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田舎町バニーバロウに住むウサギのジュディ・ホップス(声:ジニファー・グッドウィン/デラ・サバ(9歳) ≪上戸彩/稲葉菜月(9歳)≫)は、警官に憧れ、両親の反対を押し切り警察学校へと進みます。小さな体での訓練は熾烈であり何度も「死ぬぞ、うさちゃん!」と言われながらも、努力と根性でTOPの成績で卒業、初のウサギ警官として卒業するのでした。
配属先は、誰もが夢を叶えられるという≪ズートピア≫でした。
意気揚々と配属先の分署に向かったジュディでしたが、アフリカ水牛のボゴ署長(声:イドリス・エルバ ≪三宅健太≫)はウサギの警察官など認めておらず、新人紹介もせず「どうでもいい」と…丁度町では肉食動物たちが何人も行方不明になる事件が発生していましたが、そこには配置せず、彼女を駐車違反の取り締まりを命じるのでした。
それでもジュディは反則切符を切り続けていました。そんな時、町でアカキツネのニック・ワイルド(声:ジェイソン・ベイトマン/キャス・スーシー(子供) ≪森川智之/長谷川斗輝(子供)≫)と出会います。キツネというだけで怪しいと思っていたジュディでしたが、子供思いのニックに、つい助けてしまうのでしたが…。
やがてジュディは、ボゴ署長が断っていたカワウソのオッタートン失踪事件を受けてしまい、あわやクビになるところを丁度居合わせたヒツジのドーン・ベルウェザー副市長(声:ジェニー・スレイト ≪竹内順子≫)のお陰で事件解決に48時間の猶予をもらうのでした。
ジュディは、捜査資料の写真にニックが映っていたことから、彼を相棒にして事件解決に乗り出すのでしたが…。
映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第2回春のファミリー企画」です。
何を観ようか迷いましたが、今回は丁度劇場公開されていた「ズートピア」を観ることにしました。
ディズニーですし、製作総指揮がジョン・ラセターでもあったので、ファミリー作品には違いあるまい!と思ったのですが…何気に(お子様的には)ちょっと怖いシーンもあったり。(@@;あれれ?
肉食動物も草食動物も平等で暮せる町ですが、やはり人間社会と同様に人種差別や偏見がテーマとしてあったことに驚きで、何気に重いテーマだと思いました。警察官は力がある大型動物でなければならないという考えもそうですね。
初のウサギ警官や、ずる賢いキツネがいいことをしようとしても無理だという考えが、彼らの行く道に大きく立ちふさがっているのはとても悲しい事です。でも諦めなければその先には、今までなかったような世界が広がっています。たとえ個人では挫折しても、その横には友人や家族が…だから、もう一度チャレンジできます。
この事件の真犯人のやり方には賛同はできませんが、そうするまでになった過程を考えて反省すべきは、何食わぬ顔をして、知らずに知らずに差別をしている人々ではないのかとも思えます。
この作品は、このような差別を乗り越えていくストーリーで、大人には重くのしかかるテーマではあると思いますが、子供には、肉食も草食も、みんなで仲良くなる事ができるという夢を実現できる世界がそこにあるという意味では楽しめるかと思います。もちろん、笑えるシーンもいっぱいありますしね♪
【ここがいい!】
・免許センターの受付にいるナマケモノのフラッシュがお気に入りです。(^^) あの動作と喋りは面白かったですね。
・人参ペン型の録音器がいいですね。ラストは銃と共に予想が付きましたが、中盤でのジュディとニックとの絆を深めた使い方がよかったです。
・ディズニーの名を捩ったDVDが発売されてました!違法みたいでしたけど。(^^;
・ジュディの心情は耳の垂れ下がりでわかります。(^^)
・各動物に合わせた乗り物や建物。
【ここは問題かな?】
・9歳時代のキツネとの争いで顔に…これは怖かったですね。小さなお子さまはびっくりするのでは?
【一言いいたいコーナー】
・ジュディ一家は、彼女が9歳の時点で300兎近い家族でした。(@@)
・≪ズートピア≫って、何気にかなり高度な科学力の都市なんじゃないの!?
・字幕版が無かったので日本語吹き替えで鑑賞しましたが、特に問題もなく、みなさんあっていたのではないかと思います。ということは、字幕版を観たら変に感じるかもしれません。(@@;
・警察署の受付のチーターのベンジャミン・クロウハウザーの声にサバンナの高橋茂雄さんが担当。
・歌手のガゼルには歌姫シャキーラが声はもちろん、主題歌「トライ・エヴリシング」を歌っています。日本語はDream Amiさんです。
・ニュースキャスターのタヌキ、マイケル・狸山の声に芋洗坂係長さん。このキャラは上映各国で違うらしいです。日本はタヌキって。(^^; でもこういうのはディズニーがいかに鑑賞者目線で作っているのか、ということですね。
・ちなみに、人間はもちろんのこと、猫や犬といった一番身近な動物は、この作品では登場しません。身近過ぎるのかな?
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ズートピア」」
sailor's tale(starlessさん)の「ズートピア」
銀幕大帝α(ヒロ之さん)の「ズートピア」
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もふもふ可愛いキャラがたくさん出てますよね。
何気に人種差別を描いた作品でしたか。子供と一緒に観に来た親御さんも満足できるレベルってことかな。
にゃんこが登場しないのは残念ですが、いつか観られるのを楽しみにしておこうと思います。
今回もご参加ありがとうございました♪
遅くなって申し訳ありません。他にも「グニーズ」「スパイキッズ」「ミクロキッズ」などが観たかったのですが、なんとも忙しすぎて…「グーニーズ」は観始めていたのですが、騒々しさとあからさまなギャグが辛すぎて挫折…とほほ。(T T)
「ズートピア」は私も気になっていたので、月末ギリギリにやっと観ることができました。
実際には重いテーマがありましたが、家族で観ても面白いと思いますよ。
ただ謎は比較的簡単な作りでしたけど。(^^;
なんとか参加できてよかったです。(^^)/
差別や偏見についてがテーマでしたね。
ひねりもあって、よく考えられているなあと思います。
えーと、なんだっけ、この映画。ズー、ズーランダー? あ、ズートピアか、という思考回路の私なことは秘密です。
返信が遅くなり申し訳ありませんでした。
何気に重いテーマがあって、驚きました。
でも、うまく消化されていて楽しめましたね。(^^)
ズーランダーからズートピアにですってー!(@@)
なんだか似てますけど。(^^;;
トラックバックもありがとうございました。(^^)/
この映画は今世界中が乗り越えようとして乗り越えられないでいることをテーマにした重たい映画なのですが、それを「みんなでがんばろう」と声高に叫ぶだけではなく、一本の刑事ドラマとしてちゃんと成立させているところが上手いなぁとつくづく感じました。
私もこの作品の重さには驚きましたが、刑事ドラマとしてうまく昇華されていたのは、さすがだと思いました。(^^)
実際、今の世界では人種や性格、容姿、思考による差別は後を絶たないですけど、相手の立場に立って物事を考えたりするのは難しいですね。でも、少しずつでも分かり合えればと思います。
トラックバックもありがとうございました。