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2016年11月04日

ザッツ・エンタテイメント

星の数よりも多いスターたち。
ザッツ・エンタテインメント [DVD]
1974年(THAT'S ENTERTAINMENT!)製作国:アメリカ
監督:ジャック・ヘイリー・jr原作:
製作:ジャック・ヘイリー・jr製作総指揮:ダニエル・メルニック
脚本:ジャック・ヘイリー・jr撮影:
音楽:amazon.co.jpで詳細を見る。

ストーリー

この作品は、MGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)の敷地をバックに、フランク・シナトラミッキー・ルーニジーン・ケリーフレッド・アステアライザ・ミネリたちがMGM黄金期を紹介していくストーリーになっています。

映画レビュー
オススメ映画鑑賞の記録のmiriさん発祥、現、忘却エンドロールの宵乃さん主催の「ブログ DE ロードショー」に参加です。この企画は映画を決めて、その期間中にみんなで観ようというもので、通常は1本決めてから観るのですが、今回は同じテーマということで特別企画です。
企画名は「第2回 秋の音楽映画祭」、ミュージカルはもちろんのこと、音楽を題材にした映画音楽関係の伝記や歴史劇、ドキュメンタリー、フィクションから、その映画に使われた音楽が有名、もしくは印象に残った作品でもOKとのこと。

ミュージカルと言えば、まず最初に頭に浮かぶのは1964年「サウンド・オブ・ミュージック」でしょうか。まだ学生の頃に小さな妹と一緒に観に行った作品でもあります。当然リバイバルですけど。(^^; 思い出深い作品でもありますけど、レビュー上げてましたし…1986年「リトルショップ・オブ・ホラーズ」もホラーでありながらミュージカルだったりして面白いですね。

でも、今回、まず鑑賞したかったのが、このMGMミュージカルの資料とも言える作品「ザッツ・エンタテイメント」です。

映画レビュー

この作品は、ハリウッドでも有名なMGM(メトロ・ゴールドウィン・メイヤー)(ライオンががおーって唸るヤツ)が創立50周年を記念して作ったのですが、当初TV特番用だったものが試写会後、自社映画として公開することになったものです。
1929年から始まったミュージカルの歴史、無声時代からトーキーに変わった時のスターたちの苦悩(やはり訛などの問題で吹き替えになったりしていた)や、一人のスターが現れたら次々と同種の作品を作っていたことなども判ります。
またフレッド・アステアジーン・ケリージュディ・ガーランドなど、MGMとともに歩いていたスターたちの歩みなども判り、なんだか嬉しくなってしまいます。

初めて本作を鑑賞した時には、ここで紹介をされている作品が観たくって仕方がなかったものです。今のように昔の作品のDVD化などはあまりありませんからなかなか観れませんでしたが、こつこつと発掘していきたいものです。

ミュージカルは、その時の気持ちをダンスと歌とで表現するものですが、他の作品に比べると観にくいと感じる人も多い(私の知り合いにも苦手と言う人は多い)のですが、この作品を観ることで、もう一度ミュージカルに関心を持っていただければいいなーって思います。

チェックポイント
【ここがいい!】
・プレゼンターとして当時のスターたちが出演しているのがうれしいですね。さらにそのバックにはもう使われなくなり朽ち果てているセットの数々が…歴史の重さと思い出、なんとももの悲しい光景でもあります。
ライザ・ミネリが母ジュディ・ガーランドのプレゼンターというのも歴史を感じさせますね。
・フレッド・アステアのタップ!
・セットの凄さにも目を見張るものが多いです。
・当時のフィルムを使っているらしく、かなり劣化している部分もありますが、そこがまた味かな。(^^)
・やっぱり曲としては「雨に唄えば」や「オーバー・ザ・レインボー」などいつまでも覚えているものが多いです。
・ラストの「ザッツ・エンタテイメント」の曲とバックのシーンには感動。

【ここは問題かな?】
・前半はさすがに知らない作品が多くって、ちょっとダレちゃったかも。(^^; これは個人的な感覚ですけど。

【一言いいたいコーナー】
・吹き替えでミュージカルを観た場合って、歌のところだけが原版のままというものもあるのですが、やっぱり声が違うので違和感も大きいですね。ミュージカルは出来るだけ吹き替えなしで見たいものです。そういうところ、ディズニーはうまいですね。
・本作でフレッド・アステアが部屋の床、壁、天井を踊り動くシーンがあるのですが、当時の技術でこういうアイデアを実現したのは凄いですね。たしか以前、2004年「NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE」でも同様なシーンが使われていてそのシーンがびっくり映像として紹介されていましたが、ちがう、ちがう、こっちが先なんだよー!と叫んだものです。(^^;
・この後、PART2、PART3と作られており、本作では紹介できなかった作品や秘蔵フィルムも収録されています。
Number869私はこの作品が一番好きですけどね。(^^)

コメントとトラックバックをさせていただきました。
或る日の出来事(ボー・BJ・ジングルズさん)の「「ザッツ・エンタテインメント」

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posted by 白くじら at 18:05| Comment(6) | TrackBack(1) | ミュージカル | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
>ライオンががおーって唸るヤツ

わかりやすいです(笑)
この作品は観たことないですね〜。ドキュメンタリーをエンターテイメント寄りにした感じでしょうか?
その時代のミュージカルがお好きな方にはたまらない作品ですね。
今回もご参加ありがとうございました♪
Posted by 宵乃 at 2016年11月05日 12:43
こんにちは、宵乃さん。

あはは、やっぱりMGMは知らなくてもライオンって言うと知っている人は多いですよね。(^^)

そうですね。
どちらかというとドキュメントのようですが、ミュージカル入門にはいいようです。
昔TV放送以来だったので、今回この企画でノーカットで観れたのは嬉しかったです。(^^)
Posted by 白くじら at 2016年11月09日 15:27
こんばんは☆
お久しぶりです♪

この作品、公開当時に見たかったのですが(私が映画を見始めた年に封切りで)見られず、長い間気になっていたけど、やっと4年前に午前十時の映画祭でやっと見られました☆ よく覚えています!

>スターたちの歩みなども判り、なんだか嬉しくなってしまいます。

素晴らしかったですネ☆

>こつこつと発掘していきたいものです。

私はこの映画を見て「巨星ジーグフェルド」がどうしても見たくなって、レンタルDVDで見られて嬉しかったです☆
エスター・ウイリアムズのシリーズものを見たいと思います!

>ミュージカルは、その時の気持ちをダンスと歌とで表現するものですが、

大好きです♪ 古い人間ですから(笑)。

>フレッド・アステアが部屋の床、壁、天井を踊り動くシーンがあるのですが、

これは「ロイヤル・ウエディング」という作品で(別名:恋愛準決勝戦)映画を見る事を再開してすぐに、何も知らずに見て感激しました〜♪

良い作品です、きっといつまでも残ると思います♪
今回の企画で再鑑賞されて良かったですネ!


.
Posted by miri at 2016年11月09日 21:04
こんばんは、miriさん。お久しぶりです。(^^)/

映画祭で観られていたんですね。
私は初めて観たのがTVでカット版だったのですが、それでも楽しかったのと感動したことを覚えています。
いろいろなミュージカルを観るようになったのもこの映画がきっかけですね。
今回ノーカットで観れてよかったです。
こういうきっかけがあるのも「ブログ DE ロードショー」のいいところですね。(^^)

>私はこの映画を見て「巨星ジーグフェルド」がどうしても見たくなって、レンタルDVDで見られて嬉しかったです☆

ああ、私も同じように「略奪された7人の花嫁」「巴里のアメリカ人」が観たくてレンタルしてしまいました。(^^)

>エスター・ウイリアムズのシリーズものを見たいと思います!

こちらも観たいですね。いったいどういうストーリーでいつもあんなシーンが登場するのか気になります。

「ロイヤル・ウエディング」も観たいなー。(^o^)
Posted by 白くじら at 2016年11月10日 21:30
映画館で観て、LPも買って(もらって)。
ミュージカル好きとしては、次から次へと、見せ場があります。
我が家では、はじめの頃の記事で、画像もつけていない…。
「私にとっての永遠の名作」のジャンルの1本です。
Posted by ボー at 2016年11月16日 13:53
こんにちは、ボーさん。
しばらく会社と実家の往復でしたので、すっかり遅くなってしまいました。実家はネット環境が無いんです。携帯のみ。(^^;

おお、映画館での鑑賞でしたか!
LPもあったの?LDかな?

「私にとっての永遠の名作」!
いいですね。私も好きなミュージカルの1品ですね。TV録画したものは何度も観てましたよ。(^^)

トラックバックもありがとうございました。
こちらからもさせて頂きます。
Posted by 白くじら at 2016年11月26日 14:19
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