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20年前「レッド・ロケット」の大ヒットで有名になった映画俳優のコルトン(スティーブ・グッテンバーグ)でしたが、今や人気は急下降…今日も映画の収録はあったものの、4時間の残業に初めてゴキブリ映画であったことを知らされ、かんかんになってスタジオから飛び出てしまうのでした。
家に電話するも息子ワイアットとの約束は守れず、ワイアットは怒って家を飛び出る始末。
とその電話の最中、突如としてサンタモニカ山地の山が噴火。その火山弾からはなんと溶岩にまみれた蜘蛛が現れたではありませんか。しかも口から糸ではなく溶岩を吐きまくり、ハイウェイはパニックになってしまいます。
コルトンは車で脇道に入り逃げますが、途中で火山弾で開いた穴なのか、その熱気で通れなくなり、通りかかった観光バスをジャックしてロスへ向かうのでした。
一方、コルトンの家では妻のオリビア(ニア・ピープルズ)が息子の行方を案じていましたが、そこにも溶岩蜘蛛≪ラバランチュラ≫が迫り、息子ワイアットとその友人たちもまた危機に陥っていました。


全員集合とはなってはいるものの、基本的に活躍するのはスティーブ・グッテンバーグ演じるコルトンで、ジョーンズこと人間効果音のマイケル・ウィンスローとおっとり警官だったフックスことマリオン・ラムジーが特殊効果の従業員役で、ラストの戦いに参加してるくらい。でも3人そろってのシーンとちょっと感動しちゃったなー。
でもみなさん、ちょっとふっくらしすぎですよ。もう警察官には戻れないかなー。(^^;
あとは、筋肉が凄かった鬼教官のデビー・キャラハンことレスリー・イースターブルックがオリビアの知人だったのかな、おばあちゃんのドリス役で出演されてましたけど、あっさりと顔面に溶岩食らってました。(@@;;
こういうコメディだと、背の高いハイタワーことババ・スミスや拳銃狂タックルベリーことデイビッド・グラフなども生きておられるときっと参加されていたことでしょうね。合掌。
爆発シーンや蜘蛛などの合成シーンはレベルが低いものの、様々な大きさの蜘蛛がいたり攻撃方法ややっつけ方にもバリエーションがあって、飽きない作りになっていたと思います。ラストもよかったです。流石はNASA開発です。(^^; 全盛期にはとんでもない予算が使われていたのでしょう。
知っている映画のパロディもあちらこちらにあったり。(^^)
コメディ好きが作った作品でしょうね。掘り出し物でした。
しかし…この作品、スティーブ・グッテンバーグ自身の事を地で行っているみたいで、ちょっと悲哀を感じてしまいました。(T T)

【ここがいい!】
・やっぱり3人ですが、そろって銃をぶっ放すシーンは感動です。
・蜘蛛の攻撃方法ややっつけ方にバリエーションがあるところ。
・ワイアットの彼女ともいうべき存在のジョーダンが、途中リタイアしたことにはびっくり。にしても足噛まれてあんなことになろうとは…恐るべし。
【ここは問題かな?】
・ラバランチュラが銃で撃退できるのはどうなんでしょう。剣などは斬った瞬間に融けていたようですが(実際には硬くて止まった時に解かされたのかな)、銃だと硬い皮膚は破壊して、溶岩でも大丈夫な脳や心臓を破壊できたのかな。
・地震や噴火はどうでもよかったみたい。(^^;
【一言いいたいコーナー】
・人間効果音マイケル・ウィンスローはあちらこちらで遊んでいましたけど、マリオン・ラムジーは普通の役でしたね。大蜘蛛に一喝してほしかったです。(^^;
・女王であるママランチュアが死んでも他のは…と思いますが、そういうものらしい。(@@)


銀幕大帝α(ヒロ之さん)の「ラバランチュラ 全員出動!」
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ラベル:コメディ
コメント&TBありがとうございました。
CG処理とかに甘さが目立ちますが、ストーリーが面白いので普通に楽しく観れた作品でした。
「ポリアカ」を知っている映画ファンだと、彼らが画面一つに集結した時は懐かしさもあってか嬉しさも生まれてくるでしょうね^^
私は残念ながらその感覚を味わえる事が出来ませんでしたが、1本のモンスターパニックものとしては、バラエティ豊かな蜘蛛軍団が襲来し、個性豊かな登場人物がそれに迎え撃つというシンプル且つユニークな展開に満足は出来ました。
売れなくなった俳優が、再びヒーローとして復活し名声を呼び戻すという流れもグッドでしたよ。
ですねー。CGはちょっとダメ部分もありましたが、戦い方や殺し方にバリエーションがあって面白く飽きませんでしたね。(^^)
私は懐かしの「ポリアカ」の面々ということでちょっぴり感動したところもありましたけど、知らなくても全然問題のない仕上がりでした(いいのか!(^^;)。
売れなくなった俳優、イコール、リアルな今を観ている感じで、とても悲哀を感じてしまいましたよ。(T T) でも復活だ!
トラックバックもありがとうございました。