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戦争で崩壊した世界。シカゴは周囲をフェンスで覆われ、人類はそこで暮らしていました。
100年前、人類は平和を守るために5つの派閥を作りました。すなわち『博学』(エリュダイト)、『平和』(アミティー)、『高潔』(ギャンダー)、『勇敢』(ドーントレス)、『無欲』(アブレゲーション)の5つ。人々は適性検査によりどれかの派閥に分類されるのです。
父アンドリュー・プライアー(トニー・ゴールドウィン)、母ナタリー(アシュレイ・ジャッド)、兄ケイレブ(アンセル・エルゴート)とベアトリス(シェイリーン・ウッドリー)は家族と共に『無欲』の派閥として暮らしていました。しかしベアトリスは、兄のように人の為に行動することを苦手と感じていました。
そして適性検査の日、ベアトリスの適性は複数に渡り1つの派閥に絞る事ができず、検査官のトーリ(マギー・Q)は、何故かそのことを隠し報告書には『無欲』と書き込み、すぐに帰るように勧めます。ベアトリスは派閥を決められない『異端者』(ダイバージェント)だったのです。
その結果、ケイレブは『博学』の派閥へ、ベアトリスは『勇敢』への道を決意し、家族はバラバラになってしまいます。
この日からベアトリスは名前をトリスと変え、教官フォー(テオ・ジェームズ)の元、『勇敢』の入会テストを受けることになるのですが、最下位者は追放され無派閥になってしまうという厳しいものでした。
一方『博学』のリーダーであるジェニーン・マシューズ(ケイト・ウィンスレット)は、『異端者』を平和を脅かす存在として逮捕すると同時に、『無欲』が世界を掌握しようとしているとして彼らの根絶を画策していました。そして、その道具に街の治安を守る『勇敢』を道具として使おうとするのでしたが…。


さらに本作では、この派閥に入っても失格となった無派閥というものも存在します。
主人公は最初この無派閥かと思っていたのですが、なんと主人公は適性検査で1つに絞る事が出来ず、つまり、他の派閥への適性があったわけです。通常1つに分類することが、このことによって決めることができなかった。これによって異端者ということになります。
なんだか、これだけでもなんでもできて、他の人よりも優れてそうな感じですが、他の人とは違うものを異端視扱いするのは世の常であり、そういう名にしているのでしょうか。でも、ある意味、器用貧乏で突出している能力がないとも思えますけど。(^^;
この話では『勇敢』のことが主で、あとは『博学』『無欲』と絡んでいくのですが、その他の派閥がほとんど登場しないのが、ちょっと残念だなぁって思っていたら、この作品も3部作らしくって、他の派閥はまた次作のようです。(^^)
おかけで、『勇敢』の生活ぶりはかなり詳しく描かれており、新人の主人公たちの学校生活のような感じを受けました。もともと魔法学校とか特殊能力の学校などの話は個人的に好きで、恋愛あり、ライバルあり、鬼教官あり、試験ありとあまり退屈はしませんでした。
実際に敵となる存在との絡みは後半となりますが、とにかく敵のボスであるジェニーンがとにかく憎たらしい。(^^; いい敵っぷりでした。
点の攻撃方法や、それを食い止めるための行動はなかなか面白かったですが、ちょっと唐突に終わってしまったところが残念ですが、この続きは第2作目へってことでしょうね。
少し消化不良になるところはありましたが、導入部としては面白かったです。

【ここがいい!】
・『勇敢』での生活ぶり。友人や恋人、ライバル、裏切りなどがいるのは王道ですが、好きなんだからしょうがない。(^^;
・訓練が終わった時の近道シーン。下手したら死にそうなジェット・コースターですね。一度、やってみたい。
・恐怖の試験は面白いですが、周りの人に見られるのは嫌だなぁ。(^^)
【ここは問題かな?】
・適性検査の結果に従わないこともできるのがよく解らないところ。平和のためのシステムであればそれに従うのがシステムの約束だと思うですが、別の道を選んでもいいんですよね。ただその後の過程で落とされてしまい、結果無派閥ということにもなるんですけど。
・ピーター・ヘイズ(マイルズ・テラー)がコントロールされていなかったのがよく解りませんし、こいつ、先頭走って逃げているじゃん…。(- -;;
・お父さん、いくら時間がないからと言って、突っ込みすぎ。
・ウィルの銃弾当たらな過ぎです。
・誰が次に死んでしまうのかのフラグが分かりやすい。
【一言いいたいコーナー】
・解説には5つどれにも属さず…ってなってましたけど、逆では?属しすぎて問題みたいですけど。(^^;
・全然、平和じゃないと思いますけど。(^^;


2014年「ダイバージェント」
2015年「ダイバージェントNEO」

銀幕大帝α(ヒロ之さん)「ダイバージェント」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「ダイバージェント」」
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ラベル:アクション
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コメント&TBありがとうございました。
同じタイミングで観られた事がとても嬉しいです。
私も観たばかりですからお話し易いですし^^
この1作目を観て、初めて3部作なんだていうのを知りましたが、そう考えると、「勇敢」グループがどういう仕組みになっているのか、どういった仲間が居るのかを、2時間掛けて詳しく描いていた事にはなりますよね。
ただ内部構成をダラダラと描いている訳ではなく、人との繋がりや、どいつが良い奴で、どいつが嫌な奴なのかもはっきりと分かりましたし、トリスが異端者として成長していく姿もじっくりと観れましたから、2作目へと結びつける導入作品としては丁寧に作られていたと思いました。
潜在能力が高いからこそ、トリスはこうして脱落する事もなく、平和を守る為に立ち上がる事が出来たのでしょうね。
近道シーンのあれ、私はもしかしたら反射神経鈍いから何処かで頭ぶつけるかも(笑)。
展開がピークに達した所で1作目は終了しちゃったので、続きが気にはなっているのですが、2作目はどうでしたか?面白かったでしょうか?
予告編でスーパーダイバージェントになったみたいな事を言っていたので、どういう能力を身に着けたのかそこを一番に確認したくなりましたよ。
本当に!打ち合わせなしに、旧作を同じタイミングで鑑賞するのは珍しいですね。私も驚きとともに嬉しいです。
今回は新作を観るために、まず旧作を…という理由だったので同じように観る人もいたかも知れませんけどね。(^^;
私も初めて3部作というのを知りました。
ならば、『勇敢』での生活ぶりがじっくりと描かれているのもうなづけますね。
最初はダメダメだったトリスも次第に頭角を現していくあたりは、さすが異端者でした。
近道…頭ぶつけると即死しそう。(@@;;;
2作目は、もろ続きなのですが、実はあれ?というところも多かったりして。
突然出てきたアイテムもそうですけど、ちょっとCGに頼りすぎて、ストーリーがおざなりになっちゃった気もしました。
2部の宿命かもしれませんが…残念至極。主人公に感情移入できなかったことも…。
トラックバックありがとうございました。(^^)/
やや、観られてましたか。後でお邪魔します!
トラックバックもありがとうございました。