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近未来のシカゴ…平和を守るために人々は『博学』(エリュダイト)、『平和』(アミティー)、『高潔』(ギャンダー)、『勇敢』(ドーントレス)、『無欲』(アブレゲーション)の5つの派閥のいずれかに属して生活をしていました。
政権を持つ『無欲』を駆逐し政権を奪おうとした『博学』のリーダーであるジェニーン(ケイト・ウィンスレット)の計画は、異端者であるトリス(シャイリーン・ウッドリー)、フォー(テオ・ジェームズ)たちの手により大きな犠牲を払いながらも阻止されました。しかしジェニーンは一連の事件の原因をトリスたちにかぶせてしまうのでした。
ジェニーンはプライアー家から『箱』を発見。それには祖先からのメッセージが入っていると言います。そしてそれを開けることができるのは異端者だけであり、彼女は『勇敢』のエリック(ジェイ・コートニー)に最新の判定機を渡し、異端者狩りを命じるのでした。
一方、『平和』に匿われたトリスでしたが、自分のせいで亡くなってしまった人々への想いから魘される日々をおくっており、ピーター(マイルズ・テラー)の挑発の言葉から乱闘事件を起こしてしまいます。
おりしも『平和』を調査に来たエリックから4人は逃げようとしますが、ピーターはその場で裏切りエリックの元へ、トリス、フォーそしてトリスの兄ケイレブ(アンセル・エルゴート)は『平和』を脱出し、列車に乗り込むことに成功します。丁度乗り込んでいた無派閥のメンバーとの衝突もありましたが、フォーがトビアス・イートンであったことから無派閥のリーダーであるイブリン・ジョンソン=イートン(ナオミ・ワッツ)と出会うことに…驚いたことに彼女こそがフォーの母親だったのです。そして彼女が出した提案とは…。
この作品は、初めて観ても楽しめるというものではなく、モロ1作目からの続きになっていますので、まずは1作目を観ておきましょう。
1作目ではよく解らなかったのですが、ラストでフェンスの外へ向かっていたので『平和』のコロニーは外にあるという事ですね。てっきり無派閥が外で暮らしていたのかと思ったら派閥の1つだったという。そんなに簡単に外に出られるの?(^^;
もう一度おさらいをしておかなければならないのは、異端者というのは5つの派閥に属すことができなかった人のことですが、それは適性で1つに絞る事が出来なかったという意味です。5つの適性が1つも無いという意味ではなく、2つ以上の適性があったということなのです。なので異端者扱いはされていますが、自分よりも優秀な人間は嫌いだ!と言っているような気もします。
『博識』のジェニーンが嫌っていたのもそういう所なのかもしれません。(^^;
しかも、今回は≪急に出てきた5角柱の箱≫が登場し、祖先からのメッセージが入っているという。この箱を開けるためには5つの実験が必要であり…これはつまりそれぞれの実験をクリアするためには5つの適性が必要だという事です。『博識』のジェニーンでは恐らく『博識』の実験しか突破できないという事でしょうね(但し、適性を持っているからと言って実験を突破できるとは限りませんけど)。
よって始まったのが異端者狩りですが前作のように殺すのではなく、もちろん捕獲して実験を強要するわけです(実験はバーチャルですが、失敗すれば死ぬほど危険です)。ひょっとしたら、前作で5つの適性を持つ異端者を殺していたかもしれませんね。おいおい、大変だよ!
原作を読んでいないのでわかりませんけど、結構ストーリー的にはどんどん進むのですが、訳がわからないところが多かったですね。
前作で丁寧に描かれていた主人公や脇役たちの心情があまり感じられずに、とにかくアクションをハデにしておけばいい感が物凄くありました。バーチャルの世界のアクションCGは凄いですけど、どれも同じような破壊シーンというのも残念でした。
何か変だなーって思っていたら、監督が交代してました。○Γ そ、そうか、そうだったのか!
【ここがいい!】
・バーチャル世界の迫力。
【ここは問題かな?】
・エリックたちが列車を狙撃しているとき、まだそこまで来ていないのに90度で弾着していたようです。
・『高潔』の自白導入剤をトリスが首筋に打たれる時、針が入ってから上下に動いてましたけど。(>_<) 本当だったら痛すぎるぞ。
・告白時…私が先にウィルを撃ったと言ってますが、それは違うのでは?その後、それを聞いたクリスティーナ(ゾーイ・クラヴィッツ)と対面した時、えっ、スルー?そこは掘り下げないと人間関係というか2人の心情が。そんなにアクションシーンに早く行きたいか!
・トリスは『勇敢』というより『粗暴』とかに変わった方がいいかも。
・エリックの退場はやーい。
・兄ケイレブは元々『無欲』ですし、やっぱり争いは嫌いでトリス達にはついていけなかったのでしょうけど、あそこまで妹に対して…そしてピーターがもう何を考えているのかわかりません。ほとんどコウモリです。
【一言いいたいコーナー】
・実験室のガラス、ピーターの血が付いてないところがありましたよ(バーチャルは無くておっけーですけど)。
・だから、1作目の最後でちゃんと決着をつけておけばよかったのに!!と私は声を大にして叫びたいです。
・異端者発見機、40%で適性2つ、100%で5つってことかな。別に%でなくてもよさそう。(^^;っていうか、普通の人だと20%あるよね。でも、そこはジェニーンのことだから、20%以下は反応しないようにしてたりして。
・トリスはロングの方がヒロインっぽいけど…予告を観たときは別の人かと思いました。意志の決意の為というのはわかりますけど。
・最初箱を見た時は「ヘルレイザー」か!って思いました。(^^)
・なお3部作目は前後編の2作。監督も続投らしく限りなく不安かなー。(@@;
それにして2作目に「NEO」なんてつけちゃって、3作目は何にするんでしょうね。
2014年「ダイバージェント」
2015年「ダイバージェントNEO」
銀幕大帝α(ヒロ之さん)「ダイバージェントNEO」
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)「「ダイバージェントNEO」」
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ラベル:アクション
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大丈夫です。すぐ忘れますから。
あ、しまった、そこの正体ですか。(^^;;;
観られたのが小鳥頭な人でよかったです。(^^;;;;; おいおい
2作目観ました。
前作からそんなに間入れずに観たのもあってか話の流れなんかは把握出来ましたが、これ間を入れてたら思い出せない部分が多かったかもしれません。
にしても1作目と比べると内容の薄い作品に感じました。
白くじらさんの記事に同感ですよ。
そんなにアクションばかりにしたかったのか、と。
映像だけ派手で中身の無い感じに思えて仕方がなかったです。
3作目観るころにはもう殆ど忘れているんだろうなぁ。
これはそのまま続きでしたから、忘れてしまうとわけわかんなかったかも知れませんね。(^^;
ちょっといろいろと残念な作品になってしまいましたね。
CG全盛になってから、CGさえ出しておけば…という風潮がよく出ている作品になってしまっていたと思います。
ホント、超絶アクションはいいんですけど、中身がね。(T T)
トラックバックもありがとうございました。(^^)/
ナオミさんのこと、出ていることさえ忘れていました、それ以上に、気づかなかった。…ひどい。(笑)
うーん、ちょっとそういうところが雑でしたね。(^^;
主人公1作目に比べるとかなり粗暴な面が出ていましたね。これが数年後とかならまだわかるんですけど、普通に続いてましたからね。
ナオミさん…なんて不遇な。(^^;;;;
トラックバックもありがとうございました。(^^)/