ジョー・モートン)が、リモコンの上で鉄アレイのようなものを持っていたのはいったいなぜ?(@@)

【一言いいたいコーナー】
・ジョン行ったゲームセンターにはレトロなゲームが一杯でした。ジョンがプレイしていたSEGAのアフター・バーナーはまだしも、泣かせてくれたのがミサイル・コマンドです。飛来するICBMを迎撃するゲームでしたがこれにはハマりましたねぇ。後にパソコンでこのゲームを作られた兵がいて、少し交流もあったのですが今はどうしているのやら。
Number824・カイル役のマイケル・ビーンがちょっとだけ出演。これは「特別編」のみです。

関連リンク
1984年「ターミネーター
1991年「ターミネーター2
2003年「ターミネーター3
2009年「ターミネーター4
2015年「ターミネーター 新起動/ジェニシス

コメントとトラックバックをさせていただきました。
いやいやえん(makiさん)「ターミネーター2

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posted by 白くじら at 22:50| Comment(8) | TrackBack(1) | SF | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
病院を脱走する時のサラが怖かった覚えがあります(笑)
でも、やっぱり印象的なのはシュワちゃんと少年の交流ですよね。そうそう、サラさんもその様子を見て考えを変えていくんでしたっけ。
めっちゃ怖いT-1000との追いかけっこと、こういうドラマ部分のメリハリが利いた作品でしたね。

>ラストシーンでサラの言った言葉は、敵となるべき機械の中にも希望が見えており感動します。

う〜ん、すっかり忘れてしまった。再見した時の楽しみに取っておこうと思います♪
Posted by 宵乃 at 2015年12月24日 12:45
1作目と違って、メジャーな映画になったなあという第一印象でした。見かけというか、雰囲気からして、ですね。
でも、ふたたび面白かった! あれ、前は敵だったのに味方? 敵はまた違う能力が? 
やはり、シュワちゃんを中心に据えるには味方にしたほうがやりやすいでしょう。
Posted by ボー at 2015年12月24日 22:42
こんにちは、宵乃さん。

病院の看護師たちも皆、冷徹で怖かったですね。患者にあそこまで暴力を使うとは…脱出の際は、T-800との記憶がまざまざと蘇ってきてサラの表情が凄かったです。

こういうT-800と人間の関係が後々の感動に結びついていたのではないかと思います。ターミネーターを父親代わりとまで考えてしまってましたね。

T-1000との追いかけっこもよかったです。

またぜひ再見してみてください。(^^)/
Posted by 白くじら at 2015年12月25日 11:48
こんにちは、ボーさん。

やっぱり最初のタイトルが出るまでの映像からでもお金かかってるなーって感じでしたよね。(^^)

1作目を逆手に取ったターミネーター(アーノルドさん)の役割や、新型ターミネーターの登場、前回では全くなかったターミネーターとの交流など、こけなかったシリーズ2作目になりましたね。

確かに、もはや有名になっていたアーノルドさんは味方の方がいいですね。(^^)
Posted by 白くじら at 2015年12月25日 11:52
こんにちわ。
映画史に残る傑作映画のうちの1本ですよね。
1よりも更に面白い続編ってなかなか無いものなのに♪
リンダ・ハミルトンとシュワちゃんが更にかっこよくなってました。
主演2人が同じ俳優というのは嬉しいです。
敵ターミネーターが最強なのに、アナログな方が勝つ!のが嬉しい☆
Posted by mia☆mia at 2015年12月25日 16:32
こんにちは、mia☆miaさん。

シリーズモノの2作目でヒットしているのは少ないですね。
最近では元々3部作とか増えてますけど、昔はヒットしたら次を作るって感じでしたから、おんぶにだっこ感が物凄くありましたからね。

シリーズモノは同じ俳優で主役を張ってほしいですよね。(^^)
リンダ・ハミルトンはこの映画に出るために体を鍛え直したようですから、体が凄いです。戦うお母さんでしたね!

やっぱり構図としては、はるかに強い敵を、能力的に劣る主人公たちが協力して倒すというのが痺れます。(^^)
Posted by 白くじら at 2015年12月26日 09:25
こちらにも。

そうそう、逆転の発想と、やはり
ロバートさんが演じたT-1000の恐怖ですよね
当時、これみたときは衝撃だったなあ
液体金属っていうね。
病院の格子うにゅーとでてくるとことか今でも好きです
それからやはり友人のような父子のような、ファーロングさんとT-800との絆。
最後まで目が離せない何度観ても傑作だと思います
Posted by maki at 2015年12月26日 20:07
こんばんは、makiさん。

私も液体金属T-1000には魅せられました。
あの変形シーンは何度も繰り返してみましたが、とんでもない迫力です。
いろいろな場面に応じての変形も面白くてアイデアが秀逸でしたね。

ジョンとT-800は本当、父子のようだった思います。
それだけに最期の別れは感動的でした。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2015年12月27日 19:14
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ターミネーター2
Excerpt: なんといっても、エドワード・ファーロングさん演じた少年時代のジョンの美少年ぶり、ロバート・パトリックさん演じる敵役ターミネーターの液状化が見ものでした。 前作ではシュワちゃんことT-800が..
Weblog: いやいやえん
Tracked: 2015-12-26 20:07
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