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弁護士のピーター・バニング(ロビン・ウィリアムズ)は、仕事の虫で家族の事は思っていても、まずは仕事優先になっていました。今日も息子ジャック(チャーリー・コースモー)の野球観戦に遅れていまい、息子からの信頼が…。
そんな時、病院が祖母ウェンディの名前を付けた小児科病棟を建設、その開設式のために家族そろってイギリスへ里帰りしました。
しかし、その式の夜。あの部屋で眠っていたジャックとマギー(アンバー・スコット)が誘拐されてしまいました。帰った来たピーターたちが見たものは、恐ろしいひっかき傷と、ドアに剣で打ち貼られていた紙。そこにあった署名はジェームズ・フック船長。
大人、しかも40歳にもなり昔の事を忘れてしまっているピーターに、ウェンディ(マギー・スミス)は、あの物語のピーターパンは貴方であることを告げます。とても信じられないというヒーターでしたが、現れたティンカーベル(ジュリア・ロバーツ)に、半ば強制的に連れて行かれるのでした。そう、あのネバーランドに…。
子供たちを助けようとジェイムズ・フック船長(ダスティン・ホフマン)と相対したピーターでしたが、中年になり空を飛べることもできない彼をピーターパンとは認めず殺されそうになります。しかしティンカーベルが3日の間にピーターを鍛えると約束します。
逃げることができたピーターは、ネバーランドに住む迷い子たちと会い昔の力を取り戻すことに奮闘しようとしますが、彼らのリーダーであるルフィオ(ダンテ・バスコ)は、ピーターがピーターパンでは無いと言い放ちます。
一方、フック船長は、ピーターがパパとして落第である事を説き、自分がパパになろうとジャックとマギーを洗脳し始めるのでした。
果たしてピーターは3日の間に力を、そして子供たちを取り戻すことができるのでしょうか。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第4回真冬のファンタジー企画」です。
SFもファンタジーに含まれていますが、広すぎるので個人的には純粋なサイエンス・フィクションは除外して、不思議要素の入っているSFのみ含もうと思っています。(^^)
企画9回目に観たのは、RISING STEELのバーンズさんがこの企画で紹介されていた「フック」です。
「フック」がこの企画で上がったことを知ってトラックバックしようと思ったら、記事が上がっていないことに気付いてしまいました。(^^; しかも、パンフがあったはずだと、パンフ倉庫をひっくり返したのですがどこにもなく、あれれ?買ってなかったのかな。でも当時はどんなにしようもなかっても買っていたはずなのに…謎です。もしくは、小鳥頭全開です。
ピーターパンの後日譚です。
もうピーターは40歳、しかも昔の事はすっかり忘れていて仕事の虫になってます。
てっきりウェンディと結婚して、その子供達かと思ったら、ウェンディの子供の子供と結婚していました。(@@) かなり、びっくりです。
この作品では、ピーターが力を失っており、想像力で具現化するのはともかく、空を飛ぶ力は子供を思う父親の想い。それは決して使命や義務ではなく、子供がいて楽しい、そして幸せであるという想いからの力なのです。
大人になるという事はそういう事なのか。フックが子供を自分の子供にしようとしたのも、ピーターに復讐というよりも、自分の力を保つためだったのかもしれませんね。かくして、子供を失ったフックは破れ姿を消してしまいます。
やはり子供 Vs.大人という構図の為に、子供じみた攻撃に大人があっさりと引っかかったりするところは、今となっては観るのが苦しいですが…それは自分自身が大人になったために楽しめないのかな?ただ、この作品にあっては、内容から考えるにもっと想像力を豊かにして、楽しむのがいいのかもしれませんね。(^^)
実際問題として、仕事をしているとなかなか家族と向き合えないことも多いのですが、それは何も家族が嫌いなのではなく、仕事をしなければ養えず、そのために優先することもあるのです。でも、それで家庭崩壊したら本末転倒ですから、仕事ありきの家族ではなく、家族ありきの仕事でなければいけませんね。(^^)
本作のピーターも、決して家族を大事に思っていないわけではないからこそ、家族の信頼を得るために苦しんでいるのでしょう。パパ頑張れ!でも、ちょっとは他の子供達にも気配りしてくださいよ。(^^)
【ここがいい!】
・ロビン・ウィリアムズもダスティン・ホフマンもハマり役でしたね。
・想像すれば本物になる。ルフィオとの言い争いの中で、その事に目覚めたところからのドタバタ。
・初めて空を飛んだ時のあの嬉しそうな表情。ちなみに空はまるで泳ぐような感じで飛ぶところが多いですね。
・海賊たちのとんでも野球で活躍したジャックとフックのふれあいを見て、一心に飛ぶ練習をするピーター。
・ネバーランドの海に、方位マークがある。
【ちょっと好きポイント(^^)】
・1:54:52 助けを求めるマギーが「ダディ?」と眉をしかめるところ。
【泣きポイント(T T)】
結構、あちこちであったのですが、
・2:00:23 子供たちがピーターが何であるか言うところ。
・2:08:03 ジャックとマギーが部屋に着いたところから。
・2:12:48 この窓は閉めるな!
【ここは問題かな?】
・子供たちの戦いが、ちょっと幼稚すぎるところはありますね。
・ルフィオがピーターに剣を返すところ。地面に線を書いて…というところは、ちょっと公開処刑に近い感がありました。
・ルフィオの扱いが…この話で子供の死はちょっといただけないと思いますし…その後がほったらかしなんですよね。かなり酷いと思います。
・ティンク、おっきくなったらダメでしょ。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・ずっとパパを信じているマギーが健気です。
・ウェンディ家には犬のナナがいるんですけど、犬小屋の名前が「NANA9」でした。まさか、9代目なんでしょうか。(^^;
RISING STEEL(バーンズさん)の「フック」
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ラベル:ヒーロー
随分前に観た作品なので、雰囲気しか思い出せないです(汗)
しかし、NANA9ですか…。ウェンディの孫と結婚して、今40歳くらいということは、ウェンディと出会ってから70年以上経ってるのかな?
大型犬の寿命は10歳くらいだから、まあ9代目でもおかしくないですね。きっと8代目もまだ生きているという事で。
9作品目もご参加ありがとうございました♪
私もちょこちょことしか覚えてなくって、結構初めて観たような気分で鑑賞しました。(^^;
作中でも、ウェンディが70年も孤児に…というくだりがあるので、間違いなく70年以上は経過しているようです。
今回驚いたことの1つは、ラストで犬小屋のプレートを観た時でしたよ。(^^)
子供とかがいてもよかったですね。
それにしても、とても密度の濃い素晴らしいレビューですね!
ロビン・ウィリアムズは他の作品でもそうでしたが
笑顔が演技に見えない、本心から楽しんでるんだなって
そう思える人でした。
>子供たちの戦いが、ちょっと幼稚すぎるところはありますね。
クライマックスは僕もそれ、ちょっと感じましたね。
卵無駄にするなよ、とか(笑)
あと人間爆弾だー!ってゴロゴロやのは今だと問題になりそうな気がします。
それ言い出したら他の場面もNGだらけかもしれません。
こちらでは、はじめまして。(^^)/
ありがとうございます。
結構重箱の隅をつついて、壊してしまう癖がありまして。(^^;
ロビン・ウィリアムズに関しては、おっしゃる通りですね。
とても演技とは思えない…というか、本当に楽しんでいるんだろうなって感じを受けますよね。「ミセス・ダウト」で初めて知った俳優さんでしたが、その頃からとてもいい笑顔をする人だなーって思っていました。
あはは、卵はもったいなかったですね。
あのごろごろは、実際に転がっているのは縫い包みの様なものでしたね。(^^)
トラックバックもありがとうございました。
覚えがないなーと思ったら、見ていないと判明。
ティンカー・ベルは大好きなので、見るならティンク目当てな映画ですね。
>覚えがないなーと思ったら、見ていないと判明。
いやいや、大丈夫です。小鳥頭なら観ているかもしれません。(^^)
本作のティンクは、頭がお団子ではなく、ショートカットでボーイッシュです。
おっきくなるところもあるので、必見かも。(^^;
フック船長のマグカップも持っていた様な....
独特の世界に引き込まれましたよ。
これぞ、ファンタジーですねっ!!
おお、観ましたか!
マグカップまでお持ちとは!かなり気に入られたのでは?(^^)
私もTELカードは購入してました。
やっぱり異世界はファンタジーの王道ですね。
知らない世界なので、新鮮な気分で観れるのが楽しいです。
大好きです。(^^)/