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2016年02月14日

ザ・ラスト・ユニコーン

ハッピーエンドは、物語の最中にあってはいけないのだ。
The Last Unicorn [DVD] [Import]
1982年(THE LAST UNICORN)製作国:アメリカ、日本(トップクラフト)
監督:アーサー・ランキン Jr.、ジュールズ・バス原作:ピーター・S・ビーグル:「最後のユニコーン」
製作:アーサー・ランキン Jr.、ジュールズ・バス製作総指揮:
脚本:ピーター・S・ビーグル撮影:
音楽:ジミー・ウェッブamazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー
人間の眼から動物たちを隠しているユニコーンの森に棲む雌のユニコーン(声:ミア・ファロー)は、狩りに来た人間から自分が最後のユニコーンである事に気付かされます。さらに旅をしていた蝶(声:ロバート・クライン)から赤い牡牛がユニコーン達を追いやり足跡を消したことも聞かされます。
自分が本当に最後のユニコーンなのか、どうしても知りたくなった彼女は、平和に守っていた森から離れ旅に出ました。

何日もあてもなく彷徨っていたユニコーンは、路肩の茂みで眠っていた特に、ミッドナイト・カーニヴァルの座長フォーチュナ(A・ランズベリー)に手により囚われてしまいます。
そのカーニヴァルは、神話や伝説で現れるミッドガルド、マンティコアなどの怪物たちを見世物にしていたのですが、それは弱った動物を座長が魔法をかけ怪物に見せかけていたのです。しかし中には本物のハーピー(声:キーナン・ウィン)、そして本物のユニコーン、かれらは信じていない人間には普通の動物(ユニコーンなら馬)に見えるために逆に角をつけたりして見せかけていました。

そんなユニコーンを助け出したのは、彼女と親しくなった下僕の1人、役立たず(と言われている)魔法使いのシュメンドリック(声:アラン・アーキン)でした。
2人は座長から得た情報に従ってハガード王(声:クリストファー・リー)の統治する地に向かって旅に出ました。ひょんなことで統治する地のはずれで、無法者キャプテン・カリーの女であるモリー(声:タミー・グライムズ)も加え、彼らは城が見えるところまでたどり着きますが、その時に唐突に出現した赤い牡牛に襲われてしまいます。
ユニコーンの身を案じたシュメンドリックは、魔法の力で彼女を救いますが、魔法はユニコーンを美しい少女に変えてしまいました。

魔法的生物、永遠の命を持つユニコーンから、この瞬間にも老いていく人間になった彼女は、この事態に怯え恐れてしまいます。しかし自分の力では元に戻せないシュメンドリック…彼らはハガード王から情報を得るにはユニコーンではなく人間の姿の方がいいと考え直し、ユニコーンにアマネシア姫と名を付け城へ向かいました。
荒れ果てた城にはハガード王、リーア王子(声:ジェフ・ブリッジス)、お付の者が2人というわずか4人しかおらず、彼らはしばらく滞在することになりました。しかし、人間になったことで次第に過去の記憶が薄れ悲しむアマネシア、そんな彼女が心配で次第に好きになっていくリーア王子、そしてそんなアマネシアを不審がるハガード王の隠された秘密とは…。

ブログ DE ロードショー

映画レビュー
ちょっとオススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)

映画レビュー

まず企画1回目に観たのは「ザ・ラスト・ユニコーン」というアニメーションです(最後のユニコーンとも言われています)。
過去に1度観たのですが、その時にはVHSで英語だったのでさっぱりでした。今回はネットに字幕に挑戦というものが落ちていたので…もごもご、早く字幕版DVDを発売してほしいですね。(^^;

制作はランキン・バスと日本のトップクラフト(ナウシカ制作で有名(ちなみにナウシカはジブリではない)…その後、ジブリ設立のために組み込み解散されたとかで、今は存在しません)です。ちなみに私が好きなアニメの1本「フライト・オブ・ドラゴン」もトップクラフトですね。VHSはあるんですけど、こちらもDVD化して欲しいものです。こちらも再観レビューしようと思ったのですが、VHSが実家なのでまたの機会に回します。くるくる。

この作品では、なんらかの原因で知らない内にユニコーン達が姿を消してしまった理由を求めて、最後と言われているユニコーンが旅立つ話ですが、ユニコーンや満足に魔法が使えない魔法使いたちが旅の中で自分自身を見つけながら成長していく話です。
世の中、目に見えるものだけが真実とは限らず、その姿に誤魔化されず、実際にはその中に隠されたものを見出すことこそが大切であるということを教えてくれます。

ミッドナイト・カーニヴァルでは、偽物に魔法をかけて本物にしたり、逆に本物は本当の姿が見えないため偽物の道具を使って本物に見せたり(ようするに偽物を作っている)とまやかしだらけです。後に少女に変身してしまうユニコーンもまたある意味偽物であり、その偽物に恋してしまう王子も拾われた子供です。これら四面楚歌の中、真実の姿を、そして真実の愛が貫けるのでしょうか、いったいどのように…ラストでのユニコーンの言葉が胸を打ちました。

後悔することは辛いですが、その後悔もまた人生の糧として生きていくことに喜びを持ちたい…果たして自分にできるでしょうか?

チェックポイント
【ここがいい!】
・まるで絵のようになオープニングのバックがいいです。このオープニングやアマネシア姫がユニコーンたちを思って歌う調べ、リーア王子と奏でる調べなどお気に入りの歌です。
・ユニコーンが美しい。特にラストでの姿が…これは成長したという事かな。ユニコーンは後悔をしない生き物らしいですが、それが分るのはラスト。だからこそ自分が守っていた序盤で森を飛び出すことができたという事でしょう。
・最後の赤い牡牛との戦いでの、怒涛のような水飛沫ユニコーンは圧巻です(スタッフは死にかけたとか。(^^;)。

【ここは問題かな?】
・蝶とはかくもこのような存在であるのでしょうか。あまり知り合いになりたくないなー。(@@)
・意味深な会話多し…これらはまた時が経った時に観れば解るといいな。難しい。

【一言いいたいコーナー】
・ハガード王、その理由、いい加減にしろよー!
・今回レビューを書いてて初めて知りましたが、ハガード王の声優が吸血鬼役者として有名なクリストファー・リー、ユニコーンが「ローズマリーの赤ちゃん」「ナイル殺人事件」のミア・ファロー、そしてリーア王子が「トロン」のジェフ・ブリッジスだったとは!いろいろと発見があったことは今回の企画に参加したおかげです。
Number837・ユニコーンというのは単に馬に角を生やしたというものではなく、馬よりは小柄、柔らかい鬣を持ち、何処までも美しい存在でなければならないです。

コメントとトラックバックをさせていただきました。
忘却エンドロール(宵乃さん)の「第4回真冬のファンタジー企画

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posted by 白くじら at 14:25| Comment(2) | TrackBack(1) | アニメーション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
おはようございます。
ユニコーンって処女厨のイメージがあるんですが、雌がいるだけでも意外なのに、まさか自分が美少女になってしまうとは(笑)
日本のアニメ会社なのに声優がミア・ファロー?と思ったら日米合作でしたか。しかも、その制作会社が「ナウシカ」を作ったんですね。全然知りませんでした。
いつか機会があったら観てみたいと思います。
今回もご参加ありがとうございました♪
Posted by 宵乃 at 2016年02月15日 08:14
こんばんは、宵乃さん。

実際、モリーという女性が出てくるのですが、10歳の時にも20歳の時にも貴方(ユニコーン)は来てくれなかったと…つまりアレなんですけど、そういうちょっとした、でも実は生々しいセリフもあったりして。

この会社は美術関係には弱くて海外に発注していましたが、またそこが美しい絵を手掛けているんですよね。キャラとかは向こうの作風で癖がありますけど、それがまたいいです。
昔ファントーシュ(おそらく日本で最古のアニメーション雑誌)があったのですが、そこに指輪物語(フロドだったかな)の背景が載ってて感動した記憶があります。

トラックバックありがとうございました。
Posted by 白くじら at 2016年02月16日 20:18
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