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子供の頃の体験から「恋愛も結婚も百害あって一利なし」と我が道を突き進む、敏腕弁護士ヨヌ(オム・ジョンファ)は、エリート街道まっしぐらでしたが、ある日の事、彼女は交通事故にあってしまいます。
気が付いた場所は、見知らぬ受付のような場所で、彼女はそこで自分が死んだことを知らされます。ところがこの死は、天国の中継点の従業員のミスであることが分かり、責任者のイ(キム・サンホ)は、一ヵ月間同姓同名の女性として暮らしてくれれば、元の状態に戻すように計らいます!と誤魔化すのでした。
まだ死ぬのは嫌なヨヌは渋々その言葉を承服しました。
まるで夢から覚めたかのように起きたヨヌは、自分がまったく違う女性として目覚めたことに驚きます。しかも、あろうことにその女性は結婚しており、旦那のソンファン(ソン・スンホン)、そして小生意気な娘ハマルに弟のハルと2人の子供までいる主婦だったのです。
動揺してパニくるヨヌでしたが、それは突然性格の変わった母親に驚く家族も同様でした。
こうして慣れぬ主婦生活を始めたヨヌでしたが…。
事故によってまったく自分とは真逆な人生(1ヵ月ですけど)を歩まなくてはならなくなったお話ですが、出だしの事故から天国の中間点へのくだり、現世界で天国の責任者が来てアドバイスしたりするところは、1978年「天国から来たチャンピオン」を彷彿とさせてくれます…っていうか、そのまんまじゃん!(@o@)
その他の類似作品としては1980年「名探偵ベンジー」も天国の中継点が出てきてわんこに生まれ変わりますね。1995年「フルーク」もわんこへ生まれ変わりですが、こっちはちょっと違うかな。(^^;
今まで否定していた人生をおくる事になり、ギャグを織り交ぜながらも家族との触れ合いを高めていくのは面白いですね。それだけに1ヵ月後にどうなるのかというのが心配でした。なにしろ、生まれ変わった人が死ぬことは判っているのですから。
家族それぞれが問題を抱えていて、なんとか解決しつつも最後の問題だけはあまりに悲しい。
【ここがいい!】
・問題解決に、弁護士時代の知識が利用されているのは定番とはいえ、やっばりスカッとしますね。それと同時に自分がいかに相手の気持ちを考えていなかったのかを知る事にもなっているのもいいです。
・自分が家族になっていることが分かる遺伝…あまりに皮肉すぎますが、やっぱりここで自分はこの子の母親だとわかるところ。
【ここは問題かな?】
・ラスト、同じ世界に存在しているはずなのに、住んでいた場所にいないのは何故?いてもよかったのでは?疑問が残ってて、その後の出会いが素直に喜べなかっです。
【一言いいたいコーナー】
・天国中間点、杜撰な仕事をなんとかしろー!
・自分たちのミスなのに偉そう。(^^;
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ラベル:コメディ